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ヴォイトレレッスンの日々

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2017年10月

2017年10月31日 (火)

Q.声と美容は関係ありますか。

A.声を明るく爽やかに伝えるように努めていくと、口角(口の両端)が上がります。

顔の筋肉が動き、脳が刺激され、脳内のモルヒネのようなホルモン、βエンドルフィンや、エンケファリンが出て、快感になります。これは病気や老化を防止し、若さを保ちます。自律神経の働きで、内臓も好調、スリムにきれいになれます。(♭б)

Q.声のメーキャップはどうしたらできますか。

A.つくり笑顔からでも、笑顔を心掛けていくと表情も声も磨かれていきます。明るいつくり声からスタートすればよいのです。笑っているとおかしくなり、嬉しくなり、魅力的になるのです。(♭б)

Q.イタリア人に学ぶ声の価値とは。

A.イタリア人に学ぶ声として以前はジェラーモさんのイタリア語講座をお勧めしていました。今は誰でしょうか。でも声をよく聞いてみましょう。(♭б)

2017年10月30日 (月)

Q.なぜ外国人は高低アクセントやイントネーションがうまくつけられないのですか。

A.これは、逆もいえます。日本語ブームもあって、外国人の日本語能力の向上は、目を見張るばかりです。もともと音声に優れた外国人ですが、それでもイントネーションの違いは、すぐには直りません。

私たちは「おはようございます」というときに、高低アクセントを伴わせて述べています。しかし、彼らは「オ・ハ・ヨ・ゴザ・マス」と点々といいます。彼らにとっては、強弱のない日本語は、機関銃のように、ダ・ダ・ダ・ダ・ダと聞こえるそうです。たまに私もつられます。それでも、「フ・ク・シ・マ・サン」といえる外国人は、強弱アクセントで「フクシーマ」という人よりも、日本語の能力は格段に上なのです。日本語を流暢に操れる外国人でも、そうなのですから、私たち日本人が、簡単に言語の声感覚が変えられるものではないといえます。

(♭ф)

Q. 日本語は、音が少ないため外国語の発音は、全く別にたくさん覚えなくてはならないのですか。

A.日本語の中には、ほとんどの英語の発音は入っているそうです。ただ、そのことを認識していないのと、聞いた時に認識し分けられないので、外国語学習に活かせないのです。これを全て、カタカナを中心とした表記にしたのが、斉藤厚見さんです。ここから学ぶのも有効な手段ですね。参考本として「英語発音は日本語でできる」(ちくま新書)(♭ф)

Q.英語を話せないのに、歌では完璧に英語で歌えることはあるのですか。

A.歌唱でネイティブレベルに発音をコピーしていたのは、美空ひばりさんです。耳に入ってきた通りに、すぐに正確に発せられる人は、ごく一部です。しかし、正しく発音するだけなら、必ずしもその言語の理解や能力は不要です。(♭ф)

2017年10月28日 (土)

Q. 低音発声について教えてください。

.今は、ポップスなどで低音域の魅力的な男性歌手があまり見当たらないことも影響しているようで、低音域をしっかり出せる方は、なかなかいらっしゃいません。

逆に、高音発声を売りにする男性歌手が多いことの影響で、高音域があまり出せない方は、ほとんどいません。(それでも、更に高音域をめざそうとする方も、少なくありませんが。)

それに比べて、1970年代ごろは、まだ男性歌手の高音発声がそれほど流行っていなかっので、高音域を出せないことは、普通でした。声の流行が、これほど音域に影響するということは、あこがれの歌手や曲などを、何度も何度も聞いたり、真似をして出そうとすることで、人の音域が変化することの証です。

ですから、もし魅力的な低音域を手に入れたければ、お気に入りの低音発声の歌手を、何度も何度も繰り返しよく聴いて、真似をすることです。そうすると、喉やその発声の出発点から、すでに違うということに気がつくはずです。それならば、真似をすることは無理なのでしょうか?そんなことはありません。しっかり喉を脱力して、真似し続ければ、同じような声を獲得できる可能性は、あるのです。(♭Ξ)

 

.いろんな考え方があると思います。しかし女性の声に限定するならば地声と裏声。いいかえるなら胸声と頭声で区別する人もいます。

地声は基本的に低音と思う人もいます。多くの方は地声と裏声でギアチェンジのように声が変化します。ここで苦しんでいる人が多いです。ギアチェンジがうまくいかない方は頭声の響きのまま低音まで下りてきて、自然に声がチェンジするのを待つか、低音の響きのまま上まで持っていくかのどちらかになることが多いです。前者が声楽や合唱に多いですね。後者はポップスやジャズ、ゴスペルなどに多いです。

チェンジが最初からなく自然に切り替わる方もいます。そんな歌い手さんを多くみていると顎が柔らかいひとが多いですね。顎の脱力感とチェンジというのは大きくつながっているなと思うこともあります。頭声のまま下りてきて自然にチェンジするまで待つという人は低音の発声はあまり考えないほうがいいです。おそらくバランスを崩します。年齢とともに低音が育つのを待ったほういいでしょう。

地声から高音を持ち上げるタイプの方は明るく歌い過ぎると喉が高くなってうまくいかないほうが多いです。自分では少し暗めかなと思うくらいがいいです。

頭声を声楽的と思う人も多いですが、頭声だけで歌うというのはオペラの舞台ではないですね。本当に主役を張っている女性歌手は地声から強い高音までの引っ張りがないと歌えません。頭声だけの発声は案外喉へのダメージも大きいです。基本的には役者のような声は、どのジャンルの歌手にも必要な要素です。 (♭Σ)

