Q.腹から笑えば下手なヴォイトレよりよいとありました。
A.これは、私が最初の本で述べたことが一人歩きしてしまったようですが、ヴォイトレ本で、ヴォイトレよりよいといったわけです。あとで会うことになった巻上さんは、そこを読んで信用できると他書に推薦してくれました。
笑うことで、あご、口内、舌、胸、喉などの力が抜けて、腹筋が使われます。深い呼吸によって、スムースに声になり大きく響くのです。心理的な壁と肉体的緊張が解かれている状態として、これは理想的なわけです。歌唱以前の状態としてマイナスをなくす、ただ他のリラックス法よりも一歩、踏みこんで声となり共鳴となっているのも有利なことです。コントロールはされていませんが、そのなかに使える声があること、発声の技術から入って、その使える声を使えずにいることなら、腹から笑ってみるのは有効です。喉にもひっかかりません。(♯)
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