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ヴォイトレレッスンの日々

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2017年12月

2017年12月30日 (土)

Q. マスケラについて教えてください。

.「マスケラ」とは、イタリア語で、「仮面」のことですが、ここで安易に普通の「お面(めん)」と混同してしまうと、少し話が違ってきます。「お面」は、ほとんどの場合、お祭りの屋台などで売られているように、顔全体を覆うものですが、「マスケラ」は仮面舞踏会などでよく使われる、目を中心に鼻の上部やおでこを覆うもので、顔の上半分を覆うものです。

つまり、目を中心とした顔の上半分に、「声を響かせて」とか、「声を集めて」あるいは「声を出して」などといった使い方で、「マスケラ」は声楽のレッスンの中で使われる言葉です。特に、イタリア人好みの、輝かしいテノールの声を出すためには、必須のテクニックというイメージがあります。

声がこもり気味の場合や、前に出ていない場合には、とても役に立つメソードで、しっかりと取り組む価値は十分にありますが、これだけに固執してしまうと、音程が悪くなったり、声が浅くなり過ぎたりすることもあるので、他のメソードとも併用して、うまく活用することが大切でしょう。(♭Ξ)

 

.副鼻腔など、目の周辺には大きく分けて4つの穴があります。その空間を使って共鳴させて歌う技術を使うときに使われることばです。私自身は30歳くらいまではテクニックとして一番重要視していたのはマスケラを意識して声出すことです。

メトロポリタン歌劇場やパリオペラ座などで活躍していたテノール歌手は世界的な歌手の声の条件は「マスケラとジラーレ」 と言っていました。

しかし、マスケラを意識しすぎると喉があがりやすくなり薄い声になりがちです。浅い声になるのでかえって響かなかったり高音が出しづらく、聞き手にも苦しそうに聞こえます。重要なのは自分でマスケラを狙うのではなく勝手に声がマスケラに響くようになることだと思います。(♭Σ)

 

.学生のときにレッスンで折に触れて耳にしたマスケラ(イタリア語で「仮面」の意味)は、発声用語のように使われていることがあります。仮面という意味からも、顔の部分どこか一点、一か所ではなく、どこか一面を指します。ヴェネチアンマスクでアイマスクのタイプ(顔の上半分、目元を覆うタイプ)を思う浮かべてみると分かりやすいでしょう。

イタリアや近隣国にいた頃、もっとマスケラ!とアイマスク部分から声が出てくるイメージを手のしぐさで表わす人や、マスケラに声を載せて!とか、やっとマスケラに声が乗り上げたね、といった表現の指導を受けた覚えがあります。観察してみると、その顔は集中していて不要な瞬きはなく必要最小限のようです。マスケラから声が出ているという感覚、またそこに意識を向けて歌唱している、ということです。

ただし、マスケラに響かせる、といった表現で教えを受けたことはなく、個人的にもそれでは違う方向になってしまう(鼻声になってしまうなど)と認識しています。(♯α)

 

.マスケラは、人間の骨の中で一番大きい骨でもある頭蓋骨を鼻腔あたりから意識して声を共鳴させるテクニックの一つです。一番大きい骨である顔や頭蓋骨を響かせる為には、鼻の周りと頬骨のあたりに声を響かせるイメージで、具体的には頬骨と目の周りに自分の口があり、そこから声が出るぐらいの感覚で声の響きを集めて下さい。

練習方法としては、ハミングの練習(ハミングが苦手であれば、少し口を開いて声を鼻に響かせるでもよいです。)ハミングを最大限に生かしやすいM行やN行を子音に使って、鼻腔を必ず意識しながらの発声練習もおすすめです。ただ、響きを前にイメージしすぎると、顔の前ばかり当てて、声帯を絞めて歌いやすくなるときがありますので、息を送り出すときは後頭部から息を回して前方に送り出すようなイメージを持つことも大切なのかなと思います。そして、肩から上、首のあたりの力を抜いて、軟口蓋をしっかり上げて歌う意識もしっかり持ってください。そのとき、頬骨の一番高いところを保つために、少し微笑んだ状態で発声するとよいと思います。

(♯Δ)

 

.マスケラとはイタリア語で「仮面」を意味し、英語なら「マスク」のことを言います。顔の表面、鼻の裏あたりに声をあてて歌う歌い方です。ここで間違えてはいけないのが、「鼻腔」ではなく、「副鼻腔」共鳴するということです。「鼻腔」共鳴だと、ただの鼻声になってしまい、声が閉じたようになってしまいます。「マスケラ」はクラシックの声楽を学ぶと聞く言葉ですが、ポップスではあまり聞きなれない言葉でしょう。

私の感覚としては、口の中を大きく開き、発声したときに呼吸が頭蓋骨から顔面に向かって流れてくるような感覚です。そして顔の表面がビンビン鳴る感じというのでしょうか、共鳴しているという感じです。

マスケラで歌うということは、その前に正しい深い呼吸(腹式呼吸)ができていないといけませんし、喉や胸の周りの開放、高音発声時の支えなどがわかっていないとできませんので、初心者の方にはあまりお勧めできませんし、クラシック以外の音楽を目指している方にはあまり縁のない唱法だと思います。(♯Å)

