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2017年10月 9日 (月)

Q.日本語を読むコツは冒頭を高出しすることと言われました。

A.日本語の高低アクセントは、文末に向けて下がっていく一方で上がらないからです。

日本語の高低アクセンの特徴は

音の高いのを高、低いのを低として表記してみると、

2語 (1)低高 橋 (2)高低 箸 (3)高高(=低低)

3語 (1)高低低 みどり

   (2)低高低 おかし

   (3)低高高 さくら

3語の組み合わせでは、高高高、低低低、高低高、低低高はありません。

つまり、低高か高低ではじまり、低低や高高ではじまらないのです。

高低高がないのは、高-低高か高低-高となり、2つのことばに聞こえるからでしょう。(すると、二語に分けられてしまうのです。)

つまり、日本語は、1拍目が高なら2拍目は低、1拍目が低なら2拍目は高しかないのです。高から低になったら、もう高にならないのです。高低高がないのは、低から高になったら新しい単語となって、分けられるからです。

そこで、4語の組み合わせでは、高低低低、低高高低、低高低低、低高高高だけになるのです。

そこで日本のアナウンサーが一音目を高出しといって、はっきりと少し高めにいうのが、明瞭に伝えるのに有利になるわけです。プロっぽいナレーションの特徴となっています。(♭ф)

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