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ヴォイトレレッスンの日々

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2018年7月

2018年7月31日 (火)

Q.自分の声をチェックするには。

A.人によって声の使い方が違うのを自覚します。

・自分の声を使う相手別で分けてみよう。

自分の声をケース別に分けて使ってみます。

・応対別の声を録ってみよう。

・電話の声を録ってみよう。

自分の声に親しみましょう。

・何度も、自分の声を聞いて慣れてください。

・自分のなかのよい声、悪い声を知る。

・自分で大げさによい声にしてみる。

・自分のよい声の状態をとってみる。

自分の声のベストセレクションを記録に残しましょう。

仕事モード

恋愛モード

日常モード

不調なときにこれを聞くと、立ち直れるようになります。

(♭б)

Q.声を厳しくチェックしたい。

A.ファッションにとても詳しい人、凝っている人がいます。そういう人は、あなたのセンスについて、面と向かって言わなくとも、“一家言”は、腹にもっているはずですね。

声がよくないと思い込む人の大半は、まわりにそういう人がいることで、声の自己評価に厳しくなったと思われます。それは、ありがたいことです。しかし、あまり気にしないことですよ。(♭б)

Q. 声について学ぶにはどういうことか教えてください。

A.声について学ぶために、次のことをやってみましょう。

1.声のよい人は誰だろう。

2.声優の声を思い浮かべよう。

3.ミュージカルスターの声を思い浮かべよう。

4.お笑い芸人の声を思い浮かべよう。

5.声の標語、スローガンを掲げよう。

6.ことばを紙に書いて、唱えよう。

大切なのは、

1.声を出すこと

2.声を聞くこと

3.自分の声を聞くこと

特に3は、自分の声を聞くことです。そのためには声を録って聞くのです。(♭б)

2018年7月30日 (月)

Q.日本語の歌詞がわかりにくいのですが、教えてください。

A.1.音の単位が少なく、110の組み合わせ。同じ音のことばが多く、すぐのみこめない。「思い込んだら」

2.高低アクセントにメロディが正しくつかない。作詞者は、類義語、音の高低を考える。(♭ф)

Q.日本語はのどの負担が大きいのですか。

A. 母音は必ず喉頭原音を伴うのに対し、子音の大半は、音源が声道の中間(唇、歯茎、軟口蓋など)にあります。

日本語は、母音の使用量が多く、声帯振動を必要とするため、負担が大きいのではというのが、米山氏の考え(「声と日本人」平凡社P83)です。そして、その例として、日本語では声が出ないのに、ドイツ語では声になったトランペッターの通訳の例をあげています。(♭ф)

Q.外国語で歌うことでの注意点とは何ですか。

A. 外国語で歌うには、正しい発音が必要なだけでなく、そのことばの本当のニュアンスに音と心を一致させて自分のものとして使えないなら、正しくとも伝わりにくいです。そ

れなら、母国語で歌う方がよいです。

日本人でゴスペルとかジャズを歌っているなら、この点を知っておかないと、アメリカ人が佐渡おけさを歌っているのと同じというくらい、おかしな方向へ行きます。こういう写しかえは、作品の価値でなく愛嬌だけでもっているのに気づかないで終わってしまいます。

日本人が外国語で歌うと、発音の悪さと正確さだけを求めた技術が際立ちます。(♭ф)

2018年7月28日 (土)

Q. デックングについて教えてください。

.デックングは、ジラーレと同じような意味で使われる場合も少なくないようですが、デックングは「被う。包む。」、ジラーレは「曲げる。回す。」と、まったく違う意味を表します。どちらも高音域の発声に関して、よく使われるので、レッスンを受ける側としては誤解が生じ、誤用が広まったのでしょう。

今は、交通機関や、情報伝達網の進化で、グローバル化が著しく、オペラ歌手の声に関しても地域色がとても薄くなっている気がします。以前は、イタリアオペラの声とドイツオペラの声は、まったくと言っていいほど違ったのです。デックングは、ドイツ語なので、ドイツ的な声楽の発声法の用語として、私はとらえています。文字通り、声を被う、包む、むき出しにしない。(行き過ぎると、明るく輝かしいのはもってのほか、とイタリア的発声の全否定にもつながりかねませんので要注意です。)

そのために必要なのは、軟口蓋を適度に挙げて、口の奥を広めに空けたまま、声を出すことです。たったそれだけですが、軟口蓋を挙げるトレーニングと、口の奥を広げるトレーニングを、充分に繰り返してはじめて、楽にこれができるようになるのです。(♭Ξ)

 

.ドイツ語で「かぶせる、おおう」といった意味で、声楽の指導の際によく使われる用語です。言葉の意味としてはイタリア語のキゥーゾ、英語のカバーとも同じです。声を開き過ぎたり、明るく過ぎるときによく使われます。また、ある一定の音域から音域への移行の際に使われることが多いですね。チェンジの位置、パッサッジョと呼ばれる声が低音域から中音域、中音域から高音域への移行の音域で声楽的技術として音をジラーレ(まげる)しながら歌う必要があります。その際、声が明るすぎるとうまくいかないことが多いのでカバー、キゥーゾ、デックングといった言葉がでてきます。これは指導者がどこで勉強したか、または指導者の得意な声楽ジャンルでも言い方が変わってくるかと思います。

