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ヴォイトレレッスンの日々

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2017年5月25日 (木)

Q.ブレスヴォイストレーニングの仮説を知りたいのですが。

A.胸声に、頭声も加えて全体像としてわかりやすくしました。今のポピュラーのヴォイトレというのは、高い声で出す、そのためにのど声を回避します。のど声ゾーンを避け、のどをあけ、頭の方へひびきをもってきます。顔面や鼻筋、みけんや口の奥とかに集めると言いつつ、ほとんどこれだけのノウハウです。声楽も、高音域発声のために、ソプラノ、テノールなどは似たことをやっています。ヴォイトレのなかで、声を調節して出すだけでなく、胸声から入って鍛えて変えるというレベルでは少ないようです。

その大きな理由の一つは、外国人には、すでにこのレベルが日常生活でマスターされていて不用であること、そのため外国人日本人のなかで歌手になった人やトレーナーをやる人の大多数は、のどが小さく背が低く、のどが高音にシフトしやすく高めが出しやすいことが多いのです。それゆえ、日常の声のよい人はいません。(本人自ら、話す声がよくないと述べている歌い手やトレーナーがとても多いですね。海外ではありえない。そういうヴォイトレの大半は、声をよくするのでなく、高い声を出せるようにすることが目的です)本人たちがそういう人たちなのですから、同じような人にしか通用しないし、うまくいって、その人たちの限度までしかいかないゆえに、通用しないレベルまでで終わることが多いのです。のどをはずして、レッスンで頭部に集めようとします。これ自体は、間違いではありません。高い声は高い声を出しているなかでしか出てこないからです。どんなにのどのしくみを知ったところで同じです。(♭)

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