サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

ブレスヴォイストレーニング研究所 レッスン受講資料請求

トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

« 2018年4月 | トップページ | 2018年6月 »

2018年5月

2018年5月30日 (水)

Q.声には、たとえばどんな声があるのですか。

. A.プロの声

・俳優、声優

・歌手(オペラ、ジャズ、ゴスペル、ポピュラーなど)

・アナウンサー、タレント、ナレーター

B.いろいろな声

・外国人の声

・世代の違う人の声

・異性の声

C.独特の(クセのある)

・物売りの声

・感情をあらわにしている人の声(Э)

Q.参考にするとよい声とはどんな声ですか。

A.日本人は、声について恵まれているとは決していえません。その点、外国人の声は、声そのものの魅力や表現の点で、とても参考になるでしょう。体から自然と楽に出ているクセのない声をたくさん聞くことです。それとともに、多種多様な声の魅力を感じ取っていきましょう。ただし、自分には出せそうにない声は、聞くだけにとどめて、無理に真似しないようにしましょう。最初は、自分にとって最も自然でパワフルに出る声を掘り出していくことを優先しましょう。(Э)

Q.スピーチで、聞き取りやすい発声とはどんな声ですか。

A.声にもよい声、悪い声、があります。人はそれぞれ個性的な声をもっています。その中でも、よい声や悪い声といわれる場合があります。それらは、どう違うのでしょうか。プロとして使える声と、そうでない声はどう違うのでしょうか。これは、プロの声と表現を聞き続けると、わかってきます。やや高めの声をお勧めします。

(Э)

2018年5月29日 (火)

Q.声の可能性とはどんなものでしょう。

A.私は、声の勉強は社会に出ても充分に生かせるものだと思っています。演劇などの訓練も同じですが、学校でも、仕事においても、よほどストレートに声の技量は、生かせるものと思っています。人間関係や恋愛、仕事に、そのまま役立つからです。まさに魔法の声といえます。

(♭б)

Q.声を学ぶメリットとは何でしょうか。

A.声を学んで得られるメリットを考える

・相手の本心を見抜ける

・危機を脱することができる

・相手の誤解を解ける

・相手の怒りを鎮められる

・相手を説得できる

・相手に好感をもってもらえる

 その他(           )

どれも人生、仕事、恋愛にとって、とても大切なことではありませんか。(♭б)

Q.声の分野について教えてください。

A.幅広いジャンルの知識が要求されるものとして「ことばの科学」によると

生理学/音響物理学/音声学/解剖学/心理学/言語学/発達心理学/認知科学など。

特に日本語音声学は、基礎的なことになります。詳しくは、日本語教師のための音声学や聴覚療法士のための教材に詳しいです。

 

医学概論 解剖学 生理学 病理学

内科学 小児科学 精神医学 リハ医学 耳鼻科学 臨床神経 形成外科

臨床歯科学 口腔外科学

音声・言語・聴覚医学・・・呼吸発声発語系 聴覚系 神経系

心理学 学習・認知 心理測定 臨床心理 障害発達

音声学 音響学 聴覚心理 言語学

言語聴覚障害

失語症・高次機能障害

言語発達障害

発声発語・嚥下障害 音声障害 構音障害 嚥下障害 吃音

聴覚障害(♭б)

2018年5月28日 (月)

Q. 日本語は、英語などより体を使わないことばですか。

A.声や息の深さも関係あります。英語は唇や舌で息を邪魔して出すようなことばです。当然、日本語よりも、体から出すことが求められます。深い発声の上に声をのせると、ひびきも深くなり、長いことばも一息でいえます。日本語のように一つひとつのことばが分かれないで、一つのまとまりとして聞こえます。

その動きを強アクセント(強拍)が助けます。踏み込むことでメリハリがつき、強く出したところを中心にまとまります。日本語では「フ・ク・シ・マ」と4音ですが、それが「フクシイーマ」となって、2拍に入るのです。

(♭ф)

Q.日本語では、息をあまり吐かないのですか。

A.日本語は、英語などと比べて肺からの空気圧をあまり必要としない言語です。「have」という単語を日本人がそのまま発音すると、「habu」になってしまいます。「have」と発音するためには、腹筋でしっかりと空気を吐き出さなければなりません。英語を発音するときには、まず息を強く吐くようにしなくてはならないのです。

「『f』の発音をするときには下唇を噛んで、しっかりと息を吐かないと「フ」になります。

このように強い空気圧を利用した発音が日本語にはないため、日本人は言葉を発するさい、腹式発声を必要とせず、喉のコントロールを中心に使うようになったのかもしれません。(♭ф)

Q.欧米と日本の音楽の音声の違いは何でしょうか。

A.欧米:日本

子音/息 シャウト、統一音声、ハスキー、ミックス:

母音/声 低・中・高音域 単―音声

息→子音→音色(共鳴](拍)強弱→リズム

サウンド 声→母音→ひびき:(発音)高低→メロディ ことば

価値

インパクト・パワー、テンション:心地よさ、ストーリー

対象

第三者(public)対話:身内(private)会話

構造

ハーモニー:一音の変化

ロック、ラップ、スキャット、アドリブ;歌謡曲、演歌、民謡

自立:群れる

説得、パフォーマンス(プレゼン):宴会、お座敷芸、カラオケ

革新:保守

リスク:セイフティ

反体制:体制

創造:コピー

主義主張 :ノンポリ(シー)

狩猟民族(実力):農耕民族(長老) (♭ф)

2018年5月26日 (土)

Q. ビブラートがよくないのですが、どうすればよいですか。

. 歌では、ビブラートをかけるということを、よく耳にしますが、声楽ではビブラートはかけるものではなく、よい声が出ているときに、自然に声に付随してくるものと考えています。クラシックでも、楽器になると、弦楽器などに代表されるように、弦を押さえる位置を微妙に動かして、ビブラートをかけます。ですから、ビブラートがかかっている音は、自然で美しいものと思います。

