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ヴォイトレレッスンの日々

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2017年4月21日 (金)

Q.日本人の理想とすべき声のベースとは、何でしょうか。

A.私がヴォイストレーニングにあたり、最初に考えたのは、欧米の歌手や俳優の持つ声のパワーとインパクトとの差でした。

それとともに、日本のヴォイストレーニングでの現実の成果、いったいヴォーカルの声そのものは、どうなっているのか、歌唱技術はともかく、ヴォイストレーニング(声楽も含める)でどのくらい変わっているのか、そこに大きな疑問を抱いたのです。

最初に、私の関係してきた劇団で、どんどん声がよくなっていく役者たちと、大して変化のない若い声楽のトレーナーとをみたことも大きなきっかけでした。お笑い芸人は、短期間のうちに声を鍛えてプロになっていきます。私自身の声も、十代の頃とは比べものにならないほど、タフに力強く、深くなりました。今では、8時間話しても、全く変調がありません。

役者はせりふを言うことで、4~5年をかけて少しずつ声がよくなっていくのがわかりました。それに比べ、最近の日本の歌い手の声は、普通の人とずっと変わらないことが多いのです。現在のポップスの歌手やトレーナーにも、声は素人同然の人は珍しくありません。声の使い手のプロであるのに、こんなおかしなことはないと思います。私にとっての声のベースとは、インパクト、パワーということです。(♭)

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