Q3701.自主練習ではなにに気をつければよいでしょうか。
A.トレーナーがいない時の練習、つまり自宅で一人でヴォイストレーニングする際の注意点として、まず、自己満足に走らないことです。とても気持ちよく声を出している時は特にそうですが、自分の好きな曲をどんどん歌って満足してしまうことは危険信号でもあることを分かっていてください。あまり面白くなかったとしても、母音と母音をレガートで歌う練習、子音をはさんでのレガートの練習、スタッカートの練習、早い音階練習、などは必ず行うとよいです。あとは、なるべく自分の声を聴かないことです。狭くて響く部屋では自分の声がとても出ているように聴こえ、広くて響かない部屋では自分の声が出ていないように感じるものです。それを聴いて調整することはとても危険なことです。常に、体の中のフォーム、体の外に声が放たれる感覚、というものを感じて歌ってください。あとは、出すだけがトレーニングではないことも知っておいてください。音楽表現は特に、歌いながら考えるよりも、黙って頭の中で理想の音を鳴らしてから歌うほうが効果的な練習だと思います。(♭∀)
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