パヴァロッティの師匠であるアッリーゴポーラは「声はカヴァーしたりオープンにしながら歌わなければいけない」といっています。しかし、現場で出てくるデックングの意味あいとして「おおう」というよりも「暗く」という印象をうけることが多いです。発音を暗く、音色を暗くという印象がほとんどです。

デックングがドイツ語という面もあります。テノール歌手がわかりやすいのですが、イタリアのテノール歌手とドイツのテノール歌手は明らかに声が違います。これは骨格や言語によるところが大きいですが、ドイツの歌手はイタリアの歌手よりも太い、暗い、丸い、などの印象をうけます。その結果、イタリア語の作品のようにドイツ作品を歌うと明るすぎるという指導が入り、もっとデックングでという言葉がでてくるのだと思います。実際にドイツ語には開いたオ、閉じたオなど日本語やイタリア語よりも多数の母音があります。暗い母音が多いのも事実です。

しかしイタリアにもキアーロ・スクーロという発声の考え方があります。直訳としては「明暗」です。明るくだしたり、時には音域により暗く出す必要があるという発声のメソードです。実際にすべてを明るく歌うということもないので実際に指導者からデックングという言葉がでてきたら暗く、おおうようなイメージをもつとよいかもしれません。(♭Σ)

 

.発声で高音域のとき喉が上がることを回避するための技法と言えます。また「おおう」という意味からも、母音はやや暗めになります。

私はドイツの音楽大学にいた時期がありますが、実技は全て他の国籍の先生だったからか、私自身は「デックング」での指導を受けた覚えがありません。(またはデックングと言われたところでピンとこなくて覚えがなかったのかもしれません。)よって私自身の経験からくるものはないので、私のレッスンでデックングという言葉を使うことはありません。

ヨーロッパでは、世界的に活躍してきた声楽歌手たちは皆イタリア語、ドイツ語などを普通に話します。ドイツ語でのレッスンでもうまく表現したいときはイタリア語を出してくることもよくありました。今振り返るとデックングではなく「ジラーレ」で指導されていたと思います。(♯α)

 

.ドイツ人の先生やドイツ物の曲を演奏する際に、発声用語として用いられることがあると思います。顎を下げたり口先を開け過ぎないなど、使われる意味合いとしては、イタリア語でいうジラーレに近い部分があるのではないかと思います。

モーツァルトのオペラによく出てくる“sotto voce”で指示されている部分を歌うときなどにも、このテクニックは役に立つのではないかと思います。

ジラーレ同様、奥まった部分を通過する制御により、高音域で花開く方向に道筋につながったり、その過程として、ppのように弱々しい(けれども客席の一番遠くまで届くような)状態で歌うようなことに必要不可欠だと思います。

デックングもジラーレも声楽的には非常に重要なテクニックです。しかし、これらをマスターするためには、指導ができるトレーナーの下で時間をかけてなじませることが重要です。自分自身で判断せず、指導者のもとで時間をかけて、少しずつ確実にマスターしていくことをお勧めします。(♭Я)

 

.音を曲げること、気道から口蓋にかけて息の通り道はまるで直角のように曲がっていますが、声もこのように、曲げる必要があるという、数ある歌唱法のメソッドの一つです。デックンはドイツ語ですが、イタリア語ではgirareとよんだり、英語ではcoverとよんだりします。つまり欧米では割と共通認識の技法なのでしょう。

私は、今はあまりこの技法を意識しません。(私が高音を歌う声種だからなのかもしれませんし、今の発達段階で必要がないのかもしれません。今はストレートに出すことを心がけています。初期のころは意識していました。)

この概念は声楽の初歩の学生には必要な要素かもしれません。ただ何も考えずに声を出しているときは、声の方向性も上方向に一辺倒かもしれないのですが、ある程度の高さになったらこの技術で、声を曲げるように、また英語の発想で言えば、声を上からカバーするかのように、イタリア語の発想で言えば、声を曲げて、歌うことで声をまろやかにすることができると思います。

直線的に出してしまうと、喉が力みやすく、力が入ったままの声になりがちです。このデックングの技法を応用することでまろやかな音色に加えて、声の負担を減らすことができると思います。(♯β)

 

.デックングとは、喉頭をリラックスさせ低い位置に保ち、声帯を伸展させ、丸みのある響きを作ることを言います。

簡単に言うと、「あくびの位置」を思い浮かべていただくとよいと思います。喉頭が下がり、声がクラシック歌手のような響きを持つポイントがあると思います。クラシックの発声法としてひろく知られていますが、この喉頭の使い方はクラシックだけではなく他のジャンルの歌唱にも応用でき、頭声と胸声(いわゆる裏声と地声)のバランスをとりながら広い音域を歌うのに必要だと考えています。ミックスヴォイスの習得にも欠かせない要素の1つとして、必要に応じてトレーニングに取り入れています。

いろいろな声を出すことに慣れていない場合は少し違和感があるかもしれませんが、声のストレッチのつもりでチャレンジしてみるとよいと思います。(♯ё)

 

