Q3737.パッサッジョの訓練はどうしたらよいのですか。
A.基本的にパッサッジョの訓練はあまり一人で行わないことをお勧めします。間違った方向に向かいやすいからです。一人でやってもあまり害がなく効果的な方法をお伝えします。まずはトレーナーに自分のパッサッジョはどの辺りなのかを教えてもらいましょう。これは人それぞれ違うので注意が必要です。自分では解らない問題なので必ずトレーナーに聞いてください。
基本的な訓練としてはイ母音がとても効果的なですが、他にはウの母音もとても効果的です。パッサッジョの訓練には喉仏を下げることと甲状軟骨周辺のから鎖骨にまでつながる筋肉を下に下げる訓練が必要になってきます。喉があがっていてはパッサッジョはうまく通過できません。喉を下げるためにはウの母音はとても適した母音です。全ての母音のなかでウが一番下がると思います。
ただし日本人の会話のウの母音はとても浅いので、まずはウの母音のトレーニングをおこなうとより効果的になると思います。また中間音をアで歌ってパッサッジョの音域になったらオに変化させるなどの訓練も良いトレーニング方法ですね。まずは中間音よりも開かないということを意識してトレーニングされると良いと思います。(♭Σ)
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