Q.ことばの力中心で、ずべて伝わるのですか。☆
A.ことばのない感嘆詞、悲鳴、怒声などにも、また音楽的演奏力、声を楽器として捉えたときのノンバーバル(非言語的)なものでも伝達できなくはありません。しかし、ともに状況において、ごまかしが効きやすいのです。ですから、マイクなど、まず、音響技術の補助を除きましょう。声とことばを分けてみるとよいでしょう。
以前、ある有名な劇団の群読を聞いて、その声の力のなさに、愕然としました。基礎を学ぶのなら、沈黙した空間でのモノローグにベースをもってきた方がよいでしょう。そこに台詞(せりふ)一つで、声一つで表現を生じさせます。そこで感じては修正して磨いていくべきなのです。声の力とともに、それを判断し修正できる力をつけていくのです。
※群読:皆で合わせて朗読、語る芝居(♭)