 

.低音域は地声で出しやすいこともあり、喉で押してしまう、力んで音程がぶら下がる、という傾向があります。喉で押すことで息が流れにくくなり、歌いにくさを感じるのでより一層力む、押した声には響きが乗らないので音程がぶら下がる、といった具合です。

ですので低声は息を吐くことにフォーカスした練習(息吐きと発声を交互に行うなど)が効果的です。また声の響きを逃さないために、発音に子音MMa,Moなど)を入れます。子音Mが発音できないとき=響きが乗らず音程がぶら下がる、と捉えて大方間違いないです。

また、低音域が充実した声域を持つ人とそうでない人とでは、低音の捉え方は少し違ってきます。実際に、高音域の方が得意な人は低声になると安定しなくなる、声が薄くなる、という傾向があります。その場合には、子音Mを発音する際に、胸(鎖骨の下辺り)に手の平を当てて、響きを捉えながら発声すると良いです。(♯α)

 

.声は「声帯」というオリジナルの楽器から出ますが、この声帯の長さや厚さによって、出せる音域や音色が変わってきます。体に比例していると言われていますので、身長が高い人は声帯の長さも長く、逆に低い人は声帯の長さが短い人が多いようです。一概にそうだとは言い切れないようですが。ですから、もともと短い声帯の人が低音を出そうと思っても、限界があります。

低音は普段から話しているポジションで十分出せる音域ですが、楽に出せるからと言って、左右の声帯をぎゅっとこすり合わせて押し出すように、または唸るように、掘り下げるように発声しては喉を壊してしまいます。

低音のときも高音のときと同じように、喉の奥を開いて、胸に響かせるように発声します。低音だと浅い呼吸でも出てしまいますが、必ず腹式呼吸で深く吸ってお腹で支えましょう。下腹部以外の余分な力は抜いて、胸に響かせるように練習すれば次第に深い響きの低音が出るようになるでしょう。(♯Å)

 

.低音域の発声は、「無理に出し過ぎない」ということがポイントだと思います。周りの人を見ていても思うのですが、普段の声のポジション(話し声近辺)というのと、低めに意識して出すその人の中での「低い声」であったり、高い声を出すときは、高いポジションに意識をもって高く出す、などというポジションの変化をつけている人がいます。このようにポジションを変えすぎるというのは、身体で制御しきれていない証拠なので、あまり賢明ではないと思います。

低い音域に関しては、「力まずに、中音域を出していたのと同じような感覚をより繊細に使う」という状態で出すことが望ましいように思います。自分の場合、低い声を無理して出そうと思っても出ないのと、喉だけが疲労する感覚になります。口の中が開き過ぎとも閉じ過ぎともいい声は出ないので、程よい開閉バランスを見つけることも重要ですし、しっかり身体で支えられた状態と呼吸のコントロールのバランスも重要だと思います。

一番大事なのは、「低い声を作って出さない」ということです。(♭Я)

 

.高い声は訓練で伸びるが、低い声の場合は限界があるというふうに聞いたことがあります。確かに、私自身のことを申しますと、もともと、下のソぐらいまでしか出なかったのが、歌の訓練を20年以上続けた今もそのぐらいです。低音域は伸びにくいようです。

しかし低音発声のやり方次第では、声質は変わります。女性の場合はこの場合は地声を使うことになると思います。

まず、咽頭をしっかり下げて、舌根を下げて、なるべく低い位置に空間を意識してキープします。その際、お腹や横隔膜を下方向に下げてしっかり支えます。

次に音を出すときに下げたお腹が上がってこないように、下の位置でキープします。たまに女性などで、低音の発声を地声で行ったときに咽頭を突き上げてしまって、とても苦しそうな声を出す人がいますが、これはいけません、必ず、お腹を下でキープしつつ、楽に喉を下げたような状態で歌うように訓練しましょう。

まずは咽頭が下に下がるように、息を吸って喉が下がった状態を体感して、それに慣れるように訓練してみてください。(♯β)

 

.高音を出す時は、声帯をピンと張り緊張させます。

逆に低音を出す時は声帯を緩めて大きく使うので、ウォーミングアップ、クールダウン両方の意味で高音を発声したときはその分低音も発声して声帯をまんべんなく使うと良いです。

また、Aメロは低音域、Bメロで高音域という構成の楽曲も多いです。

その場合、十分に低音域で鳴らす(声帯をくっつける)ということをしておくと、ダイナミックなBメロを十分に表現することができます。

高音と低音を別々のものと考えるのではなく、低音の支えの上に高音が成り立っていると意識してみてください。

実際、低音域を充実させると高音も伸びてくることがよくあります。(♯ё)

 

.私は専門がテノールですので、バリトン、バス・バリトン、バス、メゾ・ソプラノ、アルトの方々より低声全般につきまして疎いところはありますが、私なりに低声発声について思うところを述べたいと思います。

低声は、オペラ作品では威厳のある王様、お父さん、お母さん、お婆さん、時折魔女など落ち着きがあり、知性を兼ね揃えたキャラクターを演じることが多いです。そのようなキャラクターに適切な声としまして温かさ、丸みが必要かと思います。

その声色をどのように発するか。中、高音域と同じく体の支え(横隔膜、丹田、腰)で筋肉を長くゆっくり使いながら、上顎奥(口で息を吸うと冷えを感じるところ)まで息を流して声を発することがよいかと思います。

