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ヴォイトレレッスンの日々

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2017年9月18日 (月)

Q.洋楽のリズムののりのよさはなぜ。

A.日本語の発音は、一音の時間的な長さを、ほぼ一定に保つことになっていて(これを等時性または等拍性と呼ぶ)、拍の長さが時間的に等しくなるわけです。この時間的な長さは、相対的な長さですから、早口に話すと、各拍が等分に短くなります。これが日本語をそのまま歌にしたときにリズムが出にくく、のりが悪いという大きなデメリットとなっています。しかも、日本の曲お大半は欧米のリズムを真似たものをベースんいしているので、二重の障害となっています。

それに対し、外国語の多くは強弱アクセントで、強のアクセントの音をはっきりと出して流れを作り、その他の音はあいまいに流れに乗せます。だから、普通に話すだけで自然にメリハリとリズムが生まれ、音楽的に聞こえます。ことばがすでにリズミカルに音として動いている言語の方が、音楽、歌に有利なのは言うまでもありません。

トレーニングにおいては、日本語も意識的にメリハリをつけ、音楽的な要素を加えていくようにしましょう。

(♭ф)

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