Q.歌うときに肩が上がります。
A.歌うときには、よい姿勢を取ってほしいのですが、肩が上がるというのはあまりいい傾向ではないと思います。肩が上がるということは相当な力みが、肩、腕、首回り、上半身にかかていると思います。一度、もっと上げて固めて、ストンと落としてみて、力が抜けた状態や本当に降りた状態を感じてみましょう。
これは、イメージの仕方ですが、身体は、歌うときは伸びていてほしいのですが、肩は下にぶら下がっている感覚を持ってみてください。背骨は伸びている、胸の位置も高くなっている、でも肩はぶら下がり肩甲骨も降りている。背は伸びれば伸びるほど、真逆に肩は下りていくという感じです。
さらに肩が上がる人は、肩が内側に入って、胸の上の筋肉が短くなっている稽古があります。パソコンをしたり、本を読んだりするとき、バックを肩にかけたときなど、肩が内側に入ってしまうのです。
胸の上の筋肉、鎖骨の下あたりを、自分の中心から外側に向かって温めながら伸ばすようにして、肩の位置を元に戻すようにしてみてください。(♯β)