サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

Q&Aについて

ブレスヴォイストレーニング研究所ホームページ

トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

« Q3834.咽をどれくらい開ければ良いのかが分かりません。咽を開けることを意識して歌っている時の方が、嫌な声にならないのですが、発音しづらい気がするのと、高音域で同じような開け方をすると、力んでしまうばかりで、聞き苦しい気がします。 | トップページ | Q3836.地声と裏声、ファルセット、頭声の区別の仕方。(変声区についての考え方)(1) »

2012年5月18日 (金)

Q3835.鼻をつまんで普通に歌えるポジションというのは、これは地声の発声の正しいポジションを探すということで理解してよろしいでしょうか?換言すれば、レッスンでやったときの中音域の私の発声では、地声に一部裏声を混ぜているmix voiceのようになっていると考えてよろしいのでしょうか。

A.発声時に鼻をつまんでもらったのは、地声も裏声もどちらも鼻にかかってしまっていたためであり、mix voiceとは関係ありません。また決して「地声のため」でもなく、発声全体のためなのです。本来、声は息の流れにのって前に出ていくところを、その息が前ではなく上方向の鼻に向けられてしまったので、本人に自覚はなくても声は鼻にかかった鼻母音のような状態になっていたのです。そのため、息の通り道を下に(鼻ではなく口に)おろしてあげる作業として鼻をつまみました。そうすると、ひとつの通り道がふさがれるので声が鼻につまったような状態が生じます。ちょうど、鼻をつまんでマ行が発音しづらいのと同じような状態です。しばらくしてから鼻つまみをやめて普通に歌ってみると、地声・裏声に関係なく、声がよりスムーズに出ていく、滑らかに歌える、またはさっきより楽なのに声はしっかり出ている、といったような感覚になるはずです。(♯α)

« Q3834.咽をどれくらい開ければ良いのかが分かりません。咽を開けることを意識して歌っている時の方が、嫌な声にならないのですが、発音しづらい気がするのと、高音域で同じような開け方をすると、力んでしまうばかりで、聞き苦しい気がします。 | トップページ | Q3836.地声と裏声、ファルセット、頭声の区別の仕方。(変声区についての考え方)(1) »