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2013年10月20日 (日)

Q4414.首周りの力みをとるのはどうしたらいいでしょうか。

.声を出すのに、どこか不必要な力みが入るのは首周りだけでなく、舌根の場合も多いのです。

舌根、顎、首周りの3点の脱力を考慮するといいでしょう。方法や検証のしかたはいろいろあります。

私は、自分が一番出しやすい音階のファルセット(裏声)を出した時の筋肉の状態を極力キープした状態で、地声や他の音階も近づけていくように意識します。ファルセットは仮声帯を使って声を出しているのですが、通常の声帯で発声する場合より周囲の筋肉が緩んでいるので、また軟こう蓋も上がっていて、口の奥がよく開いているのです。

だから、ファルセットで声を出している口の奥や周囲の筋肉の状態をキープさせたまま地声を出すと余計な力みのない状態で声が出しやすいのです。

舌根の力みをとる場合、舌を出して発声をするといいでしょう。舌を出すと口の奥の空間が広がり息のとおりがよくなります。また舌が力んで奥に引っ込んで発声の妨げになりづらくなります。そうやって舌の位置をいろいろ確認しつつ、クリアに母音を発声しやすい舌の位置を修得するといいでしょう。

舌根の緩みを体感したい場合、首を後に倒して発声したり、仰向けになるのもいいでしょう。

とにかく、いろいろな体勢や動きをとりいれて検証すると発見があります。(♭Д)

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