Q.ヴォイトレで論じてみたい。
A.ヴォイストレーニングを総論や正誤で論じても、何にもならないと思います。あなた自身という個別に対象なくしての空論は、時間の浪費です。自分の心身を変えるのに、それは何らプラスにならないことに気づいてください。
具体的にあなたがいて、その体やのどや感覚があって、そこに現実的にトレーナーがいて、その接点のつけ方という状況があってしか論じられないのです。それはもう論じる必要なく心身の少しずつの変化を感じ、促していく行為がありだけです。真のトレーニングには、正誤はありません。よりよいとかより悪いとかもありません。どこまで至るかの程度問題です。それは本物の舞台と同じく、沈黙を強いるのです。自分の声と真摯に向かい合って、あるべきところへ至らしめるプロセスをとるということです。そうすれば、論ずる気などならないはずです。(♭)