Q.よく脈絡がないといわれます。
A.「この話のポイントは…です」「私はこれから…ということ(について)を述べたいと思います」のように、結論を先に述べます。行き先をはっきりさせた上で、区切っていき、そこまでのプロセスや理由を、体験を交えて話します。聞き手は、少しでも早く、話し手がどこへ連れて行こうとしているのかを知りたがっています。それを知っていればこそ、話の中で道草も楽しめる余裕が聞き手にも生まれます。そうでなければ、本筋なのか道草なのかもわからなくなります。一体、自分がどこにいるのか、どこに連れて行かれるのかがわからなくなると、聞き手の興味は半減します。
相手の知りたいことは早く、そして気づかないことはていねいに加えていくと、よくわかる組み立てとなります。もちろん、結論まで、聞き手の知りたいことをひっぱり、じらして、効果を高めることもできますが、それは慣れてからやるべきでしょう。(Э)