ここで注意する点は、声を押し出すように出さない。低音域も、高音域と同じ場所、高さで声を発するということです。低音域といって低い位置で声を発したり、押し出して発すると音程がぶら下がります。特に高音域から低音域へ下降するフレーズ、2音間で一気に高音域から低音域へ下がるときの低音域におきましてその注意が必要です。

低音域をしっかり発すると、中、高音域もしっかりする声色になり、高音域の音域自体が伸びていく良い影響があります。(♭й)

 

.低音だからを発声方法を変えてはいけません。高音を歌う時と同様に、マスケラなどの意識は必要です。

どうしても低音を出そうとすると、掘ってしまう人が多いがそれは逆効果で、しっかりした響きのなかで音階を下行する練習をすると効果があります。

初めは声量にこだわらず、小さい声で練習するのも無駄な力が入らなくてよい練習になります。

また、胸に手をあてて、響く感覚をつかむのも効果的な練習と考えます。 (♭Ц)

 

.完全に脱力できた状態が、一番低音の出やすい状態です。

試しに寝起きに声を出してみて下さい。頑張らず、適当に。この時に出せる一番低い声が、ご自身の出せる最も低い音です。弦楽器でいうところの開放弦の状態です。

しかし、起きて数時間活動しているうちに、声はもう少し高いほうに自然とシフトしていきます。

寝起きと同じ音域まで要求するのなら、緩めます。躍起になって頑張ってはいけません。

ハミングだと無理なく緩められるので、そこから始めてみて下さい。(♯∂)

2017年10月25日 (水)

Q.メインテーマについて知りたいです。

A.メインテーマは、「○○について」ではなく、「○○の○○が○○であるのは○○だ」のように具体的にします。また、テーマで考えにくい時は、その上に「私の」「私にとって」をつけるとよいです。すると、テーマを自分の体験、考え方にもってくることができます。何よりも、他の人はそれを聞きたがっているのです。実際の経験は、誰にとっても興味ある話だからです。(Э)

Q.メインテーマは、どう定めますか。

A.正しいテーマと別にダミーコンセプトを考えます。よくある例としては、スポーツ新聞や週刊誌の見出しを挙げられるでしょう。つまり、「○○、とうとう結婚か?」ここで読者は興味を引かれるが、主張していることは「?」です。記事を読めば、「と同僚が発言」などとオチがついています。本当か嘘かは見出しではわかりません。だから、「?」です。

つまり、ここでいうテーマは言いたいことを伝えるのではなく、1のように、人を集めたり人の関心を引くためのものです。だから、人が集まったり、聞く(読む、見る)気になれば、その役割は終わります。そして話し手は、内容をできるだけコンセプトに近づけてわかりやすく話せばよいのです。(Э)

Q.講演の場合、テーマについて考えることは何でしょうか。

A.私は二つに分けて考えるようにしています。

1.メインテーマ 目的は「人が集まる」こと。誰にでもわかりやすく興味、関心がもてるもの、実際に聞きたい気持ちになるもの。

2.サブテーマ 目的は「自分が話せる」こと。自分の得意分野から専門領域にかかるものであり、それを話すことで確かな価値を与えられるもの。

つまり、メインテーマは「聴き手の求めること」、サブテーマは「話し手の話したいこと」ということになります。(Э)

2017年10月24日 (火)

Q.日本人の声と恋愛との関係は。

A.“沈黙は金”“質素、契約を旨とする”を、かつて日本人は美徳としていました。そして、“ぜいたくは敵”から、“ぜいたくは素敵”となりました。

 恋愛による結婚形態の方が人類史上、稀なこと、ようやく最近、ポピュラーになってきたばかり。西欧でも、最近までなかった。そして今も、多くの国では、あたりまえのことではありません。何事であれ、自由の獲得には、大変な歴史、先人の努力があるのです。

 しかし、日本人も恋愛するようになりました。アモーレ、愛し合ったら結ばれやすくもなる。そして、カンターレ、誰もかも、カラオケで歌っています。マンジャーレ、グルメはみるまでもありません。

 こうして、口や口の中や喉が豊かになっていくのは、私も嬉しいです。あとは、あなたから発せられる声がよくなれば…。(♭б)

Q.声がよくなるのは人生の価値なのですか。

A.イタリア人は、人生の価値を愛すること、歌うこと、食べること、この三つに見い出しています。愛することは、声です。歌うこと、これも声です。食べること、これも喉を通ります。これはおいしいものを味わうことです。

 人はパンのみに生きるにあらず、芸術好きなイタリア人は、グルメであり、オペラ、アモーレを楽しむのです。

 翻って、日本人はどうでしょう。あなたはどうでしょう。(♭б)

Q.声によい食べものについて。

A.諸説ありますが、栄養価の高いものなら、何でも構いません。(♭б)

2017年10月23日 (月)

Q.英語を話せないのに、歌では完璧に英語で歌えることはあるのですか。

A.歌唱でネイティブレベルに発音をコピーしていたのは、美空ひばりさんです。耳に入ってきた通りに、すぐに正確に発せられる人は、ごく一部です。しかし、正しく発音するだけなら、必ずしもその言語の理解や能力は不要です。(♭ф)

Q.日本語教師にすぐなれますか。

A.外国人に教える力をつけるには、それぞれの国の言語によって違うので、相手の母語に通じていることが大切なのです。ちなみに、秀でた日本語教師は、相手の言語によって、教え方を変えています。相手の母語にも共通にある音を知り、ない音を中心に教えることが必要です。なぜなら、言語によって、日本語で間違いやすい音も決まってくるからです。

