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2018年5月19日 (土)

Q.喉を開けるように言われるときと、開けないように言われるときがあるのですが。

.多くの方を見ていると、次のような傾向がよく見られます。初心者の方は、喉の開きが乏しく、口蓋が下がっていて、喉の奥が狭いまま発声していらっしゃいます。そのため、声帯で作る響きを、増幅させることはできず、音はとても響きの少ないまま発声しています。結果として、声は前に飛ばずに、トレーナーにもっと口をあきましょうと言われることが多くなります。

しかし、トレーニングを重ねてある程度(人によって個人差があると思いますが23年)時間が経った方は、喉の奥がしっかり開いたまま発声できるようになり、響きが増えてきます。

ただし口を開けること、喉の奥を開けるようにしていると、顎を落として喉の位置に影響を与えてしまったり、声帯で作っている音に何らかの支障を与えてしまいます。喉の奥が柔らかく開けられるようになったら、喉の奥を無理に開けようとせず、むしろ狭いまま声を出してみましょう。何か今までとは違う変化が感じられると思います。そうすることで、下から上まで滑らかで、声帯のパフォーマンスを邪魔することなく美しい響きを作ることができるからです。(♯β)

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