Q4122.息が流れなくて、顎が硬いのですが、どうしたらよいですか?
A.まずは、腹筋の支えが足りないのではないでしょうか?お腹で支えなければいけないところ、胸を硬くして支えていませんか?
胸が硬いと息が吐ききれません。しかし吸わなければいけないので、吐ききれていないところに、新たに息を吸ってしまいます。
そんなとき、もう上半身はガチガチです。
肩が前に出て、明らかに胸で支えていることがわかると思います。
それでも声を出したい、出さなければいけないわけですから、次に口の中や、顎や舌で音を作ってしまいます。
舌根が上がればそれだけ息が出しにくくなり、出した声はかたく、ヴィブラートがなく、今にもひっくりかえりそうな不安定な声になります。
まず、腹式呼吸を習得すること。そして、胸や肩のラインを楽に保つこと。
顎は楽に、力を抜いて開き、口の奥は広く、舌は下の歯のラインに平らに収まっていること。舌根が持ち上がらないよう充分注意しましょう。
できない場合は鏡を見て、正しく口が開けられるようになるまで練習します。
初めはか細くて、これまでの自分の声とは違って聞こえてくるでしょう。
不安になると思いますが、息が流れず、力で歌うよりましです。
新しいことを覚えるのは大変なことですが、踏ん張ることも必要。
頑張りましょう。(♯Å)
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