.ディクングとは、「被せる」ということで、ジラーレのように息を後頭部付近で回すように発声をします。声楽、オペラにおいて、転換区の高音域(ソプラノ、テノールの場合ミからソ、アルト、バリトン、バスの場合ドからミの辺り)を発する際に有効と思われます。

この音域をまっすぐ裸のまま前方にのみ発すると、声そのものが出にくい、音程が下がる、非アカデミックな声になる、喉に負担がかかる。という弊害が生じます。そのような経験をされた人は多いと思います。

そこで、このディクングという被せる発声を使いますと、声そのものの質が向上する(アカデミックな声になる)、声が出しやすくなる、音程がとりやすくなる(キチンと音程がハマるようになる)、喉の負担が減少する、何より音域が広がっていき、転換区より上の音域が楽に発することが可能になる。というメリットが生じます。

ただ、このテクニックが過剰になりますと声を掘る感じになり、声が籠ったり、飛ばなくなる可能性も考えられます。バランスよくディクングを使うことが重要です。(♭й)

 

.高い音を出す時、声を被せる。声に丸みを持って柔らかい響きにするための喉頭を下げ、口唇の開口を減らし、顎を引くなどの一連の動作です。

口の中を開け、声を自分の背中など後ろから前に届けるようなイメージです。また、これらの感覚を使い、低い音から高い音へのチェンジの際に使います。ジラーレなどと共通の要素を持ちます。初めは手などで声の動線を描いたりしながらイメージし、「被せる」「包む」声をイメージするとよいかもしれません。(♭Ц)

2018年7月25日 (水)

Q.うまく共鳴させるとは、どういうことですか。

A.喉を開いて声を出し共鳴させることを身につけないと、声が自然に伸びていきません。体の深いところから、深い息で出た言葉は、とてもよく相手に伝わります。喉を開いて深い息で話すと、声も魅力的になるのでわかります。少し大きく声を出して、喉のあたりが響くかどうかチェックしましょう。喉がビリビリというのでは問題外です。胸の中心に響きを集めてみましょう。言葉としては、「ハイ」「ハオ」「ラオ」などがやりやすいです。男性ならやや低めの声で太く出すとよいです。手を当てて、肋骨、背骨、尾てい骨と、下の方まで響いている方がよいです。あごを引いて、首や肩、舌などの力は抜くことです。

声の響きを増すトレーニング

1んアーんエーんイーんオーんウー

2んガーんゲーんギーんゴーんグー

3ナーネーニーノーヌー

4マーメーミーモームー

5んーアーん、んーエーん、んーオーん、んーウーん、んーイーん、(Э)

Q.フレージングについて知りたいです。

A.フレージングは、句節法、句切り法で、フレーズの切り方、フレーズの作り方です。文章上の区切りでなく、その文意を伝えるために効果的に区切る方法、ないしは伝え方ということになります。人の心を動かすためには、句読点に忠実に話せばよいというものではありません。どのように話せば最も伝わるかという答えが、その人のフレージングなのです。(Э)

Q.プロミネンスとは何ですか。

A.プロミネンスとは、「際立ち」「際立たせ」「卓立」「対比の強調」「文アクセント」などといわれます。ある特定の(重要な)言葉を強調することです。強調するためには、強い調子で言うのが一番簡単だが、その他にも、間や速さを変えるなど、いろいろなやり方があります。

これには、個人の選択に任されている場合と、社会的習慣として決まっている場合があります。しかし、どちらにしても、文意を正しくわかりやすく伝えるために強調します。

プロミネンスは、相手が聞きたいところ、また相手が聞きえやすいところに置かれたり、「いいですか」「もし」のように、次に来る言葉に注意させる(前ぶれの強調に使う)ためや、「○○ではないのです」(○○ではなくて口口のようなものです。)言外の意味をもたせるために用いられます。(Э)

2018年7月24日 (火)

Q.声のセルフイメージをよくするにはどうすればよいのでしょうか。

A.自分が自分について思い描くことをセルフイメージといいます。セルフイメージとは自己像、それが自信に満ちていくと、行動はパワフルになり、その結果、人生は好転していきます。

あなたは毎日、どのくらい鏡をみますか。ミラートレーニングといって、セールスマンがお客のところに行く前に鏡を見て自分の表情をよくするのを知っていますか。これをくり返していると、本当に顔がよくなります。お客は不景気な顔をしたセールスマンから、物を買いたくはありません。声はどうすればよいのでしょう。声も、ミラートレーニングをするのです。ただ、鏡では見えないので、録音して再生することになります。いつも声で唱え、録音し、聞き返し、それをくり返すことです。必要なのは、ボイスレコーダー(テープでもipodでもよいでしょう)。(♭б)

Q.「声日記」の書き方を教えてください。

A.次のがフォーマットです。

1.    年  月  日(  )天気(  )温度(  )湿度(  )

2.目標:

3.声のためにしたこと

4.声を使ったときのこと

5.どう声を使えばよかったのか

6.今日の声の調子と健康

7.明日の声の使い道

いつか自分があの世へ送られる日まで、声の日記をつけていきましょう。あと何日、書けるかわかりません。あなたも今日から声日記をつけてみてください。あなたの夢が、確実にかなうためにです。(♭б)

Q.夢実現のための「声日記」とは何ですか。

A.イメージを引き出すキィワードは言葉です。私は声の感じで、その人のイメージや情報を引き出します。「あの人どんな人だったか」と思い出すとき、何を言っていたかより、どんな声で言っていたかの方が残るからです。人が亡くなったとき、私などはその人の生前の声、笑顔とともに笑い声を思い出して偲びます。亡くなったことは悲しいけれど、そういう思い出を与えてくれたことは喜びであり、感謝するばかりです。そう考え、心の中では笑って送り出したいと、いつも思っています。(♭б)

2018年7月23日 (月)

Q.欧米の歌がのりやすいのはなぜでしょうか。

A.Twinkle, twinkle little star,

 ’   ’  ’  

How I wonder what you are!

