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ヴォイトレレッスンの日々

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2017年4月13日 (木)

Q.一声のレベルとは、どこくらい求められていますか。

A.歌やせりふの前に腹から声が出ていない日本人の日常の声レベルを、大きな声、長時間でもかれない声にすること。一言でいうと、それは「ワー」という一声を、日本人を超えたレベルで通用させられるようにしようということです。これこそがブレスヴォイストレーニングの当初の目的でした。多くの歌のレッスンでは、出しにくい声で正しさと美しさと早さを求め、不自由かつ没個性的な、つまり先生の見本と同じような声を目指していました。

「1秒1音が一流のシンガーと同じレベルにないと1曲1分1オクターブ半はもつわけない」という、あたりまえの真実を誰もみようとしないのです。そこで直感的に「ハッツ」とか「ハイ」というトレーニングをあみだしました。ちなみに欧米のシンガーにはそういうトレーニングは不要です。海外のトレーナーもこんな発想しません。歌を目指す人なら、普通は(日本人は別として)日常レベルでありあまるほどの声を充分にもっていることが多いからです。(♭)

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