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2012年9月 8日 (土)

Q3948.高音域の練習のアドヴァイスをください。

A.喉頭は高音に行くにつれ頚椎(首の骨)に近づいていきます。斜め後ろ下へと回転しながら近づいていくイメージです。最後は頚椎に張り付き、その状態で息を流し続けるフォームが、いわば最高音のフォームです。このフォームの練習方法を、「うがい」と呼ばれ、胸を広げ、手も広げ、やや上を向いて、口をおおきくあけ、4度上向する音形を歌います(ドー ファ、ミ ー ラなど)。

はじめの練習では、このときアペルトで、弱い声で歌うことが大事です。

弱い声でアペルトで歌うと、男性の場合はある音域からファルセットになります。女性の場合は超高音レあたりからはほんとうに口をあけないと、あるいは大きく微笑まないと、喉頭が頚椎から離れてしまうのが分かると思います。このフォームをある程度練習すると、喉頭が頚椎に張り付く感覚を得ることが出来ます。

しかし、これだけで歌うと、ただの喉を引っ張った喉声となり、喉と気管をやられてしまいます。だからこれだけの練習は弱い声でアペルトで、また短時間で、やる事が大切です。

実際の歌で大事なことは、いかに呼吸のジラーレと組み合わせるかということです。(♭∀)

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