    

Up above the world so high,

    

Like a diamond in the sky.

    

このように、ことばにすでに4ビートが入っている。というより、そこから歌になったからです。

西洋の詩、たとえば「きらきら星」を強弱アクセントで示してみると、規則正しくくり返されています。手拍子で、手を打つところが強勢であり、このリズムは強弱律(トロケー trochee)と呼ばれています。

二音節語ではその語のアクセントに合わせてあり、一音節語では意味の強い語(スター、ハウなど)が強勢のところにおかれ、意味の弱い音(ザ、ツー)は弱勢のところにおかれています。英語は多音節語でも強弱強弱(または弱強弱強)のくり返しになる傾向があるから、強弱律や弱強律(アイアンビック iambic)には、のりやすいのです。(♭ф)

Q. 邦楽の発声と声楽の発声とでどう違うのでしょうか。

A.三味線伴奏の邦楽では、だいたいの高さは定まっていますが、演者はその日の調子でいくらでも高くしたり低くしたり調整できます。しかし、声楽では曲は高さが決まっており、そもそもその高さの音が出なければその曲は歌えません。

また、邦楽の発声では、共鳴の起こる場所が咽喉から鼻に移る場所が主であり、西洋音楽に比べてとても狭いです。この欠点を補うために盛んに首を振って抑揚をつけます。これに対して、西洋音楽の発声では、共鳴を理想的に使うから、声もひびきます。(♭ф)

Q. 洋楽曲の原詞と日本語詞では歌い方に差があるのでしょうか。

A.まず、ことばとして英語と日本語との読みでは、全く違います。英語は強弱アクセント中心、子音で終わります。いわば息を強く吐き、体からの声でメリハリをつける。一定のリズムにのせます。

日本語は、高低アクセント中心で、母音でひびかせて終わります。息は弱く、口先で調整することが多いのです。適当に息継ぎをしてつなぐ。何よりも音色、声の深さがありません。頭の音をはっきり言わないと、意味がわかりにくく、語尾を伸ばしにくいです。

これが音楽になると、英語はアフタービート中心、3拍子系も多い。邦楽は、2拍子系の頭打ちのリズム。一般にポップスはあちらの感覚でつくられているので、英詞の部分の方が歌いやすいはずです。(♭ф)

2018年7月21日 (土)

Q.声がひっくり返りやすいのですが、どうしたらよいでしょうか。

.声帯のある喉頭部分が動きやすい、また咽頭の何らかの動きのせいで、声帯の動きを邪魔してしまっていることが考えられます。また、声帯を引っ張ってキープし、それをお腹で支えられていれば、声のひっくり返りはある程度阻止できます。

このように、声帯の動きになんらかの邪魔をしてしまっていることと、支えやひっぱりが足りないことの、両面から原因を考えられます。

喉頭の動きで声帯の動きを邪魔してしまっているケースで考えてみましょう。喉はとても敏感で、少し緊張したりするだけで動いてほしくない筋肉が動いてしまったり、声が震えてしまったりします。そのせいで、声が通常話しているような声帯の振動を維持できず、力んだり、声が奥に入ってしまったり、自分の意志に反して、喉頭内の筋肉が動いてしまい、平常の喉の使い方ができなくなってしまうのです。そのために、日々のボイストレーニングが必要なのです。緩んだ喉に、適当な量の息を声帯に当て続けられるよう、訓練が必要なのです。

脱力と言っても、喉の奥の筋肉まで自分で自分で見て確認できるわけではないので、自分で自分を落ち着けるような、静かな気持ちで発声をゆっくり始めてみることも必要ではないでしょうか。(♯β)

Q.口蓋を上げたほうがよいのですか。

.歌うときに日本語の日常会話のような、口をあまり開けず、喉の奥も開かずに話すような喉の使い方では、いい響きの声がでません。

このような口蓋の上げ方に慣れていないと、レッスンのときだけ、または本番のとき、オーディションのときなど、その場で対応するのはとても難しいです。日ごろから、上げておく訓練をなさった方がいいと思います。少しずつ上げる訓練をしていると12週間くらいで慣れてきます。しかも付随筋のはずの口蓋垂の辺りも、自分の意志で上げ下げできるようになります。これも訓練が必要で、その場限りでできるようなことではありません。

口蓋にプラスして、意識していただきたいのは、後頭部です。頭蓋骨のうしろを少し開けるような、後ろに引っ張られるようにして空間を意識すると声の響きがより丸みを帯びて柔らかくなります