 

.イタリア語で「仮面」を意味する言葉で、声楽的な発声用語としては「響きの位置」を意味します。響きに関しては、自分も過去には「狙ったり集めたりするもの」と教わったことがありましたが、最近、新たなメソッドで教わっていく中で感じることとしては、「狙い過ぎない。集めすぎない。」ということの方がどうやら大事なようです。自ら狙ったり集めたりという方向に持って行ってしまうと、本来のマスケラの位置に到達せず、鼻声になったり響きが下がったりという現象が起こります。

マスケラの位置で響く声というのは、あくまでも自然なところを通ってきた声が結果的におでこの先の方で響く感覚のある声だと思います。キンキンとした甲高い声ではなく、ゆとりのある倍音に満ちあふれたキラキラとした声で響く部分。イタリア・オペラを歌う名テノールによくある声だと思います。

できたら録音ではなく、生で実際に聴いてみるといいと思います。耳がキンキンせず、煌びやかな音色として響く部分。発声を磨いていった結果、結果としてその位置に到達する部分というのが、真のマスケラのポイントだと思います。(♭Я)

 

.マスケラとはmaschera、つまりイタリア語で仮面の意味です。ここで、出てくるということは、発声に必要なワードとして出てきたのだと思います。

声は、訓練しないと日本人は特に口の中でこもったような発声になりかねません。喉のあたりでもごもごしてしまったり、張のない声でしたら、聞いている人はとても聞き取りずらいと思います。そのような声を解消するために、よく声楽講師は、マスケラに乗った声、マスケラにあてた声などを表現します。

声を顔の中ではなく外に響かせます。目安にするのは、頬骨、鼻の上のほうなどを意識していただいて声を出します。顔に当てる、意識するといっても、ただ意識しただけでは不十分だと思います。そのときに必要になるのはお腹の底の支えと、息のスピードです。この、息にスピードがなければ、顔のほうまで声が飛んでいきようがありません。また、口の中よりも上あご、頬骨の位置を意識して、その位置に声を置くようにしましょう。(♯β)

 

.マスケラ(Maschera)は、イタリア語で「仮面」を意味する言葉です。想像していただきたいのは、ヴェネツィアのカーニヴァルなどで使われるのは、鼻から額までの仮面です。

トレーニングの際に「マスケラ」に響かせて」という言い方を聞くことがあるかもしれませんが、これはその顔面上部のことを指し、前頭部を中心にした共鳴のことを言います。イタリアオペラの確立とともに発声法も研究されたため、ベルカント発声の用語にはイタリア語が多く使われます。

 一方、日本の伝統芸術で「仮面」というと、真っ先に思い出すのはお能の面です。こちらは顔全体を覆うものも多くあります。以前、日本の発声を研究すべくお能の謡のお稽古をしていただいていたときに先生が「仮面をつけても声が通るには、身体の中に響かせること」とおっしゃいました。確かにお能の演じ手は仮面をつけていても会場の隅々までよく声が通ります。

西洋の発声と日本の発声という違いはありますが、マスケラに響かせようとするとき、外側へ響かせようとするよりも、骨を中心に自分の身体の中へ響かせるという感覚も大切なことです。(♯ё)

 

.まずマスケラとは、マスクのことです。とは言いましても、普段口に装着するマスクのことではありません。欧米に仮面舞踏会という催しがありますが、その際に目元を隠して素性を表さないためにするマスクのことです「仮面舞踏会」(ヴェルディ作曲)、「コウモリ」(ヨハン・シュトラウス作曲)といったオペラ、オペレッタ作品で見掛けた方もいるかと思います。そのマスクを装着する目元及び額の辺りから、光線のように声が飛び出てくる現象が、所謂「マスケラに当たった声」ということになります。

マスケラに当たった声は、声のポジション(声を発する位置)が高く、声の飛びが非常によいです。もちろん、喉元に引っ掛かる、声がこもるということは皆無です。また、大編成のオーケストラや大人数の合唱と同時に声、音を発しても、オーケストラ、合唱を飛び抜けて聴衆の耳に聴こえてきます。

マスケラに当たった声にするためには、体の支え、体の筋肉(腰、臀部、足、背中など)を使って息を軟口蓋へ送ることが必要です。その送り込んだ息の上に声を乗せると、結果としてマスケラの部分に声が当たると思います。首から上に余計な力が入ることなく声が出ます。

ここで注意が必要なこととして、始めからマスケラの部分へ声を狙わないということです。この場合、重心が上がり、体の支えがなくなる可能性が考えられるからです。(♭й)

 

.「マスケラ」とはイタリア語で「仮面」の意味です。イタリアのお祭りなどで使用する、顔の上半分の仮面をイメージしてみていただき、そこを響かせることを意識することで、響きのある声、そして、音程を取りやすくなります。そのためにはまず、ハミングをしっかりできるようにすることが必要です。

喉で響くハミングをしてしまう人が多いですが、しっかり鼻が響くハミングをつかむことで、マスケラの響きをつかみやすくなります。また、声を鼻にかける練習も、ハミング同様にマスケラをつかむ有効な練習です。

