Q4406.どうしても喉が力んでしまいます。どうしたらいいでしょうか?
A.声を扱う職業に就いてる者は、程度の差こそあれ、皆同じことに苦しんでます。喉を緩ますことは、簡単ではないのです。
解決方法はいろいろあります。文章では限界があるのですべてを記すことはできませんが、お答えします。
とにかく、息の通り道を脱力させることです。
初心者なら、腹式発声をしながら脱力しようと意識しても難しいものです。腹式を意識するあまり、余計なところに力みが入ったり、呼気圧が強いあまり息の通り道が脱力しにくいからです。
先ずは、腹式呼吸を忘れて、ひたすら顎→舌→舌根→喉→胸(肩、肩甲骨)の脱力を心がけて下さい。仰向けの状態や、やや顔を上めにして顎や喉の重力が感じられる体勢でやると効果的です。
これら息の通り道の脱力感を感じたら、その状態のまま小さな声で「あ」から声にしていきましょう。
通常、声にした瞬間、みなさんどこかに力みが入ります。だから声を出しながらもどんどん息の通り道を緩めていきましょう。先ほど表記した「顎~胸」は連動していると思われるので、喉が絞まってる場合、他の部位にも気を使ってください。
そうやって細微に渡りチェックしながらレッスンしていくと、少しづつ息の通り道の脱力を感じられるようになると思います。
同時に、少しずつ腹式呼吸をとり入れてるといいでしょう。
この息の通り道の脱力と腹式呼吸が連動してくると画期的に発声が飛躍的に伸びます。簡単ではないので、焦らず続けることです。
他にも練習方法は沢山ありますが、以上のことを先ず試してみてください。(♭Д)
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