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2012年12月19日 (水)

Q4050. 声をどんどん深くしていきたいのですが、どうしたらよいですか。

A.昔活躍した大歌手に、ティト・スキーパという歌手がいます。発声について有名な言葉を残しましたが、それは「唇の前で発音をして、それを息で遠くに運ぶ」という言葉です。お腹で突き上げるような声の出し方をしていたり、必要以上に声を深く掘り下げようと思っていたり、とにかく力むことが空回りしているような出し方をしている人がこの方法をしって実践できるようになったときは、おそらくもう声を押して厚みを持たせるような発想が全くまちがっていることに気づくと思います。声はそよ風のようにふわふわとしていて、響きは固いものではなく、グラスが共鳴する音のように、うねるものです。うねる響きを持つためには、固い要素があってはいけません。それができるようになったら、あなたの声は高い倍音も低い倍音も含んだ、もう十分に深い響きになっていると思います。

(♭∀)

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