Q. 地方の訛りが強く、イントネーションがよくなりません。どうしたらよいでしょうか?
A. 地方出身者の方には切実な悩みのひとつなのでしょうね。もともと標準語を話す地域で生まれ育った者からすると、それはとても温かみがあってなんとも素朴で素敵に思います。
わざわざ直すことなんてないのではないかしら?とも思いますが、お仕事などで必要となれば、それは必死で直して正しいイントネーションを覚えていきたいですよね。
地方のアクセントは言わば、外国語と同じように捉えればよいと思います。
外国語は日本語にない母音や子音、舌の使い方、呼吸の仕方なのですから、覚えるまでにとても時間がかかることですし、難しいです。
何度も何度もネイティブスピーカーの音を聞いて、繰り返し発音することによって覚えていくものでしょう。
それと同じで、幼いころからずっと使っていた地方のイントネーションは、身体に染み付いてなかな取れるものではありません。
家族全員、その地域の住人みんなが同じようなイントネーションで話すわけですから当然です。全く違う言語、とまではいきませんが、そのくらいの捉え方で標準語のアクセントに取り組んでいかないと、いつまでたっても覚えられないでしょう。
録音をして、自分のアクセントと正しいアクセントがどう違うのか、確認すること。また、テレビやラジオのアナウンサーの発音に耳を傾けて真似していくこと。
長い道のりでしょうが諦めず続けていけば、いつか必ず標準語のアクセントが身につくようになるでしょう。
また、アクセント辞典を活用することもよいでしょう。単語の上に線が引いてあり、その単語の音の高低が示してあります。
それとは別に、自分のイントネーションをノートに記し、音の高低を書き込みます。そのノートと辞書を照らし合わせ、目で見て自分のイントネーションの間違いを確認するのです。
不得意なことは、何が原因でそのような状態になるのか、また、どうすれば早く身につくのか、トレーナー任せにするだけでなく、自分で一工夫することも必要でしょう。
きっと自分にあったやり方というのが見つかるはずです。
(♯Å)
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