私たち日本人は、この頭蓋骨の奥行、顔の奥行が平板なので、欧米人に比べるとハンディがあり、この分を補う必要があります。ぺちゃんこの声にならないように縦と奥を意識してみて下さい。(♯β)

Q.息を吐けと言われますが、どういうことですか。

.声が顔や喉の奥にとどまり、声が前に出ていないときに、このような注意をするケースがあります。

声が奥まってしまって前に出ていないときに、「声を前に」と注意すると、喉だけで押し出してしまうことがあります。息を吐くということに集中していただいた方が結果としていい声が前に出ます。

このときは、柔らかく、弱く吐いては意味がありません。お腹の圧力をしっかり使って、思い切り早く「ハ~」と高速大量に息を吐いてください。皆さん、息を吐くスピードも遅ければ、量も少ないです。時速100キロで、1000CCの息を吐くくらいのつもりでやってみてください。おそらく慣れていない人は、10回もやらないうちに、頭がくらくらしてくるかもしれません。少しづつ負荷に慣れてきますので、ご自分のペースで少しづつ練習してみてください。

この息に少しづつ声を混ぜて、だんだん息から声に移行してみましょう。(♯β)

2018年7月18日 (水)

Q.イントネーションには、どんなものがありますか。

A.声の調子の上がる時を「昇調」、下がる時を「降調」、平坦なのを「平調」といいます。実際は、この組み合わせで使われます。日本語では、イントネーションもアクセントと同じく高低です。多くの場合は、アクセントの高低関係に影響を及ぼしませんが、語尾においては、アクセントを変えることもあります。

1. 降調の例

「やめろ」

・肯定…ええ、はい、

・命令…来い、行け、

・疑問詞を含む疑問形

「何」

「誰」

「なぜ」

「誰に言ったの」

2. 昇調の例

・次の語句を導く時、段落をつける時

「しかし、君、行くのかい、雨なのに」

・呼びかけの語が述語より先にくる時

「君、来たまえ」

「来たまえ、君」(後にくる時は、降調)

(ただし、親密の情の入る時は、半疑問となり昇調) (Э)

Q.イントネーションとは何ですか。

A.文の終わりが上がると疑問調で、下がると断定や確認の意味になります。言葉の音階的高さの上がり下がりを、イントネーションといいます。音調、語調、声の高低の変化なども含まれます。

アクセントは、一つの語によって、強弱や高低のつけ方も決まっています。しかしイントネーションは、言葉を使っている人の状況によって変わります。これは、表現をより的確にしっかりと伝えるためにはなくてはなりません。

イントネーションのつけ方によっては、言葉を省略したり、言外に多くの意味を伝えたりすることもできます。

(Э)

Q.アクセントとは何ですか。

A.言葉をはっきりと伝えるためには、発音の他に、アクセントを正しくすることが大切です。アクセントにも、音の強弱、長短、高低とあります。英語だと、どれかの音節を強く発音します。「強弱アクセント」となりますが、日本語では、「高低アクセント」が中心です。(Э)

2018年7月17日 (火)

Q.声について何を考えたらよいのですか。

A.どういう声の使い方をしたいですか

どんな声の人が好きですか

相手のどんな声が好きですか

あなたにとって幸せな声って何ですか

何ごとも、常に主導権は、自分にあると思うことです。これは日本人には、あまり馴染んでいないことですが、言葉にして、声に出していうことで主張することイコール責任をとるということです。はっきりと声に出す習慣をつけるのです。(♭б)

Q.現状打破のイメージを唱える声の力とはどういったものですか。

A. 現実の仕事がどうであれ、恋愛がどうであれ、人間、頭の中のイメージは自由です。どれだけのイマジネーションをもてるか、もち続けられるかが、すべてなのです。

あなたも毎日の現実で何かをやらされていることでしょう。でも、それはあなたが選んだことです。しかも辞める自由もある、なのにやっているのは、何かしらあなたに合っているからです。これがどれだけ恵まれたことか、それだけであなたは先祖代々に感謝してください。人類史のなかで、こういう自由を手にするのは、宝くじにあたるより難しかったのです。

それを合っていないと思うのでなく、合っていると肯定して、より大きく生かすように考えてみてください。そのために、声をどのように使っていくかということです。

人間は、環境に全てを左右されないで、それを切り拓く力がある唯一の生物です。他の動物なら、寒いからと滅びる。人間は寒さを防ぐ知恵を出して乗り切ってきました。

また、明日のことを予測できる唯一の生物です。今日のことを、ただやらされるようにやっているのは、人間として与えられた能力を充分に使っているとは言い難いのです。(♭б)

Q. 現実に立ち向かえる声とはどういうものでしょうか。

A.私は、昔、苦しいとき、歌を聴いてやる気を起こしました。それでダメなら、スタジオで声を出します。声がうまく出るとか出ないとか、気にしません。すると、頭の中がからっぽになります。そう、これ以上なく、堂々と現実逃避するのです。

現実の入ってこられない時間と空間をもつ。これは、とても大切なことです。プライベート時空で解決する。だから、一芸を仕事やパートナーとまったく関係なくもつと精神上、とてもよいのです。

特に、一流の歌は、エネルギーを与えてくれます。なぜ、こんなに音楽を聞く人が多いのかというと、ストレートに心を動かし、すっきりさせてくれるからです。(♭б)

