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ヴォイトレレッスンの日々

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2013年11月12日 (火)

Q4460.本番が近づくと恐くてたまりません。

A.どのジャンルにおいても本番というのは常に緊張との戦いだと思いますが、歌い手という職業の本番というのはその中でもちょっと特殊だと思うことが多いです。
一般の健康な人ならばだれでも声はでます。素人でもカラオケ名人のようなひとはいますし、歌を歌うというのは誰にでもできる行ためです。それをお金がとれるレベルにまで持っていこうというのですから、お金をとって本番を踏むというのは生半可な覚悟ではできないと思うのです。
しか、プロといっても所詮人間ですから恐いものは恐いです。特に第一声がでるまでの緊張感と言ったら言葉になりません。でも時間というのは残酷で本番の日はきてしまいます。音楽は時間の芸術ですから上手くいこうが失敗しようが、その時間は過ぎていきます。それで上手くいけば次に繋がるかもしれませんし、失敗すれば次はないかもしれません。そんな恐怖の中で歌い手は生活しなければいけません。
ネット社会に批評はすぐに書かれてしまいますし、ボロボロに書かれてしまうこともあります。しかし、それを乗り越えていくぐらいの精神力がないとなかなか歌い手になるのは難しいかもしれません。歌い手は本番で歌ってはじめて歌い手ですから。
その不安を少しでも改善するためにレッスンはあると思っています。いつも本番の緊張感でレッスンにのぞめるとよいと思います。
(♭Σ)

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