Q.発声の本質的な改善については、どうしてきたのですか。
A.私は日本において、ポピュラーのトレーナーよりも、私なりに認める一流レベルの役者や声楽家の基礎レベルで、原理をつかんだところから発展させてきました。(日本の声楽でも声の基礎トレーニングにおいては欧米に並べられるだけのものはあるということです)海外には、トレーナーの指導下のアーティストの声が、私のトレーニングのプロセスや、その結果上にあるかということの確認をしてきたのです。私自身、海外ではセンスや表現力のパワー、しぜんさの差に打ちのめされることは多かったのですが、そこでは、歌の本質的な差をみる力をつけ、少なくとも声は認めていただきました。(♭)