(♭Ц)

2017年12月27日 (水)

Q.話に人間性が出ていないと言われました。

A.人間性とは、人格や精神性でなく、その人らしさ、個性のことです。自分のよさを知り、それを自然に任せたままではなく、意識して武器として磨き上げ、使っているかということです。それによって、話が支えられているかということです。(Э)

Q.「話し方教室で身につけたような話」と言われました。

A.これは、総じて、最初はつまらないが、案外と後にいくにつれよくなる、そこがよくないのです。つまり人間力より話が上回っているわけです。その人の人間性などにはまったく惹かれなくとも、話がおもしろいこともあります。(Э)

Q.話の「出だし」の大切さについて。

A.話の切り出しの時に、パワーにリラックスをあんばいよくまぶし、緊張(テンション)と柔らかきを保つことは、意外と難しいです。歌は、最初の1フレーズがすべてを物語ります。その人の技術、感性、表現力がそこに集約されて出るから、そこで引きつけずして聴き手の心をつかむことは難しいです。よい映画も、タイトルから最初のシーン、テンポでほぼ、そのおもしろさがわかります。

つまり、人の心を動かすに足る価値や内容があれば、冒頭にはおのずとその後を予期させるものがにじみ出てきます。それで受け手は、その先に進みたいかどうかを判断します。

出だしには、その人の人としての力、人間力が出ます。話も同じです。(Э)

2017年12月26日 (火)

Q.声がけんかの元になるのですか。

A.私が思うに、夫婦ならアウンの呼吸が大切ですね。どちらかが一歩引いていると、うまくいきます。

「売り言葉に買い言葉」をもじり、「売り声に買い声」、声は、ちょいっと、強く言われるだけで、ムカっときますね。ですから、一歩ひいて聞き、一歩ひいて出すことが大切なのです。(♭б)

Q.声での相性が気になります。

A.同じタイプがよいのか、違うタイプがよいのか、残念ながら、確信できるものはありません。声だけを取り出して、相性の結果を分析したり比べることはできないからです。(♭б)

Q.赤ちゃんの名前をつけるのに声は関係ありますか。

A.字画とともに、音相の研究があります。名前は、最初に呼ばれ、ずっと呼ばれ続けるために、名前を呼ぶ声の感じが、性格に影響を及ぼすということです。(♭б)

2017年12月25日 (月)

☆Q.フレーズでの練習法を知りたいのですが。

A.向こうの人なら、「つめたい」はtumetaimeta、後ろから2つ目か3つ目に強アクセントをつけます。taiにつくと、tumeは、あいまいに弱く、taiに巻き込まれます。(tumetaiで、aiは、aiでなく、aiで1拍(二重母音)です(日本語では、タア+イの2拍)。つまり、強アクセントの拍を中心に、深い息と深い声が使われ、そこで一つに捉えられるわけです。

日本語も「冷たい!」と驚いていうときは、日常のことばでも強くなり、一つの流れになるでしょう。しかし、そこにメロディがつくと4拍になり、歌うと「つめたーい」などで、必ず間伸びします。(日本語では、高いのをやたら伸ばしがちです。)そこで表現としては成り立っていないのに、声でつないでメロディがついていたら、よしとされてきたのが、日本の歌だったのです。「つめたい」に「レミファミ」とメロディがつくと、私たちは「低高低」と捉えますから、そのように声にして歌います。

向こうは、弱強弱で (tume) tai ととります。「ツメタイ」の「タァ」を強く言ってみて、そこに「ツメ」が小さくあいまいにつく感じです。強アクセント一つで1拍、その上で動かすので、デッサンの自由度はこの方が高くなります。( CVCV構造の違い)

もちろん、日本語でも強アクセントで踏み込み、音色で捉えて動かせます。せりふでは、必ずそのようにしているはずです。そうでないと、棒読みになります。なのに日本では、歌になると一拍一音で伸ばしてつなぐため、どうしても歌い上げ気味になります。(♭ф)

Q.アナウンサーは声に表現力が必要なのですか。

A.たとえば日本語で、「つめたい」ということばを言うときには、「つめたい」の語頭の「つ」をはっきりと言わないとわかりにくくなります。アナウンサーは「高出し」といって、出だしの音「つ」を少し高めにあげ、はっきりと発します。これは、日本語の高低アクセントは下がっていくという特徴があるからです。そのため、低くなると聞きとりにくくなるのです。

ことば遣いのプロである、日本のアナウンサーのつくり出した話し方です。(アナウンサーとは、当時はラジオの仕事でした。)思うに、個性的な表現力というよりは、正しく伝えることが優先されたと思います。(♭ф)

Q.外国の歌はものまねから入るべきですか。

A.それは誰もがやっていることなので述べません。どうせなら外国人が日本語を使っているときの発声をまねすることです。発音やシラブルなども大切ですが、日本語らしくない点はのぞきます。純粋に声のみを学ぶのであることは言うまでもありません。