声のビブラートとは、声の自然な揺れですが、これが不自然に細かくなるとちりめんビブラートと呼ばれ、発声がよくない証拠にもなります。揺れ幅が音程的にも長さ的にも大きくなると、ただの揺れで嫌われます。喉にも体(お腹)にも、適度な力で、無理な力が入っていない状態だと、声に綺麗なビブラートがかかります。

ノンビブラートという、ビブラートをかけない声も、声楽では要求されることもありますが、その時は、ちょうどよい発声に、ほんの少しだけ喉や体に力をいれると、ビブラートのないまっすぐな声になります。

ですから、声の揺れ具合を調整するには、喉と体(お腹)の力の配分を、微妙に変化させてみるのがおすすめです。演歌やポップスなどでは、喉仏を上下させたりもする人もいるようですが、お勧めはしません。(♭Ξ)

 

. ビブラートなのか声が揺れているかの判別をしなければいけません。声が揺れているだけの場合は、発声の観点からいくとよろしくない状況です。さまざまな問題があるのでトレーナーと相談することです。

主な原因は支えです。支えているつもりで力んでいたり、呼吸が浅いと揺れる原因になりやすいです。声が揺れている状態では音程も悪くなります。

呼吸と支えの問題を丁寧にじっくり勉強すると改善しやすいです。または、声を前にだして支えられていないときにも揺れやすいので注意しましょう。

揺れではなく、ビブラートの問題で多いのはビブラートがかかりづらい、またはゆれの幅が大きすぎるときです。かからないときには、力みすぎているか息の流れが悪い時です。メロディックな曲や声を大きく出しやすい曲を歌いこんでいくと改善することが多いです。

ビブラートがかかりすぎてしまう人は唇周辺の筋肉がうまく使えていなかったり口を大きく開けすぎてしまう人が多いです。歌うイメージから台詞をしゃべるイメージで歌っていくと改善するでしょう。(♭Σ)

 

. ビブラートは、ジャンルや歌い手によって価値観や好むものが違うので、どのような状態のビブラートを求めているのか(よしとしているのか)を知らなければ答えにくいところです。よくないとされるビブラートを実際に聴いてみないとわかりません。声の揺れ、声の震え、ビブラートを混同していることも往々にしてあります。

個人レッスンで、自分の身体や声の状態を見てもらいながら整えていくことです。自主練習しかないのであれば、基本に戻ってしっかりと呼吸の練習(又は息吐きを含めた発声練習)を行いましょう。

ビブラート(声の揺れ、震えも)は息の流れが大いに関係しています。例えば力みで息が流れにくいとビブラートはかからない、または声が震えたりします。その他にも息が足りない、安定して吐けないなどを解消することでビブラートも元の状態に戻りやすくなります。(♯α)

 

. 「ビブラートがよくない」ということだけでは、具体的に何を指しているのかが不明確です。「ビブラートがかからない」ということなのか、「ビブラートと思っているが、細かく震えるような状態」ということなのか、「音程の幅が広く、いわゆる『揺れ』の状態になっている」ということなのか。いろいろ推測されます。それぞれの対処法について述べます。

まず、「ビブラートがかからない」という状態なのは、最も単純な言い方をすると、「息の流れがよくない」ということです。発声の状態が喋り声そのものに近すぎる状態だと、ビブラートはかかりません。

また、「細かく震えるような状態になっている」という状態も、体の力みが強かったり、息がきれいに流れていない状態になっていることが考えられます。

また歳を重ねると、体が声を支えきれなくなってくることにより、「うねるような、音程の幅が広い、揺れの状態」になることもあります。こちらは、体が支えきれなくなって息を自由にコントロールできていない状態です。

それぞれに共通しているのは、「自然な息の流れを手に入れる」ことです。これをなくしてきれいなビブラートはかかりません。レガートに歌うような曲を用いて、ブレスのコントロールを練習しましょう。(♭Я)

 

. ビブラートを意図的につけようと思うと、うまくいかないことがあります。一部の演歌歌手などにみられるように、音程の幅が半音ほどあるビブラートは、意図的にビブラートをかけることを意識しすぎてしまった結果と思われます。

細身のポップス歌手にみられるような、か細い声でチリチリとかかるビブラートを俗にちりめんビブラートなどと呼びます。これは、声に支えや張りがないことの表れです。クラッシックやミュージカルのような声をしっかり張らなければならない世界においては技術不足とみなされてしまうこともあります。

うまくいっているビブラートは、緊張と弛緩の合わせ技で、最初は音に圧力をかけて緊張させたままノンビブラートで歌い、伸ばした最後のほうだけビブラートで処理をしたりするというやり方でしばしば見受けられます。これは演歌やポップス、ミュージカルやクラシックの人も多用している方法です。最初は横隔膜やおなか周りを固めて、支えをしっかり作って声が揺れないように音をピーっと伸ばし、最後に弛緩させてビブラートをかけます。

またダイナミックな曲で、最初の音からビブラートをかけたりするケースもあります。このときはおなかを固めず、最初から息を吐きだしながら歌ってビブラートをかけます。

とにかく、自分でかけるのではなく、声の成長とともに、力みが取れて、脱力して、かつお腹の支えで歌えるようになった時に、かかっていくととらえたほうがよいと思われます。(♯β)

 

. よくないビブラートとは、声()の振幅が大きくなってしまう、声が揺れてしまうことです。1つの音を長く伸ばすときに半音~1音上下に往復して声が揺れてしまうのです。例えばソの音を長く持続したいのに揺れてしまい、ファ~ラの音を往復してしまうという感じです。

