Ｑ.共鳴について教えてください。より共鳴を増やすにはどうすればいいのでしょうか？
Ａ.まず声の出るしくみからお話します。喉仏の辺りを触ってみてください
そして、何か「アー」と発音してみましょう。振動が感じられると思います。ここに声帯という、音声の元になるものがあります。その音自体は粘膜と粘膜のこすれあう音なので、唇で「ブー」と言うような音です。
しかしここで作られた原音が口や、鼻につながる空間に響かせることで、一人一人違う音色の声が生まれます。
この空間のことを共鳴腔といいます。この部分をいかに確保し、いかに形状を工夫し、いかに呼吸の量とスピードをコントロールするかで、声の響きが変わってきます。
では具体的にどの様なトレーニングで共鳴を増やすことができるかと言うと、先ず口腔内の容積を広げることが大前提なので、口蓋をしっかり上げることです。喉の奥を、あくびのような感じでしっかりあけていただきます。上あごも、リンゴをかじるかのように上げていただきます。
声や息は、頬骨、上頭蓋骨、硬口蓋に当てるようなイメージで出していただくとより響きやすいでしょう。そのときには息を素早く当てるようにしてみてください。(♯β)