そこで、外国人が日本語で歌ったむこうの歌や日本の歌をよく聴くとよいのです。

たとえば、「アドロ」のグラシェラ・スサーナ、「雪が降る」などシャンソンのアダモ、カンツォーネではクラウディオ・ビルラ、ミルバなどの日本語で歌った曲を聴いてみてください。

同じ日本語の歌なのに、声のヴォリューム感、メリハリのつけ方、構成の仕方が随分、違うでしょう。安定感も違うでしょう。薄っぺらの声よりも、生命感にあふれ活き生きとした声を求めたいものです。聞いただけで元気のでる声、これが理想です。最近は、日本人の歌唱をそっくりまねられるレベルになってしまい、外国人の日本語歌唱もヴォリュームなどなくなってきたので、まねる意味がなくなりつつあります。(♭ф)

2017年12月23日 (土)

Q.倍音のある声をだすように言われました。

A.この倍音をなかなかはっきり理解するのはむずかしいかもしれません。本来音は、「ド」をピアノで鳴らしたら、その音のみならず、オクターブ上の音、その5度上、その4度上という風に、「ド」以外の音も含んでいると言われています。

人間の声で言うと、響きが暗い音、はっきりしない音、潰れたような音には倍音が少ないと言われます。そしてその逆に倍音の多い声というのは民謡歌手のように明るく、はり・つやのある声なのだそうです。

私たちがトレーニングの中で倍音を手に入れていくには、共鳴のスペースをより多く確保することがまず必要になると思います。胸郭、鼻腔、口腔など、人間の体のいろいろな部分に共鳴します。そのためにできることは、体をなるべくリラックスさせて、これらの空間を狭めないようにすることが大事です。ですので、よくリラックスして、声を出せるように訓練してみてください。(♯β)

Q.お腹の支えはどのようにしたら強化できますか。

A.下腹を動かしたり、へこませたりして、支えるべき筋肉を覚醒できるようになりましたら、お腹を張り出したまま声を出すということと、横隔膜を下げながら声を出すことが必要になります

その際にプラスして、お腹の支えを強化するためには、腰のほうも使うということです。

人間は目が前についているせいか、体も前面のみ使いがちです。さらなる安定を求めたときに必要なのは、背面も使用するということです。腰から下にかけて、筋肉を押し広げながら下げるようにして使っていきましょう。

腰に手を置いて、しっかり脇腹をつかんだら、腰のほうを下に下げるように張り出してみましょう。最初は腰の筋肉を動かすのはなかなか大変かもしれませんが慣れてくると使えるようになります。

発声のときも、下腹を張り出しつつ、腰も下に押し下げながら歌っていきましょう。その際横隔膜を下に押し下げると、体が一連の動きをもって動きやすくなると思います。(♯β)

Q.声を前に出すには、どうするのですか。

A.ポイントは、普段話しているときの声のポジションが役に立つということです。普段のトーンで「あ」と発音した時の声は、歌っているときの声より前に感じますか、それとも後ろに感じますか。大抵の人が普段の声で発音するほうが、前のほうに感じると思います。歌の練習の中で、声が奥のほうに行ってしまっている人が多いからです。

最初に話し声で「あ」と発音してから、その位置を意識して「ドレミファソファミレド」などの音階練習を行ってみてください。

次に口を閉じてハミングで声を出してみます。この時に頭蓋骨の上半分に響くように意識して声をだしてみましょう。頭上から突き抜けるように、とても狭い空間しかないので細い響きになると思います。鼻の先に音を響かすかのように、まるで子犬がクンクンいうような音になるかもしれません。このように頭蓋骨の上に響く音、ほほ骨に当たっている感じの音、鼻の先に響いている音を見つけましょう。

自分の外側に声を響かしていくと、声が前にでてくると思います。(♯β)

2017年12月20日 (水)

Q.テーマと言いたいことは同じことですか。

A.テーマ←コンセプトの場合もあれば、逆の場合もあります。要はあなたの言いたいことを明確にします。この背景に、これが出てきたいくつもの理由、根拠、情報、データがある。かなり個人的な意図や理由があります。

テーマのとり方のトレーニング

1.本の要約をする

2NHKの「話し方講座」で学ぶ(Э)

Q.話をまとめるにはどうしたらよいですか。

A.最初から言いたいことがある時は、レジュメを作って、話全体を一つにまとめられるテーマをつけてみるとよいでしょう。そして、そこから、そのテーマに含まれているいくつかのコンセプトをまとめてみます。(Э)

Q.話がまとまらないのですが。

A.情報も、自分のフィルターで切り取るから、話を組み立てるのによいものだけが集まってきます。集めることができます。そこから、一つの伝えたいことがしっかりと確立してきます。(Э)

2017年12月19日 (火)

Q.カップルの相性は、声で決まるのですか。

A.声の相性、心が合うとか体が合うというのと同じく、声が合うというのもあります。そういう研究をしている人や占いをつくっている人もいます。音相という研究があります。音相は、音での感じです。「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」(黒川伊保子著)という本も出ています。

(♭б)