どうしてこのような現象が起きてしまうのかといいますと、みぞおちから下の支えが極端に弱く、喉から上の力が大きいからです。いわゆる「喉に頼って声を出してしまう」現象です。

このことを防ぎ、よいビブラートにするためには、みぞおちから下の支えをしっかりして、長くゆっくり筋肉を使うように息を上顎(口を開けて息を吸うときに冷たく感じる位置)まで運び、息を少なく効率よく流します。その流す息の上に声、音を乗せて歌います。力のかかり具合が、みぞおちから下:喉から上=9:1になるのが理想です。

すると、芯がある声が出て、よいビブラートがかかるようになります。音程も取りやすくなり、言葉の発音も明瞭になります。喉の負担が少なくなり、正にいいこと尽くしです。(♭й)

 

. 私が先生から言われたことは、「自然にかかるようになるまで待つ」とのことです。 よい発声ができるようになれば、無理にかけようとしなくても、かかるようになります。これは私の経験からも、正しいと思います。

ちなみに私はバイオリンを少し演奏しますが、バイオリンの先生も、同じことを言っていました。器用にビブラートをかけることを先に学ぶと、ごまかす方法を覚えてしまう、と。

あえてビブラートのかけ方を説明すると(面白いことにバイオリンも歌も同じです)、ロングトーンで隣接した音を出し、交換を少しずつ素早くして行きます。

ドー

レードー レードー

レドレドレドレド

のように。

いずれにせよ、よい発声ができることを優先して下さい。(♭∴)

 

. 「よくない」というのがどのような状態なのか判断できませんが、「かかりにくい」「安定しない」などのことであれば、ポイントとしては、腹式呼吸と喉の脱力への意識だと思います。

リップロールなどで、息を一定に出す練習をしてみてください。その後、出しやすい音、母音で、上半身と喉の脱力を意識してトライしてみましょう。

初めはわざと音を高低させ、トリルのようなものから始めたり、揺れる感覚を身体、喉で覚え、一定の幅でできるように練習しさまざまな母音でできるように練習していきましょう。(♭Ц)

 

. ビブラートは英語で言うとバイブレーション、振動のことです。一言に振動といってもさまざまな揺れ方があります。同音を高速で連打するように出すトレモロ、もっとゆっくり同音連打するグルッポ(イタリアの初期バロック音楽独特の技法)、音程を軽く上下に揺らす演歌のこぶし、さらに正確に2度の上下を繰り返すトリル等々。ここでお話しするビブラートは、音程をごく細かい振幅で上下させることを指します。

ビブラートにはほかの振動技法と違う点があります。意識的に振動させようとしてできるものではない、ということです。それは自然な揺れであって、無理やり作る揺れではありません。腹式呼吸でしっかり支えて、喉を力ませず、前に前に息を流しながら長い音を出せば、あとは勝手に気流が振動し始めます。

むしろ、小さな声で(ただしゆったりとまっすぐ息を出し続けながら)ビブラートをかけない練習をしてみてください。グレゴリオ聖歌や、ウイーン少年合唱団のイメージです。このノンビブラートができるようになったら、お腹で支えて息のスピードと音量を上げます。喉で無理さえしなければ、自然にビブラートが始まると思います。

上手い人はビブラート、ノンビブラートの使い分けができます。両方交互に練習するとよいでしょう。(♯∂)

 

. ビブラートは、あまり意識しすぎるとわざとらしくなってしまいます。意識しなくても、自然にビブラートはかかります。特に、クラシックでは、ジャンルによってはビブラートをかけない歌もあり、基本、あまり、ビブラートを必要としないが、ポップスなどは、必要になります。

喉で、無理してやろうとせず、ビブラートも、一種の表現ですので、身体を使って、かけることが大事です。ビブラートをかけるところは、主に特に、曲の盛り上がりなど、その曲の中で大事なところで使われることが多いのではないかと思います。

コツとしては、広いところで歌うことを想像して、一番遠くにいるお客様まで、届くように歌うことを想像しながら練習してみるといいと思います。意識は、遠くまで声をとばすイメージですが、身体の使い方は、背中など後も使って歌うようなイメージで歌うと、声が遠くまで届きます。後ろにもお客様がいると思って、歌ってみてください。(♯Ω)

 

. ビブラートは、故意につけるものではありません。自然なビブラートが理想です。クラシックの中でも、ノンビブラートを求められる曲もあります。バロックや、グレゴリオ聖歌の時代のものは、あえてビブラートをつけないようにしなくてはなりません。

というように、クラシックでは基本的に、ビブラートをつけるテクニックは必要ではありませんが、ポップスなど、他のジャンルでは、あえてビブラートをつけることで、表現の効果を上げることができるときがあります。

いずれにしても、ビブラートは喉でしてはいけません。横隔膜や丹田を意識して、響かせようという意識で、ビブラートをかける必要があります。ただ単に、声を揺らすのではなく、ビブラートは表現の一部ですから、ビブラートをかけるところは、表現を強調したいから、かけるものであるため、歌詞の内容をかみしめながら、お客様に気持ちを届けるつもりで、ビブラートをかけなくてはいけません。(♯Ω)

 

. ビブラートと聞くと、喉を震えさせることと勘違いしがちですが、間違いです。ビブラートとは、音を伸ばしている時に、息の分量で音に強弱がつくこと(音の高さに、若干高低がつくこと)です。喉の力を抜いて、空気に振動していれば、自然とビブラートはついてきます。

まずは横隔膜の呼吸を習得することです。犬が速い呼吸をしているのを思い出してみてください。「ハッハッハッハッ」と呼吸するたびにお腹が動いていますね。それを私たち人間も行うのです。