2018年7月16日 (月)

Q.日本のリズムの体系を教えてください。

A.日本の音楽は、種目や流派によって細かく分かれ、全体を統一する理論体系ができあがっていません。

ただ、特徴として、

1.拍の音価がきわめて大きい、また無拍のリズムがみられる

2.拍の伸縮が表現に結びついている

3.拍節の構成にあたって、強弱の要素があまり重要な働きをしない

4.リズムからみたフレーズの構造は、常に完結的である

5.強弱法(デュナーミク)によってリズムの波を細かく刻んでいる

ドイツのラッハマンは自由リズムですが、こうした無拍のリズムのなかにみられる規則性が緊張感をもたらす要因となり、民謡などではとくに重要視されています。

(雅楽では、四【よ】拍子のほか、テンポによる数え方の違いによって延【のべ】拍子、早【はや】拍子に分かれます。また2拍+4拍あるいは4拍+8拍の只【ただ】拍子や、2拍+3拍の夜多羅【やたら】拍子などの変わった拍節法もあります。)(♭ф)

Q.日本語と英語とのスピードの違いはどうなのでしょう。

A.日本語と英語のニュースで、同じ内容を伝えるためにどれだけの時間を要したかを測定してみました。その結果、日本語では14秒、英語では21秒でした。さらに、10分間で何音節話しているかを調べると、日本語では160、英語では110でした。

日本語では少ない時間内に多くの語数を費やし、より多くの情報を伝えようとしていることがわかります。つまり、日本人は早口だということになります。

このスピードの違いは、英語ではひとつの単語を伸ばして話したり、強調するための間などが多く見受けられるのに対し、日本語では比較的どんどん言葉を進めていってしまう傾向の違いによるのでしょう。(♭ф)

Q.外国語でも日本人が歌っているとわかるのですか。

A.歌に声の芯や深い息がないことがほとんどなので、何フレーズか聞くと私は、日本人だとわかります。

英語は、強い息を発し、舌、歯、唇で生じさせる子音を中心とする言語です。日本語にないパワー、勢いといったものがそこからつきます。それが自然な深い声や音色につながるのですが、その根本的な部分まで、耳と声で捉えている人はどれだけいるのでしょうか。

自然な発声と呼吸を身につけた体があってはじめて、外国人と対等に声で渡り合える実力につながるのです。ですから、体からの深い息をなるべく深い声にするトレーニングを続けることです。(♭ф)

2018年7月14日 (土)

Q.歌うときには必ず脱力のことを指摘されますが、脱力の大切さを教えてください。

.歌を歌うことに脱力は必須ですが、それ以外のスポーツや、あらゆるパフォーマンスの分野でも、脱力の大切さはいわれていると思います。

自分でできる小顔マッサージの記事を読んでいましたら、その先生も、まず脱力で力を抜いてから、筋肉に働きかけたり、骨に働きかけるそうです。

歌も全く同じだと思いました。まず、自分の身体の無駄な力を抜き、しかるべきところ、使うべきところの筋肉を使えるようにしてアプローチしていくことが効率がよいでしょう。例えば、頸の力が脱力ができていなければ、頸で声を支えてしまい、お腹で支えるべきところが使えないという難点があります。

喉に力が入っている方は、声の響きが悪いです。喉の力を抜いて声を出したときに、その人本来の美しい声が頭蓋骨内に響かせることができます。そして、身体全体も無駄な力を入れることなく立てていると、声を息に乗せて運ぼうと思ったときに、身体がそれを手伝ってくれます。(♯β)

Q.本番で上がりやすいのですが、どうしたらよいのでしょうか。

.人前で演奏したり、お芝居したり、読んだりという経験が少ないうちは、本番になると緊張する人が少なくないのではないでしょうか。上がりやすい、つまり、緊張しやすいという人には、いろいろなパターンがあると思います。

まずは、人前に出ることに慣れましょう。最初は、慣れないものです。数をこなして、そのような場に慣れることが大事です。

ある程度慣れてきたころから起こる緊張は、「ちゃんとした形で行わなければならない」という完璧主義モードになりやすいパターンの人です。完璧を求めるがあまり、自分で自分を追い込んでしまいます。このようなパターンの方へのアドヴァイスとしては、練習やレッスンでは、必死に足掻いて完璧を追い求め、いざ本番になったら、「とにかく楽しむ」ということです。本番で、今まで取れなかった点数を取りに行くようなことをせず、減点をできる限り減らす努力を行いつつ、楽しみながら本番を終えるということがとても大事です。自分で自分の批判家にならないように気をつけましょう。(♭Я)

Q. 口を開くとはどういうことなのでしょうか。

.発声のことで、よく「口を開きましょう」といわれると思いますが、「口を開く」という言葉にはいろいろな解釈があります。正しく理解しなければ誤解に繋がる部分であると思います。まず、開く方向ですが、「縦開き」なのか「横開き」なのかによっても意味合いは変わってきます。

