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ヴォイトレレッスンの日々

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2017年12月25日 (月)

☆Q.フレーズでの練習法を知りたいのですが。

A.向こうの人なら、「つめたい」はtumetaimeta、後ろから2つ目か3つ目に強アクセントをつけます。taiにつくと、tumeは、あいまいに弱く、taiに巻き込まれます。(tumetaiで、aiは、aiでなく、aiで1拍(二重母音)です(日本語では、タア+イの2拍)。つまり、強アクセントの拍を中心に、深い息と深い声が使われ、そこで一つに捉えられるわけです。

日本語も「冷たい!」と驚いていうときは、日常のことばでも強くなり、一つの流れになるでしょう。しかし、そこにメロディがつくと4拍になり、歌うと「つめたーい」などで、必ず間伸びします。(日本語では、高いのをやたら伸ばしがちです。)そこで表現としては成り立っていないのに、声でつないでメロディがついていたら、よしとされてきたのが、日本の歌だったのです。「つめたい」に「レミファミ」とメロディがつくと、私たちは「低高低」と捉えますから、そのように声にして歌います。

向こうは、弱強弱で (tume) tai ととります。「ツメタイ」の「タァ」を強く言ってみて、そこに「ツメ」が小さくあいまいにつく感じです。強アクセント一つで1拍、その上で動かすので、デッサンの自由度はこの方が高くなります。( CVCV構造の違い)

もちろん、日本語でも強アクセントで踏み込み、音色で捉えて動かせます。せりふでは、必ずそのようにしているはずです。そうでないと、棒読みになります。なのに日本では、歌になると一拍一音で伸ばしてつなぐため、どうしても歌い上げ気味になります。(♭ф)

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