この呼吸をしながら「アー」と声を出してみましょう。呼吸が切れるのと一緒に声も小刻みになりますね。これがビブラートの基本です。横隔膜の筋肉が育ってくれば自然とできるようになりますので、決して喉でコントロールしないよう注意しましょう。(♯Å)

2018年5月23日 (水)

Q.話で一つのことを伝えればよいとはどういうことですか。

A.「すべて話して伝えるのは無理、一つでも相手の心に届けばよい」わけです。「え、たった一つでいいの?」というあなたは、たった一つでも、しっかりとメッセージを届けることができ、皆が聞きほれるようになってから、次のことを考えればよいのです。聞き手の態度いかんでは、惜しげもなく情報を切り捨てることも必要です。大切なのは、しゃべるのではなく伝えること、人の心を動かすことであり、努力すべきことは、話の完結でなく表現です。(Э)

Q.話し上手としての評判をつけるには。

A.話をしながら、その信頼性をつけていくしかありません。話の出だしで、「こいつはおもしろそうだからもっと聞きたい」と引き込むことが大切なのです。そこから、話は、聞き手の期待を裏切らないようにして、話が続くに従って、高めていかなくてはなりません。ところどころにおもしろい話(エピソード)や語り口を取り入れます。ピークを過ぎたら、しばらくしておしまいにします。そう考えると、まさに、一つのコンサート、ライブと同じです。(Э)

Q.名人の話とは、どういうものでしょうか。

A.話の名人は、話を立体化し、聞き手にその形式の美を快く感じさせるところまで気を配っています。そこまでは無理でも、話す以上、どんな相手でも、あなたの話に耳を傾け、熱心に聞こうとする気にさせておくことは必要です。だから、話し手の人柄そのものが人を引きつけられるだけの力をもっていれば理想的です。あの人の話なら何でも絶対に最後までしっかりと聞きたい、と思わせたら、失敗はなくなるでしょう。(Э)

2018年5月22日 (火)

Q.声から世界を広げるためには、どうすればよいのですか。

A.自分の関心をもつことからアンテナをたくさん立てると、多くの情報が集まります。わからなければ一つから始めたらよいでしょう。ソバが好きなら、ソバに詳しくなりましょう。そこからすべて始まります。

声について関心をもつと、世界があらゆる方面に拡がっていくはずです。声のことを知りたいと思って、ずっと追い求めていたら、歴史、生物、物理、医学、考古学、人類学、音楽、言語学、心理学、文学、比較文化学、“森羅万象”に及んでいきました。

あなたは何に興味がありますか。何もなければ、是非、これだけ豊かな分野に広がっている、声から始めてみてください。今、興味のあるものに、もう一つ、声というものを加えてみてもよいでしょう。(♭б)

Q.仕事の声力の診断をしてください。

A.あなたの仕事における声力を、次のチェックリストで診断してみましょう。

□自分の仕事での声に自信がある。

□あいさつは自分からする。

□相手に声でよい印象を与えている。

□誰にでも声をかけるのが、苦ではない。

□自分の声を仕事に生かせている。

□自分の声をもっと仕事に生かせると思う。

□他人の声で、いろんな情報がわかる。

□話しかけてくれる人が多いと思う。(♭б)

Q.信頼される声を出したいのですが、教えてください。

A.信頼される声のトレーニング

「わかりました」

「承知いたしました」

「失礼しました」

「ありがとうございました」(♭б)

2018年5月21日 (月)

Q.日本人と外国人との音楽にまつわる違いは何でしょうか。

A.日本人:西洋人(の対比)

1.姿勢 

猫背:まっすぐ

2.呼吸 

浅く弱い(鈍い)、短い:深く強い(鋭い)、長い

()の上部、胸の下部:さらに胸式(横隔膜中心に)

3.発声 

甲高い、浅く平たい:低く太い(高くとも)、張り、響きあり

のど声、声量小:胸声、ハスキー、声量大

4.共鳴 

のど上がる、軟口 蓋普通:のど下がる、軟口蓋 上がる

共鳴しにくい:共鳴する

5.その他

あごが上がる:あごを引く

表情があまりない:表情筋を使い豊か

体はあまり動かさない:ボディランゲージ大きい(♭ф)

Q.西洋の音声教育について教えてください。

A.一例としてあげます。英国の『話すことによって学ぶ』という考えのもとには、『話すことと聞くこと』が中心的な役割を担っているということがあります。

英米人の母親は子どもにできるだけ詳細に話させるように努めるのに対して、日本人の母親はあまり詳細にこだわらず、むしろいくつかの事象や出来事を順序立てて話せればそれでよいとしているそうです。また、英米人の母親は自分がすでに知っていることでも子どもにどんどん話すようにと促すのに対して、日本人の母親の場合、すでに知っていることについては、あえて聞く必要もないと感じているともいえます。つまり英米人の母親の方が子どもに話す機会を多く与えています。

英国で私がよく見るのは、比較的小さな子でも、大人の話の途切れるのを待っていて、途切れたときに頃合を見て割り込むというような会話のルールをしつけられているということだ。また、こうした子どもたちは、必要なときには人前でもきちんと話していた。」

(『ことばを鍛えるイギリスの学校』 山本麻子参考)

どうでしょうか。考え方の違いとともに、日本とは音声表現教育に関しては、家庭教育でも大きな差があると思われます。(♭ф)

Q.その文化は今も続いていますか。

A.現代においては、いろんな文化の影響を受けているので、必ずしもそうとは言い切れませんが、それは今でもどこかに継承されているように思います。日本人は元来、音声で表現されることを嫌う国民だと私は思っています。大きな声を使う人のなかに威張っているようにみられ、会社などの組織社会では浮いてしまうことも、ときおりあるようです。

