Q3676.プロ歌手のようにやさしく伝わるように歌えません。どんなトレーニングが必要ですか。
A.これは結構、答えにくい問題です。多くの人は、その歌手のキー(高音)で合わせようとします。まずそれが合っていないと、かなり遠回りになるので、自分の歌いやすい声域にしてください。あとは小さな声で「使う声域」をていねいにカバーすることと、その声に「やさしく」伝わる感じが出るので掴むこと、この2つです。
それには呼吸法、発声法、レガート、ロングトーンなどの基本トレーニングを徹底しましょう。
カラオケレベルでなく、プロのようにというのでしたら、もう少し強く、大きく、器づくりからはじめないと本当のやさしさは伝わりません。どこかを「やさしく」聞かせようとするのでなく、全体の構成から、相対的に「やさしさ」を出す必要があるからです。☆
歌の流れ(フレーズ)と音色(トーン)に注目してください。このバランスを支える呼吸、体をつくりましょう。
あなたが「やさしく伝わる」と思う歌手を何人か聞いて比べておくのもよいでしょう。まねやすい人からコピーして相違点を学んでください。
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