Q4003.息漏れ声を解決したいのですが、よい練習法はありますか。
A.程よい声の張りを与えて、レガートもスタッカートも自由自在おもいのままに操ることができる鍵となるものの1つは、声門閉鎖力です。実は声門閉鎖筋は、肺の中の空気が無くなればなくなるほど強く働きます。息を半分以上吐いた状態から声をアタックさせて発音する練習はとても効果があります。
ただしこのトレーニング方法にはデメリットもあり、喉声をつくってしまう練習になりかねません。響きに執着して体の感覚に注意が向かなくなると、声が外に開放する方向性がたりなくなり厚ぼった声を作ってしまいます。また、同様に息の流れが止まってしまうので声の柔軟性を損なうことになります。息を吐き終わったら唇の前側より外に意識をもって、おへその下で少ない息をとどめておこうという支える力を維持しながら、声をアプローチすることを気をつけて、声門閉鎖筋を強くする練習を行ってみてください。(♭∀)
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