しかし、ますますグローバル化する社会では、常に異言語、異民族国家の人とまみえることになります。もはや、日本という、村社会の「話さずとも相手が意をくんでくれる」という常識は、通用しないのです。(♭ф)

2018年5月19日 (土)

Q.喉を開けるように言われるときと、開けないように言われるときがあるのですが。

.多くの方を見ていると、次のような傾向がよく見られます。初心者の方は、喉の開きが乏しく、口蓋が下がっていて、喉の奥が狭いまま発声していらっしゃいます。そのため、声帯で作る響きを、増幅させることはできず、音はとても響きの少ないまま発声しています。結果として、声は前に飛ばずに、トレーナーにもっと口をあきましょうと言われることが多くなります。

しかし、トレーニングを重ねてある程度(人によって個人差があると思いますが23年)時間が経った方は、喉の奥がしっかり開いたまま発声できるようになり、響きが増えてきます。

ただし口を開けること、喉の奥を開けるようにしていると、顎を落として喉の位置に影響を与えてしまったり、声帯で作っている音に何らかの支障を与えてしまいます。喉の奥が柔らかく開けられるようになったら、喉の奥を無理に開けようとせず、むしろ狭いまま声を出してみましょう。何か今までとは違う変化が感じられると思います。そうすることで、下から上まで滑らかで、声帯のパフォーマンスを邪魔することなく美しい響きを作ることができるからです。(♯β)

Q.練習で腹を意識して歌うには、どうすればよいですか。

.歌を歌うときに肩が上がってしまう人、胸をあげるようにして呼吸をしてしまう人がいらっしゃいます。腹式呼吸をパフォーマンスの中で使うことは難しいことだと思いますし、下腹を意識して歌うのも、なかなか難しいことと思います。

それでもトレーニングして身につけていただきたいのですが、いろんな方法でアプローチできると思います。

まず床に寝てみて、首や肩など力の入りがちな上半身を緩めます。そのうち寝ているときと同じような呼吸=腹式呼吸に移行してくると思います。このときにこの呼吸に意識を向けて、吐くときに声を混ぜてみましょう。「ウー」と静かに、体の響きを感じながら吐いてみます。まるで、おへその辺りに口があるかのような感覚を持つと、イメージの参考になるかもしれません。

次に寝ながら、息を吐くときにお腹をへこませながら「ハー」と大きく息を吐いてみましょう。自ら、お腹の意識を強く持てるように、お腹を大きく動かしながら息を吐きます。この時に注意しないといけないのは、肩や上半身に力が入ってしまうことです。首回り、肩などに力が入らないように息を吐いてみましょう。この意識を、立った時にも再現できるように何度も練習してみてください。(♯β)

Q.発声のことで悩んでいます。いい発声ができているとき、体や喉はどうなっているのでしょうか。

.声のことで、悩んでしまったときに、一番大事にしていただきたいことは、頭で考えずに、まず、体を動かしてみるということです。悩んでいるときに陥りやすいのは、頭で考えすぎて、以前、自然にできていたことが、考えすぎゆえにできなくなっているということです。考えすぎると、体が止まります、息が止まります、結果として声が、自然に出ません。

いい発声ができているときは、寝ているときのように体はリラックスし、どこにも力みや不自然さはなく、喉もとてもリラックスした状態です。

一度横になってみて、体が自然であるというのはどういう感覚なのか思い出し、その状態を、自分に言い聞かせましょう。足はどうなっているか、腰は、肩は、頭は。今、瞑想というなのマインドフルネスが大流行ですが、自分の感覚をすべて自分に向けてみてください。外や自分の感覚以外に意識を向けた時点で、マインドフルではありません。

また、リラックスした呼吸ができているのを客観的に見て、ミラー効果を得てもいいですね。赤ちゃんや、犬がすやすや寝ているときのお腹に着目してみましょう。どこにも力みなく、膨らんでは収縮してを滑らかに繰り返していると思います。

悩みに入ってしまったら、頭で堂々巡りせず、感覚でとらえるように切り替えていけばいいと思います。(♯β)

2018年5月16日 (水)

Q.話の伏線とは、何ですか。

A.表現とは、人の「何か」を動かすために行なうものです。だから、その「何か」を動かすことに目的を置くことです。情報や内容そのものにではなく、それをうまく組み合わせて、伝えて動かすところに目的があると考えましょう。

そのためには、単に事実を羅列するだけでなく、あらかじめ、それをのせられる伏線を敷いておくのです。下に敷かれる伏線が話し手の魅力になるのです。その伏線にうまく話がのっていき、そのつじつまや関係がきれいに聞き手の頭の中に納まると、うまい話となります。(Э)

Q.何かを相手の心に残したいのですが。

A.話というのは、右の耳から入り、左の耳から抜けていきます。それを相手の頭の中に留めておくのにはコツがいります。たくさんの情報を数として与える目的以外は、与えたい情報を繰り返したり、強調したりしないことです。3つの大切なことを言うのに、10のことを言って、その3つのことがあいまいになるくらいなら、一つのことだけを3回繰り返した方がよいです。ただ繰り返せばよいというものではありません。同じことを同じように繰り返すと、新鮮味もなくなり、インパクトが失せます。それを違うところから支えるために、他の例や他の言葉を使って重ね、その色を濃くしていきます。人によっては、違う説明のしかたや繰り返しによって、よりよく理解することもあります。話とはまぎれもなく表現の一つです。(Э)

Q.言いたいことを伝えるには、どうするのですか。

. 話は、話し手の言いたいことが伝わって、完結します。

いくら話しても、それが伝わらないうちは、話は本当は終われません。そのまま持ち時聞が終わったら失敗です。だから、最終的には、話し手は、何にもとらわれず、とにかく思うことをしっかりと伝えようとすることです。

