発声と音声表現のＱ＆Ａブログ　ほぼ200万アクセス　世界最大のヴォイトレQAサイト

Ｑ．欠点は直さなくてよいのですか。☆

Ａ．初めて歌を聞いて音程が悪いと思った人に、私が、「音程が悪い」と言うと、その人はずっとそのことばで呪縛されてしまうでしょう。音の高さや幅は、唯一、確かなものなので尚更です。そればかりが問題の大半になってしまうでしょう。しかし、必要なのは、予め決めた歌を歌うことだけです。音程については、歌うものが歌うときだけ外れなければよいのです。根本的な解決法としては、楽器や、より複雑なメロディの曲をこなしていくことをします。その上でコールユーブンゲンなど音程のための練習曲も使います。ケースによります。

Ｑ．サザンの桑田や忌野清志郎さんの発声は正しいのですか。☆

Ａ．あなたがまねたら間違います。他の誰がまねても間違いです。本人だけは、間違いも正しいもなく、それを超えたものとして歌にしています。発声でなく、歌になっている、歌としてしまっている。そこに絶対的な強さがあります。この質問は愚問です。他の誰がやっても間違いになってしまうものを、成り立たせているオリジナリティほどに、絶対的なものはありません。

Ｑ．どんな発声でもよいということですか。☆

Ａ．本人がよければよいでしょう。私は発声から考えて、表現に有利なもの、後で可能性が開けるもの、人に伝わるもの、疲れないもの、などでみています。

Ｑ．ヴォイトレでは何をするのでしょうか。☆

Ａ．あなたの声での目的を遂げるための方法を具体的にセッティングするのでしょう。何をするかというよりも、あなたの声がどうあるのか、次にどうするのか、そのために何をやるのかを定めていくようなものと思うべきでしょう。（♯）