ここでは声楽的な発声を基準に考えますが、一般的に理想的な開き方は「縦開き」の状態です。その縦開きについても、「下顎が下がった状態で上唇が上にめくれ過ぎない」という状態が理想です。上顎が開き過ぎてしまうと、喉の奥の方は逆に狭くなってしまいます。この状態では、無理したような発声に繋がりやすくなってしまうので、上あごはあまり開け過ぎずに、どちらかというと、鼻の下が伸びるイメージをもって練習することが望ましいと思います。

ただし、状況にもよりますし、個人差もあるものなので、実際にトレーナーのもとで調整しながらベストな状態を探していくのがいいのではないかと思います。大事なのは、効率よく声が出せる状態にするということです。

(♭Я)

2018年7月11日 (水)

Q.メリハリは、なぜ必要ですか。

A.聞き手は、話に、心地よいリズムを求めています。それが単調に続くと、気持ちよくて眠くなったり、飽きてしまいます。そうならないために、話し手は、話の伝え方と内容の両面から、新鮮さやパワーをところどころに入れていかなくてはなりません。

心地よさとインパクトのどちらを優先させるかは、その人のスタイルですが、その人なりに両方が最もよいバランスで整うと、聞きやすくなります。聞き手に聞く努力を強いない話し方になると、スーツと耳に入ります。ガンと引きつけるインパクトとパワーを大きくして、高いテンションから始めなくてはなりません。話し手にやる気や元気が溢れていてこそ、人の耳に届き、人の心を引きつけます。(Э)

Q.息を吐くトレーニングとは、どういうものですか

A.1.ゆっくりと息を出し、出し切ったら、23秒止め、自然に息を入れる(10)

2.息を「ハツハッハツハツ」と犬が走り終えた時のように速く吐き続ける(30秒)

3.時計を見ながら、5秒、なるべく速く吐き、5秒休む(一分間)

4.軟口蓋の上(のどちんこ)に息をあてるように吸ってみる(10)

5.背中の真ん中に息をあてるように吸ってみる(10)

6.息が均等に出るように意識して息を吐き出す(10)

7.少ない息から、少しずつ吐く量を大きくしていく(10)

8.真っ直ぐにすくっと立ち、上半身を中心に大きく体を動かしながら声を出す(オイチニィ、サンシ、ゴー、ロク、シチ、ハチ)

9.脱力して、跳ねながら「アー」と声を出す

10.上半身を前傾させ、ゆっくりと腰から上に上げながら息を吸い、直立したら、「アアー」といいながら倒す

(Э)

Q.ヴォイトレとは、新しい声を作るのですか。

A.自分の本来、機能としてもっている声を最大限に発揮できるようにしていきます。それは、ベストの声の発見と、その声の習得からです。 (Э)

2018年7月10日 (火)

Q.感情を声で流すにはどうしたらよいのでしょう。

A.号泣しましょう。(悲しい映画、DVD、本など)

悲しい歌を、涙を流して歌いましょう。

泣くのも怒るのも大いに思いっきりやるのがよいと思っています。まわりには、あまり迷惑をかけたくないのですが、一人なら号泣し、ときにぶち切れてみてください。号泣すると、すっきりします。怒りも抑えをはずして、大声で怒るとすっきりします。中途半端に感情を抑えるとストレスがかかります。一人、声を出せるところにいって、そして思いっきり泣いてください。これが、カタルシス効果をもたらします。

芝居を見に行かなくても、自分でやれば、てっとり早く、カタルスタシーを得られるのです。やりにくいなら、思いっきり楽しい歌と悲しい歌をカラオケで熱唱してください。連れがいてもよいです。一人でもいいじゃないですか。(♭б)

Q.悲喜哀怒、すべてプラスに変える声とはどういうことでしょうか。

A.とにかく毎日、声を集中して出すことです。どんなことでも自分にとってはよいことと思うこと、何ごとも受けとめ次第です。声によって、何ごとも解決できるのです。今すぐムリなら、時間を待ってください。悩んでも仕方ないことは、悩まないようにしましょう。

ミリオンセラーとなった「キッパリ」という本には、5分間で自分を変えられる方法がたくさん入っています。その表紙は、天高くコブシを突き上げ、テンコブボーズです。でも、私が思うに、そこに一声あれば、さらにパワーアップです。そこには、「ブルーなときは、歌を口ずさむ」(自分のために歌おう)というのもありました。

(♭б)

Q.笑いの伝達する効果とはどういうものですか。

A.もらい泣きはありますが、もらい笑いというのもあるのでしょうか。まわりが笑っていると、自分の頬も緩みます。人は人に同調するものだからです。笑い声を聞くと、自分の声も笑おうとして準備するのです。笑い声や泣き声は、それだけでまわりの人を集めますね。でも集まる人の顔つきが違います。笑い声は、期待にあふれた顔に、そして、泣き声には心配そうな顔に、まわりをします。

そのためには「笑い声のトレーニング」です。思い切って、腹を抱えて笑ってみましょう。

今日はどのくらい笑いましたか。

何で笑いましたか。

何が笑えますか。(♭б)

2018年7月 9日 (月)

Q.英語に、パワーや勢いをつけるにはどうすればよいでしょう。

A.日本人の英語の発音はよくなりました。しかし、発声とリズム(強弱)がよくないのです。口先で英語を器用に発音しているだけ、ほとんど英語らしい雰囲気で聴かせているだけといってもよいでしょう。声は前に飛ばないし、強い息にのっていません。(♭ф)