言いたいことを、気分や感情に任せてどこでも言えばよいというものではありません。(Э)

2018年5月15日 (火)

Q.キレそうなときには、どうすればよいのでしょうか。

A.明るく朗らかな声で「わかりました」と受けとめましょう。がまんできないときに、落ち着いた低い声で、ゆっくりと、「失礼しました」と受けとめましょう。相手を殴りたいようなときでも、何か感謝すべきことを思って、「ありがとうございました」と受けとめる。あなたの評判は、声とともに高まっていきます。すると、あなたの声ももっとも状況に応じたものとして、しぜんに対応していくようになります。(♭б)

Q.声で内面のどこまでわかるのでしょう。

A.声は、その人の心の内を正直に表わしてしまいます。ドキドキしていたら上ずって、あがった声になります。怒っていたら、怒気を含みます。相手が嫌なら、そういうつもりがなくとも、皮肉や反抗的なニュアンスが入ります。

聞いている人は、あなたの声で判断します。ですから、声を最大限、演出することです。(♭б)

Q.信頼される声、安心感を与える声になるには、どうすればよいですか。

A.人生や仕事にはいろんなことが起きます。あなたは、仕事があるたびに慌てふためく人と、沈着冷静に対処する人と、どちらを尊敬しますか。どちらになりたいですか。言うまでもなく、後者ですね。そういう態度をとってみるところからスタートです。大きなことが起きても、どんなに驚いても頭にきても、笑顔のポーカーフェイスで対応しましょう。内心取り乱していても、それを見せてはいけません。「ウソー、ホントー、キャー」ばかりでは、仕事上、有能とはいえません。(♭б)

2018年5月14日 (月)

Q.日本人の生活はどう関係しますか。

A.食べものは肉食でなく草食、声を出すパワーも、大して必要ではなかったのです。そこから「口は災い」、「沈黙は金」、「おしゃべりするな」、「歯をみせて笑うな」と、とにかくたくさんしゃべる人、大声でしゃべる人、弁の立つ人は、日本ではあまり評価されなかったのです。いつも落ち着いて腹がすわっていて、無言実行、死んでも口を割らないような人が、尊敬されたというのです。

(♭ф)

Q.日本人の性格や体格も関係しますか。

A.日本人は農耕民族で、体も小さかったし、大声は必要ありませんでした。声を張り上げなくてはいけない危険も少なかったからです。そんなことで、私たち日本人は、あまり声を使わなくなったのです。体格だけでなく、頭蓋骨、あごの形も欧米人とは違います。(♭ф)

Q. 日本の環境も影響しますか。

A.日本人の住まいは、木と紙の家でしたから、壁に耳あり障子に目あり、大きな声はタブーでした。

たとえば、石やレンガの家なら、壁に耳をつけても、何も聞こえません。しかも、天上が高く、広い家では、声をひびかせなくては伝わりません。からっと乾燥したところでは、声はとても遠くまでひびきます。

 気候も日本は高湿で、ジメジメしています。畳の生活で猫背ですから、のどで押した声となります。(♭ф)

2018年5月12日 (土)

Q.息を吐くように言われますが、どうしてですか。

.初心者の方は特に、息を吐くようにと口酸っぱくトレーナーに言われると思います。特に何度も言われる方は、おそらく息の吐く量、スピードともに全然足りないのだと思います。

無理もありません。日本のなかの日常生活では、皆さん、そのような息の量を吐くということはなかなかないと思います。日ごろやったことがないのはできなくて当然ですし、それを身につけるためのレッスンの時間です。カラオケが趣味だったり、合唱クラブに入っていた、スポーツで大きな声を息とともに吐くことが習慣になっていたような方ですと、案外早くできるようになるかもしれません。

呼吸の息吐きの練習は既にやっているかもしれませんが、その強度をどこに合わせればいでしょうか。本当に思い切り吐いて、ご自身のマックスまで吐くようにしてみましょう、そうすると10回くらい、少ない人は3回くらいで頭がクラ~ッとしてくるかもしれません。そうしたらすぐお休みしていただきたいのですが、これを地道に続けて、1020回ではへこたれないくらいの身体を作っていきましょう。(♯β)

Q.フレーズ感を持って歌いたいのに音が止まってしまいます。

.日本語の曲の場合は一音節に一つの音符がついているか、その音符が少し長くなているというのがほとんどなので、結果的に、音が一つ一つぶつ切れのようになってしまうのは仕方ないことかと思います。しかし、そのぶつ切れになりやすいフレーズをいかに、きれいなまとまりとして聞かせるかが課題になるのだと思います。

音が止まっているといわれるとのことですが、すべての音に息が流れて、その音が止まらずになんらかの方向性をもって歌えていますでしょうか。言葉は一つ一つが動いていないといけません。

例えば「そんな時代もあったねと」は「そ・ん・な」と一つ一つ止めずに「そオーンーなアー」と伸びていくように息を流して、その言葉が「時代も」に向かい、最終的には音楽の勢いは「あったねと」に向かうように歌っていくといいと思います。

そして、最初の息の流し方が肝心です。助走をつけたり、ボールを遠くに飛ばすために振りかぶったり、最初に勢いをつけるように息を流して歌い始めましょう。(♯β)

Q.音が高くなると緊張します。

.これは多くの人に当てはまる課題ではないかと思いますが、音が高くなっていくと、出るかどうか不安になってしまうというのは難しい課題ですね。特に音が跳躍したような状態で高音域を出さなければならない状況などは、より大変に感じると思います。一発で高音域を出しやすくするコツなどがあれば楽なのですが、残念ながら万人受けする特効薬のような即効性のあるコツは存在しません。

