Q.日本人の主張、説得の力のなさとは、どういうことですか。☆
A.日本には「会話」はありますが、「対話」はないと、よくいわれています。舞台やTVでは「対話」が必要です。簡単に言うと、身内では「会話」、第三者に伝えるのが「対話」です。これは日本語にはないので、つくらなくてはならなかったのです。日本人は、内の人には何も言わなくとも以心伝心です。外の人も、入り込んだ話をするときには、内の人になります。そして、全く外の人(ヨソさま)には話をしません。対話する必要性がないのです。一方、外国人は、身内でも対話をするのです。対話というのは、持論で論理的に説得して、相手を自分の意に従わせようとすることを目的とするものです。コミュニケーションのあり方からして違うのです。(♭)