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2017年5月 3日 (水)

Q.日本語の訳詞は、とても短くなるように思うのですが。

A.従来の訳詞(日本語訳)では、一音符に一音をつけるようにしてきたためです。原曲での詞の内容の量が日本語の訳詞をつけると、半分くらいになります。

一つの音符で、ベルとなっているところを、「ベ」とつけて、次の音符に「ル」をつけていたら、二倍の長さになります。すると、いくらうまくつけても、一曲の内容は半分以下のことば数になるのです。

一音節に一音でなく、一音節にいくつかのことばをつけてられないのですが。

最近はその傾向があります。つまり、音節と拍を同じように処理しようということです。

外国語をすべて音として聞くのなら、日本語もそのように聞いてよいはずですから、音でつけていけばよいのです。

そうでないから、日本語の歌は間のびしてしまうのです。ミュージカルや日本語オペラがときに退屈で、いかにもわざとらしくおかしいのは、歌い手の技量とともに、この一音一音符主義のせいもあります。その分、内容も薄まってしまうのです。(♭ф)

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