Q4121.声量はどのようにつけていくのですか?
A.僕の体験上では、ひたすら身体を響かせて歌いまくることです。
もちろん発声は極力注意をはらってチェックしますが、声のボリュームをマックスで意識して歌いまくることです。
声量のポイントは腹背筋の支えの強さです。声量を必要とするナンバーでかつ長いものとなると本当に疲れます。僕の経験上では、背筋がとても疲れます。人によっては側筋という人もいます。
しかし、声量を最大限にして発声していると、やはり声帯も疲れてくるので、必ず休み休みに訓練してください。一日二時間まで、と言われてます。
声量をアップするための腹背筋の使い方がわからない人もいると思います。僕の場合、いろいろな体勢で声を出しました。例えば、壁を背にして所謂「空気椅子」の状態にし、壁を腰や背中で押しながら声を出します。例えば、背筋を意識して「雑巾絞り」をしながら声を出します。例えば、重いものを持ち上げながら声を出します。動物のように四つん這いで声だしたり、腹筋・背筋の筋トレをしまがら声をだしたり・・・。こうして、腹背筋の強い筋力を使って声を出す感覚を身に付けていきました。
腹背筋強い支え方を身に付けられれば、あとはひたすら上半身・喉・舌根・顎の力みを抜きつつ、声量ある声を出しまくることです。やはり強い腹背筋で声を出す習慣を多くもたないと、それに伴った声帯を支える筋肉の養われないと思います。
また、中音域~高音になると、首の後~後頭部あたりの筋肉の引っ張りが必要になってきます。これは勿論その響きに伴った腹背筋の支えがなければ声量は伴わないのですが、練習方法としては、ハミングで高音で上に上に響かせたり、イメージとしては・・・背中→後頭部→おでこや目、へと声がクレッシェンドしながら流れていく感覚です。
声量ある高音のコツを掴むのは簡単ではありません。・・・ある日突然だったりします。しかし、高音での響きをつかむと、中音域・低音への響かせ方もいい方向に変わっていくと思います。
地道に努力するしかないですね。(♭Д)
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