Q.発声すると口の中が粘ついて心地よくないのですが。☆
A.口腔が乾燥している口腔乾燥症、いわゆるドライマウスです。これは緊張や交感神経の働きで起こります。レッスンでは、慣れるまで一時的にそうなることもあります。発声のレッスンは呼吸を日常よりも過度に使うのでそうなりがちです。スタジオも乾燥していることが多いのですから、加湿、補水、蒸気吸入などで対応している人もいます。しかし、本来は、唾液を充分に分泌させられるようにリラックスして、ゆっくりと発声していくのが理想です。一口、口内を潤すくらいの補水はよいのですが、ガバガバと飲むのは、胃にたまるしトイレも近くなるので感心しません。ただ、年齢とともに保水は難しくなるので適度な水分補給は心がけましょう。(♯)