Q3695.高音はたくさん出して鍛えるものですか。
A.高音域の練習は、喉に圧迫感がある状態で練習しないようにしましょう(胸のほうで保持する力は必要です)。喉に圧迫した状態で歌っていると、うまくなるのはおろか、声の成長を後退させていく要因のひとつになります。ファルセットで出す時くらいのリラックス度が大切で、これが大きなヒントです。ただし、ファルセットの声も、頭部に響いている状態で出さないと声に負担をかけてしまうので注意してください。難しいのは、頭部共鳴を目指して逆に声の支えが抜けて浅い声になる例です。そのような人のために参考にしてもらいたいことは、頭部共鳴であろうが胸部共鳴であろうが、必ず体が動いているということです。頭部共鳴に一生懸命になって体が全く動いていない状態にあるときは、声はよく出ていないと思いますのでチェックしてください。(♭∀)
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