Q4114.実際にメタリックな声を出すのテクニックとしてどのような事が必要でしょうか。
A.金属的な音は、たとえばi母音を想像します、イタリア語の深いiとか、額に当てたiとかではなく、微笑みのような自然なi母音です。
このi母音の喉に、息を流すと、声帯の長く伸びたゴムが、細くなって、金属的な鳴りが歯や頭蓋骨全体を震わせると思います。
このとき声帯付近に力をいれて声帯を細く収縮しようとイメージするとむしろ喉は短くなって団子のようになって喉を詰まらせます。
喉の脱力がうまくいってるときは、顎を落とした、uあるいはo母音の状態から、u----i-----あるいはo---i----と歌うと、今度はより身体全体が深く鳴るのがわかります。
このとき呼吸が横隔膜の深いぶぶんから、あくびのようによく息がまわされているときは、響きが喉にへばりつくことなく、喉が固まることもなく、気持ちよく中音域と高音域を行き来することができます。(♭∀)
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