Q.話は、よいところだけでなく、悪いところも伝える方がよいのですか。
A.あまりによい話だけが続くと、まゆにつばもつけたくなります。だから、話す時は、いくつかの悪いところもあえて伝えます。それは、悪いところを伝えてマイナスにするためではなく、よいところを強調するためです。「さらに押すために退く」ということを忘れてはなりません。そうでないと聞き手に迷いを与えてしまいます。
話にはいろいろなタイプや切り出し方があります。時に警告や不安をあおることは効果的です。その時も、その解決策をいくつか示して、聞き手が消化不良を起こさないようにすることです。「一体、何のために、この人はこんなことを言うのだろう」と思われては本末転倒です。
以前、自分の会社の悪いところばかりを並べ立てる人に閉口したことがあります。よいところばかり並べるのも、その逆も困りものです。(Э)