聞こえているからといって、話せるというわけではありません。聞こえても、認識(区別)しないと、話すときに使い分けられないのです。ヒアリングが発音の勉強の基礎となるのは、そのためです。(♭ф)

Q.日本人が総じて英語がうまく話せないのはなぜですか。

A.人間というのは、聞いたように発声・発音するようにできているものなので、外国語をマスターしたいなら、聞き方から直すことが大切です。

私たちの英語が、カタカナ英語になりがちなのも、聞いた英語がすでに頭の中に入っている日本語に置き換わってしまうからです。「Thank you very much」を、「サンキューベリーマッチ」と聞くと、そう発することになります。Thankの「Th」を「サ」と聞くからです。

そのようにして、日本語の中で、カタカナ語化して、定着したことばもたくさんあります。(♭ф)

Q.日本人の聞き方の特徴は何でしょうか。

A.本来、日本人は、音の構成や和音(ハーモニー)よりも、一音の響きのなかに感じ入るということでした。それは、欧米の教会のキンコンカンコンと、日本のお寺のゴーンの違いが象徴しています。日本人は、構成美やハーモニーよりも、単音のひびきに心を動かされるのでしょう。(♭ф)

2017年10月21日 (土)

Q.喉を下げることを考えた方がよいですか。

.喉を下げることは、喉をあける上でとても重要です。しかし、どうやって下げるのでしょうか。重要なのは呼吸、特に吸気です。ブレスがうまく入っていくと喉というのは下がり始めます。喉仏が下がっていくので男性は見えやすいかもしれません。確かに喉が下がると喉仏もさがります。

しかし、呼吸の力なしに喉仏を下げようとするとかえって力みのもとになります。喉周辺を下にさげようとする力は自分からいれてはいけません、あくまでも丁寧な呼吸の中で自然に行なわれるべきです。

声帯周辺にある「引き下げ筋」と呼ばれる筋肉は鎖骨周辺までのびているので無理に喉仏を下げようとすると胸周辺の力みなりやすいのです。そうなってくると体の力みが増して、力んでいる、硬いなどの評価をうけることになります。

結果的に考えることは「喉を下げる」です。

しかし実際に行なうことは「力まない深い呼吸で喉が下がり安定するまでトレーニングする」です。これが深い声、力まない声にとってとても重要です。

このトレーニングをしている間は思ったように歌えないこともありますが力んだ下げ方ではいつか破綻します。

♭Σ

Q.吠えるっていうことは、ありますか。

.私が学生だったころは、頻繁に、「吠えるな」と言われました。私も、初歩のころは、一度くらいは言われたこともあるかもしれませんが、憶えてはいません。高校で合唱部だったころから、普通大学の合唱サークルやアマチュアの社会人合唱団に所属していたころも、周りでその言葉が使われていました。芸大の受験生になったときは、「吠える」ことは、初歩の素人がするものだと、悪癖だと認識していました。最近まで、そのことは、記憶の片隅に沈んでいました。

ところで、「吠える」ということはどのようなことか、想像できるでしょうか。口を開け、喉を開け、呼吸の力もうまく使って、大きな声を出す、犬の遠吠えや、オオカミの遠吠えのようなイメージです。つまり、口腔共鳴だけを使って声を出すと、「吠えるな」と、冷たい目で見られたのです。

以前の日本人は、割と簡単に口腔共鳴ができたのかもしれません。もちろん、口腔共鳴だけで止まってしまっては、ただ「吠えている」だけになってしまうので、胸部共鳴はもちろん、鼻腔共鳴や頭部共鳴もミックスして、豊かな共鳴にしていきましょう。(♭Ξ)

Q.口呼吸は危険ですか。

.声を仕事に使う人間にとって、口呼吸は、危険な習慣です。ただし、これは日常生活での、口呼吸で、レッスンメニュとしての口呼吸ではありません。レッスンメニュとしての口呼吸は、なかなか有効なものなので、是非しっかり取り組み、うがいなどのケアをプラスすれば、ほとんど問題はないだろうと思います。

そもそも息を吸うための専用器官は鼻で、空気清浄機としての役目を、なかなか絶妙につかさどっています。鼻に異常さえなければ、鼻で呼吸をする限り、喉と声帯は、適度な潤いに保たれ、通常の空気中のウイルスや細菌、粉塵などから、守られます。

しかし、同じ空気を、口呼吸にしてしまうと、細菌などの微粒子の除去どころか、吸気の加湿さえ、不充分になってしまいます。私は若い頃、鼻風邪をしばしばひいていたことの影響や、合唱部でのすばやいブレス(口呼吸)の練習の影響などもあり、口呼吸に慣れていて、日常生活でも、気がつかないうちに、よく口呼吸をしていたようです。

その頃たまたま心酔したヨガのおかげで、いろいろな呼吸練習を実践するなか、口呼吸の不快さと、鼻呼吸の快適さを実感し、なぜこんなに不快な口呼吸を、日常的にできていたのだろうと、人間の習慣の恐ろしさを痛感しました。口呼吸自体は、緊急時や歌うときなどに、どうしてもお世話にならなければならないものですが、それを、日常の呼吸にしてしまうと、体や喉に大きな弊害を招きかねないので、気をつけましょう。(♭Ξ)

2017年10月18日 (水)

