Q.事実は、単に具体的に述べるだけではいけないのですか。
A.本筋との位置関係を把握し、説明する言葉をつけます。具体的とは、イメージを伴わせるものであればよいのです。それは、言葉の使い方によっても大きく変わります。表現力、描写力も問われます。たとえば、「私はコーヒーが好きである。だから…」の後に述べた次の三つのうち、どれが一番イメージが伝わりやすいでしょうか。
1.「コーヒーを飲む」(何も言っていないに等しい)
2.「早朝、コーヒーを一杯、飲んでいる」(少なくとも、朝、飲むことはわかる)
3.「寝起きに、必ず小さなカップ一杯、コーヒーマシンで入れて口にする」(好きだという気持ちがさらに伝わる)
もちろん、絵が浮かぶように具体的な方がよいでしょう。
(Э)