Q.私の声はいい声ですか。

A.あなたの思っているあなたがどうであれ、あなたの声はよいと思い込んでください。いいと信じたら、使いたく、見せたく、いえ、聞かせたくなりますよね。声は使っても減らないどころか、うまく使うことで、ますますよくなるからです。(♭б)

Q.動物の声について考えたいのですが。

A.獣の声、鳥の声、虫の声など、いろいろと聞いてみてください。(♭б)

2017年12月18日 (月)

Q.なぜ日本語よりイタリア語でのヴォイトレを勧めるのですか。

A.私はラテン的な感じでイタリア語の感覚をもって声を習得することが、日本語でよい声を出すにも早くて効果的という立場をとっています。また、日本語でずっと発声してきたためのくせは、他の言語の方でとる方が早いからです。もちろん、理論上で選んでいるのでなく、経験としての実績からです。

日本語がイタリア語よりヴォイトレに使いにくい点は、こういうことばの問題のほかに、強弱のアクセントのないところです(イタリア語は、第二音節に強アクセントがくることが多いのですが、これにより、次のことばへ強くひっぱっていくわけです)。中国の南方のことばにもよく似ているともいわれますが、これはとても音楽的です。(♭ф)

Q.日本語はひびかない言語と思いませんか。

.外国人の声にヴォリュームがあり、声がふくらんでおり、日本人はどうも平べったい気がするというのに対し、金田一氏は、外国人が日本語を使うときにもふくらんで聞こえるので、これは日本語の発音のせいではなく、発声の問題だといっています。私もその通りだと思います。何を優先するかで違いますが、他の要素で同じレベルなら、私は日本語らしい日本語の方がよいです。(♭ф)

Q.日本語は国際的にみて美しいのですか。

.ラフカディオ・ハーンは「町を行く人の日本語はすべて歌のように聞こえる」と書きとめたといわれています。特に関西以南のことば、特に京都弁などにはメロディックな美しい感じがよくでています。

日本語には、のどの奥の方を使う音が多いから、美しくないともいわれているのです。明治のときに向こうから入ってくることばに漢語をどんどん使ったためか、やたらとガ行が多いですね。ドイツ語や英語もそういう点では美しくないといえます。(♭ф) 

2017年12月16日 (土)

Q.歌うときに肩が上がります。

A.歌うときには、よい姿勢を取ってほしいのですが、肩が上がるというのはあまりいい傾向ではないと思います。肩が上がるということは相当な力みが、肩、腕、首回り、上半身にかかていると思います。一度、もっと上げて固めて、ストンと落としてみて、力が抜けた状態や本当に降りた状態を感じてみましょう。

これは、イメージの仕方ですが、身体は、歌うときは伸びていてほしいのですが、肩は下にぶら下がっている感覚を持ってみてください。背骨は伸びている、胸の位置も高くなっている、でも肩はぶら下がり肩甲骨も降りている。背は伸びれば伸びるほど、真逆に肩は下りていくという感じです。

さらに肩が上がる人は、肩が内側に入って、胸の上の筋肉が短くなっている稽古があります。パソコンをしたり、本を読んだりするとき、バックを肩にかけたときなど、肩が内側に入ってしまうのです。

胸の上の筋肉、鎖骨の下あたりを、自分の中心から外側に向かって温めながら伸ばすようにして、肩の位置を元に戻すようにしてみてください。(♯β)

Q.声が途中で裏返ってしまいます。どうやって直したらいいですか。

A.発声練習で、「ソファミレド」を上から降りてきたときに、例えば、ソは裏声で、ファとミが定まらないで、。とドは地声、のようになることがあると思います。

本来ならば左右の声帯がその周りの筋肉と息のスピードによってピタッと合って振動するところが、息にスピードがなく、声帯がきちんと合わずに発声するので、ヘロヘロの声になってしまうのです。

そんな時は、まず、声帯にほんの少しだけ圧力をかけて、「ン、ン、ン」と咳払いのように声を出してみます。それができたら「ア、ア、ア」と同じように声門アタックしながら出してみます。ヘロヘロだった声帯が、元通りにピタッと合う感覚が戻ってきます。

その状態から、また発声練習のスケールに戻ります。裏返ってしまう音の前の発声のポジションと同じポジションで歌えるよう、お腹の力と、息のスピード、口の中の状態を保ちます。

出しにくいからと言って喉で支えて押して出す癖がついてしまうと直すのが大変です。裏返ることを恐れずに、息のスピードとお腹の支えに頼って発声できるよう、体の感覚と耳を養っていきましょう。(♯Å)

Q.棒歌いになるといわれました。

.文字通りまっすぐな音でしか歌えていないということでしょうか。声をベターっと、抑揚や高低の動きや揺らぎがないままに歌っているのかもしれませんね。

一本調子の声である場合、喉だけで声を出している可能性が高いです。理想を言えばお腹や横隔膜がしなやかに流動的に動く余力を残したまま、声を支えるということです。しかし、この流動性がないまま、喉だけでピーという声を出してしまっているのかもしれません。

