Q4084.声が浅いと言われます。どのようにしたらよいですか?
A.息漏れの状態か、または、浅い呼吸で喉や胸を締め付けて発声しているのではないでしょうか?正しく腹式呼吸ができていない場合も、浅い声になります。声帯は筋肉と粘膜でできていますから、この筋肉がうまく使えないといけません。
まず正しく腹式呼吸ができること。吸った息を横隔膜で支えます。横隔膜が下に下がり、肋骨が外側に広がって、身体が筒のようになっていることを感じましょう。
そして、口の中を大きく開きます。欠伸をするときのようにです。
軟口蓋が高くなっていますか?
教会の天井がアーチになっていてよく音が響くように、私たちの口の中も軟口蓋を上げて空間を広くしましょう。すると、目の奥、鼻筋、頭蓋骨、首の後ろまでパーンと張ったようになるでしょう。
そして、深く息を吸い、どこにも力を入れずに楽に息を吐いていきます。喉から出るのではなく、鼻やおでこの辺り(副鼻腔)に響いて声が出るようなイメージをもつとよいでしょう。
歌はスポーツに似ていて、身体全体を使って声を出しますから、日ごろの訓練が必要です。口の中のストレッチ、歌うために必要な筋肉を作り上げる為の筋トレなど、怠らないようにすることが、浅い声をなくす秘訣でもあります。頑張って練習しましょう。(♯Å)
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