Q.伝えることで、最も考えるべきことは。

A.「何を伝えるか」である。その中心は決して「あなたが何を言いたいのか」ということではありません。それよりも、「相手をどうしたいのか」ということです。つまり、相手にわからせたいのか、行動を起こさせたいのか、感銘、納得させたいのか、楽しませたいのか、ということです。これも、どういう対象、設定で行なうかによって違ってきます。だから、それを一言で言い表わすテーマをつけるわけです。(Э)

Q.テーマを決めるのは、なぜなのでしょうか。

A.話というのは、考えれば考えるほど、ややこしく、まとまらなくなってくるものだが、一度テーマが決まり、時間を決めると、おのずと内容と構成が決まってきます。まずは、話の場のセッテイングから考えよう。

1.いつ(日時、どれだけの時間で)

2.どこで、どのような場で(状況、条件)

3.誰に(対象)

4.何を(テーマ)

5.どう伝えるのか(方法)

6.その結果、相手のメリットは

7.そのために準備すべきこと(Э)

Q.話のスタイルに影響するものとは何でしょうか。

A.私も、一つの話の中にかなり多くの情報をハイスピードで詰め込む方だし、シンポジウムなどでもかなりの極論を呈する方でした。これはよくも悪くも、そのとき、自分に望まれていた役割によるところが大きいです。話の内容は、自分に求められている役割によって決まってきます。

たとえば、実績も名もある年配の大先生が演壇に立ち、ゆったりとした口調で、「これからは皆さんも自分の足元を見つめ、しっかり歩むことですな」と言うと説得力があります。しかし、若輩者が年配者の前でそんなことを言っても、そこまで生きてきた風貌をもっ人の説得力には到底及びません。そこで若手などは、自らの動きで得たデータや情報を提示し、理論づけや仮説などで、価値の創出をしなくてはなりません。そのためにはあらかじめ、自ら創出した価値を、聞く人にうまくわからせるにはどうもっていくかを考えなければなりません。(Э)

2017年10月17日 (火)

Q.声のよいのは、太ったオペラ歌手と思うのですが。

A.太れば声がよくなるのではありません。しかし、体が楽器ということでは、体格や肉付きもそれなりに関係します。大太鼓と小太鼓、迫力が違いますね。

 もちろん、歌は声の迫力だけで勝負するわけではありません。太い音色ではチェロにかなわないバイオリンは、オーケストラでは重要なポジションにあるのです。

 体格や大声が求められた時代もありました。かつては、体が大きく強い男たちと、多産でふくよかででかい尻の女たちが求められたものです。それも日本では遠い時代となりましたね。

 とにかく、魅力的な声は、健康が売りもの、健康な体がベースです。(♭б)

Q.ダイエットは声によいのですか。

A.ダイエットブームは不滅でしょうが、ダイエットは、声にあまりよくないのです。スタイルと声と、どちらをとるかといわれたら、多くの女性はスタイルをとるのでしょうが、過度のダイエットは、健康のためによくありません。声のためにマイナスです。(♭б)

Q.エイジングしていく声を体験できますか。

A.今の年齢から10歳刻みで、老けた声にしてみてください。

逆に、徐々に若々しい声にしてみてください。

3歳、5歳、8歳、12歳、15歳、18歳の声を真似してみてください。(♭б)

2017年10月16日 (月)

Q.日本人の歌曲での歌い方の違いは、どうなのでしょうか。

A.明治の開化政策で欧米からの歌曲を輸入したために、同じく育成していた、声楽家の母音共鳴の歌唱法と通じてしまったのではないかと思います。さらに、お上が音頭をとり、声楽出身者が出したのち、歌謡曲、演歌などの洋楽風のポップスを先導したせいもあるでしょう。演歌、歌謡曲とポップスで、母音を長く伸ばすビブラートが強調されるようになったのも、このためかもしれません。

日本語の高低アクセントとは、音程アクセント、つまり、メロディアクセントです。欧米人の歌がリズム、音色中心のものに対し、日本人の歌は、メロディ、ことば中心といえます。特に日本の歌は、ことば、詞の思い、ストーリー中心に、伝えるものとなっています。(♭ф)

Q.日本語はどう聞こえますか。

A.外国人には、日本語は機関銃のように、「ダダダ・・・」と聞こえるという費とがいます。この点の連続が、日本語の特徴です。楽譜の音符も、一マスに一字が入るというのも、共に点のようにということで、似ていますね。

これが歌でも、ことばがメロディにのるような感じ、つまり、一音ずつ音高をとってつなげる感覚を生んだと考えます。(♭ф)

Q.日本語はどういう特色があるのですか

A.日本語は、C+V(子音+母音)で、母音中心のことばです。母音の一音が一拍になるので、ひらがなの数と音符の数が合います。「ん」でさえ、一拍にするというのは、けっこう特殊なことばです。(♭ф)

2017年10月14日 (土)

Q.お腹の力に頼ってよいのですか。

.お腹は、声を楽に出すことに、とても役に立ちますが、無敵のアイテムではありません。特に、何でもかんでもお腹にまかせて、うまくいかないのはお腹のせい、とすべての原因を、お腹に押し付けてしまうのは、考えものです。

たしかにお腹は、いろいろな声のテクニックを、楽に可能にしてくれたりします。ですから、是非しっかり取り組むべきトレーニングメニュですが、声に関するすべてのことが、お腹によって解決するわけではありません。特に危険なのは、お腹さえ使えば、何でもうまくいくと誤解して、お腹の力で押し切ろうとすることです。うまくいかないのは、お腹の使い方が悪いとか、使い足りないとか、お腹の力に頼ってしまうと、喉を傷める結果につながることも、ないとはいえません。