また、このような声で歌っていると表現も一本調子になってしまう可能性があります。本来であれば、言葉の抑揚に即して音に強弱や長短がつき、すべての音が同じような価値ではないということになると思います。例えば「このみちが」でしたら「の」「ち」「が」はあまり頑張らなくてもいい音になりますね。その結果、一本調子の表現は避けられると思います。

発声の面、表現の面から棒歌いを卒業できるよう、ご自身の歌を録音して聴いてみるなどして研究してみてください。(♯β)

2017年12月13日 (水)

Q.コンセプトがみえないと言われました。

A.私たちのまわりには、たくさんの話、情報があります。それは、テーマをもってまとめ、コンセプトで切り取らなくてはつかみようがありません。たとえば、私たちは、「太陽」や「野」や「山」を言葉として知っているから、景色もそのように見え、絵を描くこともできます。言葉を知らなければ、それらも区別がないものとして見えるでしょう。色も認識できないかもしれないのです。認識することこそ、フィルターをかけて物を見ることであり、いわば「コンセプトで切る」ということです。「傷心」というコンセプトで、テーマとして切り取った「枯葉」を絵にするようなことと同じです。(Э)

Q.話はどのようにふくらませるのですか。

A.話とは、必ず時間によって制限されるものであるから、たくさんのものを圧縮し言葉として取り出さなくてはならない。最低限のことを最少の言葉で伝える必要がある。しかし、その一方で、それをよりよく伝えるためにある程度ふくらませなくてはならない。歌手でたとえれば、作詞家がわずかな言葉に絞り込んだ歌調に、声に音色、リズム、メロディとともに、自分の心や思いを加え、ふくらませるということである。(Э)

Q.話は短いほどよいのですか。

A.立川談志師匠が、落語の「まんじゅうこわい」など一分間でできるといって、一分間でしゃべりきった。しかし、この一分間で師匠が引っ込んだら、客はあっけにとられるだろう。こういう場合は、話の内容だけではなく、その時間(15分とか60分とか)を楽しませてくれることを客は期待しているからである。

 テレビではOKでも、寄席や講演会場のように、客が足を運んで来るところでは、30分以下の語りというわけにはいかないだろう。もちろん、スピーチは別である。短くてよい。(Э)

2017年12月12日 (火)

Q.声は、生殖のための手段なのですか。

A.雄だけではありません。雌も同じです。優秀な子孫を残すのに、声を利用してきました。体が弱く頭が弱く、生存率の低そうな子どもを残すことは、自分の遺伝子の根絶を意味します。だからこそ、強く、たくましい声の雄に惹かれます。

女性として、相手のタイプに、健康、体力(性力)、お金の三つを優先して望んでいるなら、近いかもしれませんね。(♭б)

Q.男性の声はなぜ太くなったのですか。

A.強さを誇示する一つの手段だったと思われます。根深い生物進化については、カエルのゲコゲコも、アヒルのガアガアも、皆、目的は同じです。生物にとって、自分の命を守ること(威嚇)、さらにそれに優先して、種族の種を残すこと(生殖)は、最大目的なのですから。人間も同じです。(♭б)

Q.動物の声は、求恋愛モードなのですか。

A.動物にも、声があるのかというと、少し違います。九官鳥などの発声は、人間とまったく別の原理です。チンパンジーなどは、唇が薄く、口内も違うので、うまくしゃべれません。

今は「言語を扱うから人間である」という説は、根拠を失いつつあるそうですが。人間として生まれても言語習得には臨界期があります。

ともかく、オスとメスでできあがっている世界には変わりありません。動物も雄は飾りたてて、音を発して雌の気をひきます。そのため、たてがみや大きなきらびやかな羽などをもちます。(♭б)

2017年12月11日 (月)

Q.イタリア語も日本語と同じで母音中心のことばではないでしょうか。 

A.日本語以外の言語では、たとえばcatと子音で止めます。しかし日本語は、これをキャットcattoと母音をつけないと止められないのです。これは「アイウエオ」という母音を主に構成されている五十音表をみればわかるでしょう。

イタリア語などは母音で終わるので日本語に似ているという人もいます。イタリア語が音楽的なのは、母音で終わるからだとも言われています。そういう意味では日本語も美しく音楽的であることばであるといえます。

(♭ф)

Q.外国人訛りの日本語は悪いのですか。

A.私の判断することではありません。(♭ф)

Q.日本人の歌手の日本語処理をどう思いますか。

A.この問題は、赤い鳥やハイファイセットのあたりからいろいろあります。宇多田ヒカルさんになると、日本語の言葉としての意味を、歌うときには英語の強弱アクセントのように置き換えていますから、言葉はわかりにくくなります。サザンオールスターズの桑田さんも、言語不明瞭といわれたものでしたが、彼もリズムと音色(彼のは、やや口の中でのつくり)にこだわったためでした。

歌は言葉がはっきりと聞こえないといけないということでは、一番苦労していたのは、声楽から転向した昭和の初期(淡谷のり子さん、藤山一郎さんらの時代)だったと思います。とても小さな声でひびきすぎないように、抑えて歌っていたのです。そこで強弱よりは、長短、大小で区別するのが、日本人の特長です。

