Q.日本人が、グルーヴが苦手なのはどうしてでしょうか。☆
A.同じことばで繰り返し、そこにフレーズとリズムグルーヴを出してから、歌に入るようにしましょう。ノリのよさには鋭さが大切です。そのためには、シャウトに近く、言語を芯のある声で処理できることが必要なのです。しかし、その深い声をもつ日本人は限られています。(深い息に支えられた深い声をもつのは、グルーヴを活かすための基本となります)
日本人は、どちらかというと、歌詞のことばをメロディの拍に分解して、一音一拍に歌います。そのため、勢いがなくなると、語尾ビブラートでもたせ、つなげるという処理をしてきました(演歌はこうして演歌らしくなり、新鮮さを失いました)。冒頭からきちんと表現しきれていないために、勝負所が遅れてしまうのです。歌全体でも、一つのフレーズでの中においても、そうなりがちです。(♭)
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