唯一あるとすれば、「音を狙い過ぎない」ということです。高音域に関しては、狙ったからと言って出るようなものではないのです。地味な訓練になりますが、中低音域でしっかり身体で支えられた声を出せるように訓練すること、そしてそれを応用して体を高性能に扱って高音域を出せる状態に訓練していくことが必要です。地味で面倒くさいように感じるかもしれませんが、一発出るか出ないかのような博打のような歌い方よりも、高性能に制御された歌い方の方が安定感も信頼も増すと思います。揺るがぬ力を身につけて音域問わずに歌えるようにしていきましょう。(♭Я)

2018年5月 9日 (水)

Q.話に関心をもたせ、よく聞いてもらうには、どうすればよいですか。

. 相手に得する気分を味わわせます。これには「何か物をあげる」「相手を認めてあげる」など、いろいろな方法があります。どんな場合も、結果として、「よい話だった」と思われることを目指すべきでしょう。「あの情報が得られたから聞いたかいがあった」「あの話を聞けたら本望だ」など、何の価値でもよいが、それを感じられるように話をもっていきます。自分の話で、先に述べたお茶 (相手にとってのメリット)にあたるものが何かを考えてみましょう。(Э)

Q.話の組み立てを教えてください。

A.心を開かせるためにはしごをかけます。

とにかく相手のいるところまで行くことです。自分の話したいことはまず置いて、相手の立場、意気投合できるところにまではしごをかけます。はしごの下を相手の足元に置くと同時に、はしごの上を相手をもっていきたいところまでかけるわけです。自分が言いたいことを言えるところに来させるわけであるから、話の方向づけともいえます。ここでは、難しいこと、混乱することなど、少しでも拒否反応を起こさせることは避けた方がよいです。だから、出だしは天気などの無難な話、誰もがスッと入り込める話題が好まれます。(Э)

Q.相手に行動を起こさせる話の運び方はありますか。

A.自分の言いたいことを伝えることです。しかし、それが目的であっても、いきなり「掃除しろよ」では誰も動きません。まず「天気がいいねえ」と気持ちを通わせて、「そうですねえ」という返事を待ち、ひと言ふた言、同じような調子で会話をします。つまり同調し、相手に受け入れ態勢を作らせます。次に「まあ、お茶でも飲もうや」とお茶を差し出します。つまり、テイクする前にギブするのです。すると、向こうも何かしたくなります。ここで、先に相手にお茶をいれてもらっては終わってしまうから、自らお茶をいれて、「何かやってほしいのかな」と相手が思うように匂わすのです。ここで、(何か起きそうだ)と思って逃げる人は勘がよいです。ノーテンキに構えている一瞬をついて「そのゴミまとめておいて下さいな」などと用件をもち出します。こういう流れが、話での自然な働きかけ方です。(Э)

2018年5月 8日 (火)

Q.人が何を思っているのか知りたい。

A.他の人の人間関係を見抜くのにも、声は大きなヒントです。相手によって、露骨に声を使い分けている人もいます。そこでその人の好き嫌いがわかります。その人の尊敬度、傾倒度、忠誠度なども見抜けます。(♭б)

Q.相手によって声を使い分けるヴォイトレとはどうするのですか。

A.相手を順に変えて、口調も変えてみてください。

1.上司 2.同僚 3.部下 4.社長 5.親戚 6.兄弟、姉妹(♭б)

Q.仕事での人間関係をうまくやりたいのに声をどう使えますか。

A.好きな人に使う声を嫌いな人に使ってみてください。きっとすべてがうまくいきようになります。相手を嫌えば嫌われるし、好きになれば好かれやすくなります。あなたの好き嫌いに関わらず、声でよい方へ演出するのです。(♭б)

2018年5月 7日 (月)

Q.日本人の音声表現力は、なぜ弱いのですか。

A.島国の村社会である日本では、昔から人との会話は、以心伝心ですみました。ほとんど話す必要もなく、対話や論議もなしに、生活が営めたのです。そのことが音声コミュニケーション力の教育においては、裏目に出ているのです。(♭ф)

Q.なぜ音声訓練が必要なのですか。

A.初等教育から音声技術を中心に学んだ人と、読み書きしかやっていない人が出会えば、どうなるでしょう。

英語という国際共通語で、遅れをとっている日本人には、英会話以前に、こういった音声教育の欠如という大きな壁が立ちはだかっています。

音声を認識して、発声器官を整えて声で発するトレーニングで、その欠如を補う必要があります。それこそがヴォイストレーニングの必要性なのです。(♭ф)

Q.音声の基礎教育のないのが、日本ですか。

A.日本では、ほとんどの人が文字を読めます。これはとてもすぐれたことです。その代わり、人前で発表したり、スピーチするのは苦手な人が多いのではないでしょうか。人前で発表するのを名誉とする国と、じゃんけんして負けた人が発表役になるような日本とでは、音声への評価がまったく違うようです。

他の国で誰もが音声の基礎教育として学んでいるようなことは、日本ではアナウンサーや役者の基礎訓練を受ける機会でもなければ、経験しません。(♭ф)

2018年5月 5日 (土)

Q.縦をそろえなさいと言われます。

.「縦をそろえて」というダメ出しをもらうことがあったら、その時は他の人たち、または伴奏とずれていると思っていいです。縦をそろえてと言われるとリズムを明確に出す、言葉をたてる、子音を強く発音するというような方向へ行きがちなのですがそれでは解決しないことが多いです。

一度いい声、いい発声、表現を考えないで一定のテンポで喋る練習をしましょう。特に小節の頭の拍と言葉がそろうことが重要です。拍の頭がしっかりとあってくると他のテンポもそろってきます。音楽や歌詞を表現する気持ちや癖はとても重要なのですがそのためにテンポが遅くなっていくと声も出し辛くなっていきますし、音楽もうまく聞こえないことが多くなります。