今やリヴァーヴを効かせるあまり、どれもこれも歌手独自の生の音色が薄まり、どれも似てきたようになってきたのは、残念なことです。

外国人が疑問に感じるほどの、今の日本人歌手の無理な高音やハイテンポは、形を先行させてコピーしたがる日本人らしいつくり方の一例と思います。(♭ф)

2017年12月 9日 (土)

Q.喉が上がると指摘されますが、よくないのですか。

.喉が上がると指摘されたときにどのような音声が発せられているか、ご自分の声などを録音で聞いてみたことはありますか。

喉が上がることでよくない点は、音声の響きが損なわれること、言葉の明瞭さが減ること、そして故障しやすいという点が挙げられます。

喉が上がってしまったときに、声は、つまったような音になり美しくありません。口蓋を上方向にあげ、さらに舌根を下げてあくびをするときの様に喉の奥をあいて見てください。この形に喉が慣れてきたら、そのまま声を出してみましょう。

そして二番目の点ですが、喉が上がってしまうと、母音が浅くなり、美しい母音の響きが損なわれるため、言葉が不明瞭になってしまいます。喉の奥の方から「あいうえお」が発音できるよう練習してみましょう。

最後に故障しやすいという点ですが、ある耳鼻科のお医者様おっしゃっていたことなのですが、声帯を包んでいる喉元が上下しやすいと、声は疲労しやすいとのことなのです。喉の位置は日本人はただでさえ動きやすいので、訓練が必要になります。(♯β)

Q.音を力強く出したいです。

.歌うときの身体の感覚はどのようになっていますでしょうか。お腹、おへその周り、下半身から足、地面にかけての意識はどのようにありますでしょうか。

喉元だけで声を出して、ヘロヘロした声になってしまう人、もしくは喉だけで力んで声を出してしまっている人などがいらっしゃいます。全身を使って声を出すことが非常に重要になります。

まず地面を足でしっかりつかむようにお立ちください。そうしましたら、おへその下にバネがあってそのバネがものすごい勢いで、上に上がるようなイメージで声を出してみましょう。まずはこのバネをイメージするために、おへその下とお顔の前あたりに片手ずつ置いてみて下さい。下の手の勢いで上の手が跳ね上げられるようなイメージで声を出していきます。まずは息のみで、下の手がバネで跳ね上げられるイメージとともに息を吐いてみます。次に、声を出してみましょう。「ドドド―」の音を「ハハハー」という発音で出してみてください。お腹のバネで声を跳ね上げるようにして歌うと力強い声が出てくると思います。(♯β)

Q.体の姿勢、首の角度などをよく注意されます

.ほとんどの人に言えることだとは思いますが、本当に理想的な姿勢を保って歌うことは難しいです。トレーニングをしたことがなくて最初のうちは体になんの癖もなく声を出せていたのに、年月とともに癖がついてくる人や、何かをやろうとして、体の別のことに負担がかかってしまい、いい姿勢のバランスを崩してしまうということが見受けられます。

首の角度を注意されるとのことですが、音を前に出そうと意気込んで、必要以上に首やお顔を前に出して歌おうとするとこの傾向は強くなるようです。しかし、声は前に出さねばならないし、どのトレーナーもそれを注意すると思いますので、ここで忍耐が必要です。音は前に出すが、体のバランスを崩してまでやってはいけないということですね。

今のご自身の体の状態、筋肉の量、重心、体の支え方に合ったやり方で、声を前に出すということをやらないと、使ってほしくない筋肉に負担をかけてしまいます。変な癖がついてからそれを取るのは本当に苦労します。ですので、日ごろの練習では、自分の体に良く集中し、必ず鏡を見て、鏡で見えない部分はトレーナーの目も借りて練習してください。(♯β)

2017年12月 6日 (水)

Q.話は、量でしょうか。

A.話が、「伝える」ことを目的とするのであれば、話す「量」よりも、その「内容、質」の方が大切である。10分で伝わることを一時間にわたって延々と話されたのでは、聴き手はたまったものではない。(Э)

Q.話の内容のレベルの選び方について。

A.相手の知らないことをいきなり切り出すのでなく、知っていることの上に知らないことを置く。知らないことは知らせて、理解したことを確認して次に進むことが大切だ。(Э)

Q.話の順序立てを知りたいのですが。

A.1.誰もが知っていること[共感]

2.誰もが知っているが、もう一度、確認すること。知らない人には導入のための話となる(レベルを揃える)[確認]

32を踏まえて、本論の展開。知らないこと、新しいこと、自分の思うことを述べる[主張、説明]

4.まとめ(まとまりをつける)[確認] (Э)

2017年12月 5日 (火)

Q.声の感じと人柄は一致しますか。

A.声は、身長や体格、性格などと、とても関係が深いものです。だからこそ、そうでないときは鮮明に覚えているのです。とはいえ、どこにでも例外はいます。なぜそうなったのかを聞いてみると、「なるほど」と思うこともあります。やはり、生まれや育ちの環境が、大きく影響しているのです。(♭б)