喉だけを使うのは、もちろん危険ですし、お勧めはできませんが、お腹さえ使えば大丈夫と過信せず、からだ全体をうまく使って、お腹ばかり使い過ぎないように気をつけて、楽なよい声を目指しましょう。(♭Ξ)

Q.スケールの声で歌えないのですが。

.「スケールでは、けっこうそれなりによい声が出せるようになったのに、曲になると、いい声が出ない。」ある程度レッスンが進み、その効果も出て、発声練習ではよい声が出るようになったのに、曲を歌うときにはその声がなぜか出せない。よくある悩みのひとつです。

まだ歌い慣れていない新しい曲ならば、それは当然で、音程や音符の長さ、歌詞など、すべてがスラスラとこなせるようにならなければ、発声練習で出せるよい声で歌うことはできません。なぜなら、発声に関すること以外(音程・音符の長さ・歌詞など)に神経が向いてしまい、発声に集中できないからです。ですから、曲に慣れるまでは、まず階名で何度も歌って、音程と音符の長さに慣れ、ミスが出ないように繰り返し練習します。

それをしっかり憶えたら、今度は「ア」や「オ」の母音だけで歌うようにして、よい発声で歌えるように何度も繰り返します。それが定着したら、やっと歌詞で歌う段階になります。それでもまだ、歌詞に不慣れでは、せっかく定着したよい発声が乱れてしまうので、歌詞だけを、繰り返し何度も朗読させる先生もいます。いつものよい声で、新しい曲を歌うということは、それほど簡単なことではないのです。(♭Ξ)

Q.水分補給のためのベスト飲料とは何ですか。

.高いクォリティーの発声の維持のためには、適度な水分補給が欠かせないということを、知らない人は少ないと思いますが、何を飲むべきかということは、知らない人が多いかもしれません。そんな私も、一年ほど前までは、ほとんど気にしていませんでした。お味噌汁でもスープでも、野菜ジュースでも飲むヨーグルトでも、もちろんコーヒー紅茶や日本茶も、すべて水分補給と考えていました。もちろん、広い意味では、水分補給になります。しかし、言語聴覚士の先生に、「声を使っているときの水分補給は、美味しい飲み物ではなく、『水』で。」と聞かされてから、喉が乾いたときについ飲んでいたコーヒーを、水に替えてみて、驚きました。コーヒーだと、どんなに喉が乾いていても、2杯足らずが限度なのに、水だと、34杯飲んでも足りなかったりするのです。これまでは、体の水分不足がコーヒーによって満たされたと思っていたのですが、コーヒーという美味しい飲み物を飲んだという充足感を、ただ勘違いしていただけだったのです。それ以来、もちろんコーヒーも飲みますが、水分補給としては、必ず『水』を飲むように変えました。(♭Ξ)

2017年10月11日 (水)

Q.話の材料がないのですが。

A.文案を作るのが面倒なら、新聞のコラムなどをさっと読んで、そこから話としてまとめてみることだ。そのまま読み上げるのではなく、必ず自分の考えたこと、感じたことを入れ、話として伝わる文体、スタイル、言葉に変える工夫をしよう。私も、いつも自分に与えたテーマや項目で、話や文章を作ることを課している。(Э)

Q.話を伝えるためのトレーニングとは。

A.相手に伝えるためにやや大きめの声で、できるだけ文案を見ないで言ってみるトレーニングをしよう。その時は、正しく読むのでなく、間違ってもよいから伝わるように言うことを重点とする。忘れたところはその場で補って、話としてまとめればよい。(Э)

Q.朝礼で、3分間スピーチをしているが、嫌です。

A.皆、面倒がっているようだが、ありがたいことであろう。自分の話を聞いてくれる人がいるのは、幸せなことである。ただ、残念なことに、「何を話そうか」ばかり考えて、肝心の「どう伝えるか」を考えている人は少ない。そこで、おもしろい話題を考えるとともに、自然に伝わる話し方はどうすればよいのかを考えてみよう。

(Э)

2017年10月10日 (火)

Q.ヴォイトレはボケ防止になりますか。

A.ボケ防止に「音読ドリル」というのがよく使われています。毎日、言葉を声を出して読むだけで、ボケなくなるのです。

日常生活のなかでも、どんどんと声を出しましょう。自分から声をかける努力を忘れないでください。それには、ちょっとした勇気や緊張がいるでしょう。そこがよいのです。人がいなければ、ペットでも植物でも写真でも、かまいません。

老化は、動かなくなり、しゃべらなくなると促進します。よく食べ、よく動き、よくしゃべる人は、いつも若々しくいられます。実年齢とあまり関係ありません。若くても、ずっと声を使わなければ、声もまたすぐに衰えてしまうものなのです。(♭б)

Q.若さを失わないための声とは。

A.声を出すことは、健康によいし、体も呼吸も使う全身運動です。カラオケや詩吟、歌はもちろん朗読など、せりふ、言葉をいうのも効果的です。(♭б)

Q.俳優にとっての声の力とは。

A.第一線の俳優として成功した人たちがもっていて、私たちがもっていないものは、生まれつきのルックスでしょうか。いえ、今はルックスやスタイルだけなら、もっと恵まれた人がたくさんいます。彼らの本当の実力とは、キャラクター力です。

それは、演技力と表現力に支えられているのです。美しくなくとも、美しくみえる、かわいくなくてもかわいくみえる、キャラクター力は、もって生まれたものだけではありません。そこから声も見直して欲しいのです。

