サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

Q&Aについて

ブレスヴォイストレーニング研究所ホームページ

トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

« Q.先生には歌わないのですか。 | トップページ | Q.研究所のトレーナーの歩みを教えてください。 »

2017年4月10日 (月)

Q.トレーナーとしての経歴を教えてください。

A.私が最初に紹介され飛び込んだのは、新設プロダクションの指導でした。当時は、演歌は作曲家、歌謡曲は声楽家(音大卒)がトレーナーでした。声楽の基礎に加え洋楽を知っている私にまわってきたのです。けっこう売れっ子のヴォーカルをたくさんもちました。仕事は次々にきましたが、頼まれるヴォーカルの質は落ちてきました。1、2ヶ月でデビューというようにカラオケほどに即戦的な形づけしかできないこともありました。いろんなプロダクションから声がかかるにつれ、私は根本的に、声づくりに取り組めないジレンマを抱えていました。

私が日本人のポピュラーのヴォイストレーナーやカラオケの先生では、自分のような問題は到底解決しないと、声楽家の門を叩き、その多くにも絶望しつつあったときに、その問題を解決してくださる人に会って開眼させられました。そこでつきつけられたのは、クラシックや役者の基礎トレーニングに近いことをやらなくては、私たちは、外国の一般の人の声のレベルにもならないという現実でした。今のヴォーカルや若いトレーナーには、それほどの声の力は不要なのでピンとこないかもしれません。当時の私は、音響技術や音楽療法、さらに俳優座のつてで、役者の声づくりを学びつつ、教えてもいました。どこの劇団にも、声楽の先生がきていましたが、教えられる役者のほうが3年、5年で声がよくなるのをみて、比較しながらいろいろと学べました。(♭)

« Q.先生には歌わないのですか。 | トップページ | Q.研究所のトレーナーの歩みを教えてください。 »