Q3892.共鳴についての練習法、メニュや注意点を教えてください。
A.まずは楽器としての体作りをする。腹筋や背筋をしなやかにし、体のポジションは重心を低く保つ。胸郭は高めにし、胸を開き、たくさんの息が入るようにする。顔の表情筋や首筋、下あごはやわらかく保つ。その上で、深い呼吸(腹式呼吸)をする。
顔の表情筋をしっかり動かせるようになるために、鏡の前で思い切り笑顔にしたりびっくりしたりなど大げさな表情をし、目の周りや、頬、口周りを良く動かす練習をする。
鼻腔をしっかり響かせるために、ハミング練習をする。この時、気をつけなければならないのが、口の中を狭くして喉に力を入れて「ンー」とするのではなく、鼻の付け根や目のをあたりを意識する。中々かめない、鼻の奥の方のハナをかむ時の「フン」のイメージをして、目やおでこで歌うようにすると良い。
口の中の響きをしっかりさせるために、口の中は小さめの卵が口に入っているイメージで広く保ち、舌は柔らかく、軟口蓋を高めにする。
声を出す時には、あくびの時のように喉をしっかり開き、喉だけで声を出すのではなく、おへそで声を出すイメージで深い声で、体の後ろ側の意識をしっかり持ちながら、軟口蓋や鼻腔、頭の上部に声を響かせるようにする。(♯μ)
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