俳優が仕事としていることは、演技ですが、嘘、虚構をリアルに見せ、他人の心を動かすのですから、とても難しいのです。みようみまねでやったからといって、簡単に通じるようなことではありません。

今の自分でない役柄を、起きてもいない状況で、言ったこともないせりふを言って、みている人を納得させてしまうのです。その表現力、演技力の基礎にある重要なものの一つに、声の使い方も入るのです。(♭б)

2017年10月 9日 (月)

Q.日本語にも、無声音や無声化になることはありますか。

A.「菊」など、いくつかの例がありますが、これが歌詞になると、有声に戻り、一拍に一音ずつつけていくことになることが多いです。大きな声で読み上げたり、皆と一緒に声を合わせたりすると必ず、一拍一語になります。

(♭ф)

Q.日本人は、なぜ息を強く使えないのでしょう。

A.これは日本語の性格をみてもわかります。

雨と飴、橋と端、箸、これを私たち日本人は、高低アクセントで区別しています。たとえば、橋は「は」が高く、端と箸は「し」が高くなります。もし、「ハ(シッ)」と、シが息だけになっていたら、端なのか橋なのか、箸なのかどれなのかわかりません。

高低がよくわかるように日本語は発音され、ひびき、ことばとして有声化されています。(音と発するため、母音中心となり、そこで音の高さが伴うのです。(♭ф)

Q.日本語を読むコツは冒頭を高出しすることと言われました。

A.日本語の高低アクセントは、文末に向けて下がっていく一方で上がらないからです。

日本語の高低アクセンの特徴は

音の高いのを高、低いのを低として表記してみると、

2語 (1)低高 橋 (2)高低 箸 (3)高高(=低低)

3語 (1)高低低 みどり

   (2)低高低 おかし

   (3)低高高 さくら

3語の組み合わせでは、高高高、低低低、高低高、低低高はありません。

つまり、低高か高低ではじまり、低低や高高ではじまらないのです。

高低高がないのは、高-低高か高低-高となり、2つのことばに聞こえるからでしょう。(すると、二語に分けられてしまうのです。)

つまり、日本語は、1拍目が高なら2拍目は低、1拍目が低なら2拍目は高しかないのです。高から低になったら、もう高にならないのです。高低高がないのは、低から高になったら新しい単語となって、分けられるからです。

そこで、4語の組み合わせでは、高低低低、低高高低、低高低低、低高高高だけになるのです。

そこで日本のアナウンサーが一音目を高出しといって、はっきりと少し高めにいうのが、明瞭に伝えるのに有利になるわけです。プロっぽいナレーションの特徴となっています。(♭ф)

2017年10月 7日 (土)

Q.喉の疲労と痛みについて教えてください。

.どんなによい発声になっても、限界を超えて声を使い続けると、喉は痛くなります。しかし、それは発声の良し悪しとは別の問題です。どんなに健脚で、フォームもスピードもすばらしいスポーツ選手でも、限界を超えて走り続けたり歩き続けたりすれば、靴擦れやマメもできるし、足の筋肉も疲労してしまうのと同じです。よくない発声で喉が痛くなるのは、足にサイズも形もまったく合わない小さな靴で、マラソン大会に参加するようなものです。少し走るだけで、すぐに足が痛くなるはずです。発声もそれと同じで、無理な悪い発声ならば、たとえ短時間しか声を出していなくても、あっというまに喉が痛くなります。喉が疲れてもいないのに、声が出しにくかったり、喉が痛くなったりしたら、よほど無理な発声をしているか、風邪などの病気による喉の炎症が考えられます。ですから、自主トレなどでも、喉が痛くなったりしたら、無理をしている証拠なので、どんなにすばらしいメニュでも、取り組み方を変えていく必要があります。悪い発声でなければ、喉が疲労する前に、喉が痛くなったりはしないものです。(♭Ξ)

Q.オペラではドラマティコ流行(ばやり)なのですか。

.秋川さんの歌う「千の風になって」が大ヒットしたとき、私の回りのテノールは皆、口をそろえて彼の発声を非難しました。まるでバリトンのような声で、まったくテノールらしくないと。私もそう感じましたし、そう思いました。

ところがそれから数年、オペラ界はドラマティコばやりなのか、口を縦に開けたテノールやソプラノばかりが目に付きます。たぶん流行りなのでしょう。もともと、口を縦に開けるテノールは昔から活躍していましたが、テノール全体の人数の12割といったところでしょうか。太く立派な声の、いわゆるドラマティコと呼ばれるテノールの多くが、口を縦に開きます。そうすることで、声が太く立派に聞こえるからです。

戦後に大活躍した長身で美男のフランコ・コレッリ、三大テノールのひとりのホセ・カレーラス、2000年前後に藤原歌劇団や新国立劇場のオペラで何度も来日したジュゼッペ・ジャコミーニ、少し近いところではニール・シコフ。いっぽう、バリトンやバスといった低い声の男性歌手の多くは、口を縦に開け、太く立派な声を出す場合が多いですが、なかには、細く甘い声を売りにしている低声のオペラ歌手もいたりします。

圧倒的に、細く軽いテノールよりも、太く立派なテノールが好きな私ですが、たまたま偶然なのかもしれませんが、ここ数ヶ月ドラマティコのテノールとソプラノばかり耳にして、普通のテノールや軽い声のテノール・ソプラノを、無性に聞きたくなる今日この頃です。(♭Ξ)