Q.日常にも声にまつわる話はありますか。

A.私は電話だけで話していた人と実際に会ってびっくりしたことがあります。とても明るくバリバリに声で思った人が、地味でおとなしい人だったり、暗く軟弱そうに思えたのに、会うと筋骨隆々で明るくいい人だったりします。(♭б)

Q.男性らしい声、女性らしい声とは、どう違いますか。

A.男らしい声を出してみましょう

女らしい声出してみましょう

それを比べてみてください。(♭б)

2017年12月 4日 (月)

Q.劇団四季は日本語の発音で母音を重視していますが、どう思いますか。

A.創立者の浅利慶太氏が演劇出身の演出家ということも、その理由の一つでしょう。音声にオーケストラ(生演奏)をいれず、ビジュアルとストーリー、海外の輸入作品の力中心の翻訳した詞の力中心などでメジャーとなった劇団四季は、日本人にわかりやすいものとして供給しています。現実的には、持ち駒で勝負しなくてはいけない厳しさのなか、ヒットの実績こそが、現実を変えていくことに結びつく点、大いにがんばってほしいものです。私はいろんなアプローチがあってよいと思います。

(♭ф)

Q.和田アキ子さんは、なぜハ行のように聞こえるのでしょうか。

A.和田アキ子さんのものまねは、ア行をハ行にする、というので知られています。「あたしはあなたを」なら、「はたしははなたほ」となります。欧陽匪匪さんなど、外国人のもそう聞こえませんか。裏を返せば、和田さんは、和製ブルース歌手といわれるくらいでしたから、欧米感覚で息を強く吐いて歌っていたためです。(♭ф)

Q.最近のJ-POPS歌手は、息遣いが聞こえると思うのですが。

A.最近のは、どうも外国人のをまねて、わざと息を入れています。これは、わざとらしい浅い息なので、わかります。表現になるどころか、音楽上の邪魔しかしていないのですが、日本人には受けがよいようです。(♭ф)

2017年12月 2日 (土)

Q.音を喉で固めないように、柔らかく出すように言われます。どのようにすればいいのでしょうか。

.難しい音型だったり、歌いにくいフレーズだと、ついついお腹でささえたいのに、喉や首元で音を固めてしまっているのかもしれません。 ご自分で音を持っておけたら安心でしょうし、自分で聞いて確認できたらと思われるかもしれません。しかし、自分で確認するために自分の音を保持したり、聞いたりすると、途端に響きが滞ってしまい、前に声が飛んでこなくなります。これに緊張が合いまった時などは声の自由度は全く失われ、やりたい表現や出したい音が出なくなってしまいます。そのために、ボイストレーニングで、そうならない方法、声を楽にのびやかに出していく方法を練習していただくわけです。

まず柔らかい声を作るためには息の流れが不可欠です。そして出す声のイメージも何か具体的な例を用いて明確にしましょう。ドレドレド、ドミドミドなどの反復する音型で、グネグネとした動き、新体操のリボンが上下するかのような動きをイメージしてみてください。声も、グリッサンドのように音をずり上げずり下げながら出して練習してみてください。喉を柔らかく、そして声も流動的に出してみましょう。(♯β)

Q.下顎に声が入っていると言われます

.声を出すとき、なんとなく下あごで支えてしまっている人、下あごで音を保持している人をお見受けします。特に習い始めて間もない人に多くいらっしゃる傾向があります。

音を出すのは、自信がない、こわごわ出してしまう、思い切りよく出せない、という人に限って、音を顎のところで押さえて、保持したり、自分の近くに音を置いて自分で聞いて安心したいという心理があるのかもしれません。

しかし、声を出すときの大原則で、私がいまだに自分の師匠に言われ続けていることは「息を前に出す」「自分の音を聞かない」ということです。自分でだしている音を自分で聞いてしまうと、音は聞いてくださっているお客様へは飛んでいきません。自己満足にはなるかもしれませんが、その音を美しいと評価されず、治すべき音として見られます。自分で聞かないようにするには、息で自分の外、さらには遠くの空間に音を放っていくように流す習慣をつけなければなりません。自分のお腹の力で息を吐きだし、空間に音を響かせられるように、日夜努力し続けてみましょう。(♯β)

Q.声を放すということは。

.歌が歌えて来ると、喉のところのお団子をとどめているかのように喉声で歌ってしまう人や、下あごのところに響きを充実させてしまう人、喉や下あごで声を捕まえて保持している人などがいらっしゃいます。これは自分には出している声が聞こえて、しかも喉元に声を持っている感覚があるものですから、ある意味、とても安心感があるかもしれません。誰もが通る道なのですが、声が出るようになって来たらこれを放していく、開放していく、空間に放り投げていくという感覚が必要になります。

自分で声を捕まえておけばなんとなくの安心感があるかもしれませんが、これでは声は遠くに響いてはくれません。トレーナーに聞いてもらいながら、今のは遠くに飛んだか、近くで捕まえてしまったか、判断がつくようになるまで訓練していただくことをお勧めいたします。

練習としては、おへそのところから、噴水が頭のほうに向かって湧き上がるように、息を「ハー」と吐きましょう。それに声をつけて、息のスピードの勢いで声を出す感覚を覚えてください。(♯β)

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