Q4123.「息漏れ声」といわれます。どうしたらよいでしょうか?
A.息が漏れるということは、発声時に声帯がしっかり合わさっていないで、その隙間から息が漏れているということです。
そんな時は、必ずと言ってよいほど呼吸が胸式になっているはずです。横隔膜を使わない=支えが無い=胸式呼吸、ということになりますね。まず腹式呼吸を習得することが必要です。
そして、楽な音域で、「ン~」と頷くつもりで声を出してみましょう。お腹の支えは忘れないように。おヘソの下に力を入れて、またお尻もしっかりと力を入れておきます。「ン~」ができるようになったら、音の幅を少しずつ広げていきます。しっかりと声帯が合わさって息が漏れていないかどうか確認しながら頷く練習を続けます。できるようになったら、日常良く使う短い単語を言ってみましょう。「おはよう」「こんにちは」「ありがとう」など、「ン~」の場所で言えるまで練習します。
声帯の周りの筋肉や、腹筋が備わってくれば、そのうち息漏れ声はなおるはずです。日常生活でもこの息漏れのポジションで発声しないよう心がけ、身体の使い方から改善していく必要がありますね。
頑張りましょう。(♯Å)
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