Q.脱力と入力とは何でしょうか。

.喉の力は、脱力ばかりしていると、声帯を含む喉周りの筋肉が、廃用性萎縮を起こして、やがて普通の話し声さえも出しにくい状態になってしまうことも、ないとはいえません。特に、日常的にお仕事などでほとんど声を使わない状態で、おしゃべり好きでもない人の場合は、注意をする必要があります。

では、喉は脱力せずに、がんばって力を入れて声を出せばよいかというと、少し話は違ってきます。

もちろん、話し声さえも弱くなってしまった人の場合は、咳払いなども頻繫にして、とにかく喉周りの筋肉を使って、少しでも声にかかわる筋肉を復活させていかないといけません。しかし、人並みに話し声が出て、よりよい声をめざしてレッスンを受けている人の場合は、必要な部分には力を入れ、不必要な部分の力は抜く、ということを見極めていくことが大切です。

よい声にブレーキをかけてしまうような部分からは、力は抜かなければなりませんし、さらによい声が伸びていくような部分には、うまく力を入れて、育てていくことが大切です。(♭Ξ

2017年10月 4日 (水)

Q.話は、何をよくすればよいのですか。

A.話は、話の内容を作ることと、それを伝えるため、声で表現することである。だから、うまくなるには、その2つをトレーニングすることだ。つまり、文案作りと音声表現の練習を欠かさずやれば、話は必ずうまくなる。

(Э)

Q.プロでないから、うまく話せません。

A.話のプロでなくとも、話すということに関しては、プロという意識で取り組むべきだ。少なくとも、欧米人の平均レベルまでは、到達したいものである。(Э)

Q.伝わらない理由は何ですか。

A.伝わらない理由の大半は、話し方のスタイルができていないことです。伝えることに集中しなくては伝わらない。話そうとするのでなく、伝えようとして、鬼になる。すると、その人なりに話し方のスタイルというのが出てくる。それを、よりよい方向へやブラッシュアップしていくことを学んでいく。話す時に鬼になれるかどうかは、日頃のトレーニングもさることながら、そうまでして伝えようとしているか、伝えたいものであるかどうかでしょう。自分自身が「話す」という行為をどう意味づけているかにもよる。目的や目標、自分を高める意識もないのに声だけ届かせるとか、内容だけ正しく伝えようというのは無理である。(Э)

2017年10月 3日 (火)

Q.ビジネスで大切なことを告げる声について教えてください。

A.その声を出してみましょう。

「お買い求めになりますか」

「行くのか、行かないのか、どちらだ」

「是非、お試しください」(♭б)

Q.声のだめ押し効果とは。

A.もう一声の押しで物事が決まることがあります。セールスマンの最後の一言もその一つです。

クロージングで押し切るのは、声のかけ方、タイミングとトーンです。相手を口説くことも同じでしょう。ところが売れないセールスマンは、声で失敗するのですね。

タイミング、声の感じなどが、この声の人からは買わない方がいいとか、買いたくないと思ってしまうのです。恋愛も似ていますね。(♭б)

Q.声をうまく活かすには、どうすればよいのでしょうか。

A.こんな経験ありませんか。誰かにちょっと「今日、いい顔してるね」と、ほめられた。そしたら嬉しくなって、いつもよりポジティブに行動してしまった。声も明るく、気分も楽しくなった。

よくドラマなんかでもありますね。誰かのはげましの一言が、大きなきっかけになるということが。いい気になりゃ行動力が飛躍的につくっていう例えです。

「今日の声、いいね」、そう言われたら、結構、勢いづいて、いろんな人に大きな声で話しかけたりしたくなりませんか。声を出すことが楽しく、声を出している自分がとても心地よく感じたことはありませんか。

成功している人は、そんな波に自分をのせているのです。どんなときも、そのように心を切り替えられるようにしているのです。(♭б)

2017年10月 2日 (月)

Q.日本語の発音の決まりを知りたいのですが。

A.日本語は、一つひとつのことばに、どこを高く発音し、どこを低く発音するかの決まりがあります。これを高低アクセントと言います。「ハシ」の例で説明すると、「は」を高く、「シ」を低く発音すると、箸(はシ)となります。

「ハ」を低く、「し」を高く発音すると、「端」と、「橋」(ハし)の二つの意味になります。これは、その下に、助詞の「が」をつけると、区別できます。「端」のアクセントは「ハし」の下に助詞の「が」をつけると、「ハしが」となり、「し」と「が」とが同じ高さで続けて発音されます。(助詞の「が」をつけると、「が」も同じ高さで発音される。)「橋」のアクセントは、「ハし」の下に、助詞の「が」をつけると、「ハしガ」となり、「し」が高く、「が」が低く発音されます。(「が」をつけると、「が」が低く発音される場合)(♭ф)

Q.ネイティブスピーカーの英語がわかるには。

A.日本人の英語は聞きとれても、洋画などでの英語が聞きとれないのは、スピードの差だけでなく、拍感覚がないからです。歌でも同じことです。

 日本語は、一音ずつしっかり区切られて聞こえます。それに対し、英語などは、拍中心にまとまって進むから、のりがでやすいのです。 英語は、10拍までくらい一気につなげていきます。10拍というと日本語にすると(1音1拍なので)、「古池や 川の音」くらいしか入りません。(♭ф)

Q.「カ」や「キ」は子音ですか。

A.「カ」は「ka」、「キ」は「ki」で、「k」は子音、「a」「i」は母音です。日常、話されている英語がとても早口に聞こえたり、語尾がいい加減な発音のように聞こえるのは、日本人の多くは子音、そして単音を認識できないためです。日本語の子音は必ず母音にくっつき、子音だけのものでありません。(♭ф)

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