現在のポップスは歌い手に伴奏が合わせるということはほぼありません。テンポはドラムやベースが作りそこに歌い手が乗る形がほとんどです。カラオケも流れてくる音楽に自分がのるのがほとんどですので縦がそろっていないということはずれているという証拠でもあります。縦のラインを意識して練習するとまず、音楽とずれるということはなくなります。(♭Σ)

Q.力みやすいのですが、どうすればよいですか。

.歌っていて力みやすい方の多くにみられるのですが、歌のフォームをすでに吸気の時にやり過ぎている人が多いです。脱力が重要といいますが、歌には力は必要です。鍛えていく中で自然と使われるべき筋肉が使われ、筋肉を使うことに慣れて、力まなくても使われる状態にまですることが重要です。最初から脱力だけを考えていては人に届く声にはなりません。

しかし、吸気と呼気(歌っているとき)両方で力を入れ過ぎると喉への負担も体への負担も大きくなるので注意が必要です。

人それぞれで違うのですが、胸、肩、肩甲骨などが固くなる人が多いように感じます。吸気で脱力と適切な場所に息を入れることをトレーニングして第一声の時に体がしっかりとすることを練習するとよいと思います。

歌う体が吸気ででき上がり過ぎると余分な力みも多くなるので注意しましょう。脱力の話になると歌っている声の力を抜く人が多いのですが、声を抜いていては声をだす行為自体が弱くなるので注意してください。まずはしっかりと出すことを意識してトレーニングしましょう。その上で体が力むようならば吸気の際の身体がどうなっているかを考えてみてください。(♭Σ)

Q.喋るように歌う技術はなんといいますか。

.イタリア式発声の一つにRecitar candando(レチタール カンダンド)という発声法があります。これは発音を基礎として考える発声法です。イタリアの伝統的な発声法の一つでもあります。

「喋るように歌う」といった感覚ですが、これは言葉以上に難しいです。日本語という世界でもまれにみる浅い声の文化を母国語とするのでは声をとらえるスペースが小さく狭いです。鼻腔もせまいですし鼻声になりやすい傾向もあります。日常会話のように歌っても駄目なのです。舞台上で役者として喋れるような声の延長上のある声と思ってもいいかもしれません。

また喋るように歌うということは100%ではありませんが大きな声で喋ることができるという大前提があります。喉が鳴る音もしますから合唱のような声を是とする方には遠い発声です。

日本語が子音の多い文化に対してイタリア語は母音の文化ですから感覚としてとらえ辛いのも難点の一つです。

案外声楽というと綺麗な頭声で響きを高く歌うものというイメージがある方もいるのですが、このように舞台上でしっかり飛ばせる、芯をとらえた声から発声する声楽の技法があるのも知っておくといいかもしれません。

(♭Σ)

2018年5月 2日 (水)

Q.相手に合わせて話したいのですが。

A.話の語り口やテンポは、相手のタイプ、気質、気分にも柔軟に合わせたいところです。たとえば、相手が若ければ語りかけ調、年配であれば、ゆっくり、やさしく話す、などです。また、自分の立場(講師、主催者、参加者)によっても話し方を使い分けるべきでしょう。話していて、上手く噛み合っていないように思える時には、次のような工夫を試みよう。

・話の順序の組み替え

・サビやオチを先にもってくる

・間や呼吸を変える

つまらない話や、聞き手がのっていないと使えない話は飛ばします。どつぼにはまることを避けるのです。(Э)

Q.聞き手の関心がつかめているのかはどうしたらわかりますか。

A.聞き手のノリを感じるには、顔の表情、笑いや目線をチェックしましょう。うまくいっている時は、これが自分の思いとはずれていないはずです。

最初は、好感をもってくれている(ように見える)人、たとえば、よくうなずく人、微笑んでいる人、反応を返してくれる人などを見つけましょう。その人に話しかけるようにして、話のペースをつかみます。しかめっつらをしている人は、気にせず相手にしなくてよいです。話が佳境に入ってきたら、少しずつ全体の反応を見ていきましょう。(Э)

Q.あまり聞き手に左右されたくないのですが、どうしたらよいですか。

A.自分が話したいことと、聞き手が聞きたいことが相反してくるような時には、聞き手が聞きたいことを優先します。聞き手にもいろいろな人がいるから、すべての要望には応えられません。全員に伝えようとする前に、その中の一人に満足のいくように伝えようとするとよいです。雰囲気をキャッチし、悪ければ方向修正し、よければ利用していきます。(Э)

2018年5月 1日 (火)

Q.人の気持ちがわからない。声で読めますか。

A.人間関係の違いは、声での違いに表われています。あなたの望む人間関係は、その声で区別していけばよいのです。

好き嫌いが声に表われるなら、声で好き嫌いを表わしてしまいましょう。いえ、職場には嫌いな人にも嫌いとは表わせません。つまり、どれもみな、好きな人に使う声にすればよいのです。そんなことで声は減りませんから、大丈夫です。(♭б)

Q.職場では、声の使い分けをうまくしたい。

A.お客さん、上司、同僚に使う声はそれぞれに違います。それは言葉遣いとも似ています。お客さん、上司には、敬語、同僚、部下には、ため口、いえ親しさに応じて、かなり違ってきますね。相手の好みを知ることです。

(♭б)

Q.大きな声でリーダーになりたいのですが。

A.声が大きい方がよいです。しかし、大きすぎると、聞いている方も疲れます。声の大きさには充分に配慮してください。デリカシーが問われます。最近は、大声に弱い若者や女性も少なくありません。配慮しましょう。

(♭б)

« 2018年4月 | トップページ | 2018年6月 »