Q.外国人との声の差は体格ですか。

A.最近は、日本人も、体格、骨格や背の高さなども外国人と変わらないようになりました。

きちんとした発声を身につけることができれば、同じように声が出せるはずです。ただ、声を引き出すのは、必要性ですから、育ちや、環境の問題の方が大きいのです。邦楽では、80歳でも朗々とした声を出す人もいます。歌う声も、話し声もトレーニングしだいで克服できるのですから、がんばりましょう。(♭ф)

Q.日本語の歌が声が出しにくいと思います。

A.日本人は、話し声も小さく、メリハリ、響き、パワーに欠けます。しかし、外国人は深く体についた声で、明るくはっきり発しています。歌を比べると、この違いはもっと大きく感じると思います。

何よりも大きな原因は、日本人の今の音楽が、欧米の言語にベースをおいたものだからです。外国人は、話しているときの声とリズムのまま歌に入っていけるのです。

(♭ф)

2018年7月 7日 (土)

Q.あがってしまって、身体が固くなるのがわかります。

.あがってしまうと、普段できていることができなくなったり、歌えていたはずのフレーズも身体のこわばりや緊張でうまくいかなかったりするかもしれません。普段の身体の使い方に着目して、日ごろの練習から、緊張しがちなところを緩めるようにすることが大切です。

さらに、身体に加えて呼吸にも着目してみましょう。身体が固まると、横隔膜が大きくゆったり動かせずに、腹式呼吸が浅くなってしまいます。横隔膜は、身体の中で息を吸ったときに下がるのですが、体にこわばりがあれば、結果として、この動きが制限されてしまうのです。ですから、平素より、呼吸のトレーニングが必須になってくるわけです。

まず横隔膜を細かく小刻みに動かしてみます。「ハハハハ」と走ってきた犬が、呼吸するかのように、横隔膜の動きとともに呼吸してみましょう。このように小さく動かすことで横隔膜のウォーミングアップになります。固まりそうになったら、この呼吸で練習してみてください。次にこのように俊敏に動かすことができたら、長く横隔膜を下に下げておくようにキープして歌ってみましょう、お腹を360度方向の押し広げたまま歌うとわかりやすいと思います。(♯β)

Q.頭を下に下げたほうがいい声が出るような気がします

.頭を上にあげてしまうと、顎が上の方向にひっぱられ、喉が引っ張り上げられ、横隔膜も上に引き上げられ、あまりいい条件がそろいません。逆に、頭を下にさげると、首の後が伸び、息が後頭部に感じられやすくなり、共鳴が捉えやすくなります。喉も楽な位置に収まり、リラックスしやすい体になると思います。頭を下に下げて練習することは、いろいろと効果が出ると思います。

中には顎を上にあげて首をまげ後頭部を後ろ下の方に下げて歌う方がいらっしゃいます。この方の場合はやはり喉が引き上げられてしまって、苦しそうに歌っていました。しかし軽くお辞儀の姿勢を取り、後頭部に空気を回していくような感覚をプラスしましたら、とても伸びやかな声になられました。

ある世界的に活躍したテノール歌手によると、顎を上げて上を向いて歌ってしまう歌手は短命だったといっていました。やはり、喉を大事にするには顎を上げるより、下げるフォームを習慣化するといいと思いました。しかし、パフォーマンスの中で、上を向いて歌った方がいいときもあります。ステージのパフォーマンスの中でご自身で調整しながらやられたらいいと思います。(♯β)

2018年7月 4日 (水)

Q.腹式呼吸のメリットとは何ですか。

A.たくさんの息を体でコントロールして使えます。メリハリがつきます。息で、話の調子を作り出せます。意味のまとまりをつけ、話を力強く展開していくことができます。あがりからくる緊張などの影響を声があまり受けなくてすみます。

横隔膜で支える呼吸であるから、のどに負担がかかりません。ということで、人前で話す時や歌う時にこそ、この腹式呼吸が中心にならなくてはいけません。(Э)

Q.日本人は、腹式呼吸が苦手ですか。

A.日本語がとても浅い息で発音できる言語であるため、日本人は、体や息を使った発声を習得できていません。

つまり、多くの人は、息を声に自然に変えられず、しっかりした声にせずに、発音のために口先や口内で加工しています。これでは声量や声域が拡がらず、個性的な声も出せないようになってしまいがちなので注意しましょう。(Э)

Q.腹式呼吸を、お腹の前を動かして練習したら、できますか。

A.これは内臓器官を圧迫するだけでよくありません。横隔膜は、肺の下にお椀をふせたような形でついているので、特に前を鍛えるのでなく、均等に動かしまう。背筋や側筋を使いこなしていかなくてはなりません。本格的に腹式呼吸を身につけた人は、腰のまわりに空気が入るかのようにふくらみます。(Э)

2018年7月 3日 (火)

Q.笑っていると、魅力的な声が出るのですか。

A.まろやかで覇気があるのが笑い声です。その声をすべてに生かしなさいというのが、声をよくする最短の道です。笑い続けるのは、大人になると2分間でも難しい、全身運動なのです。お腹が痛くなります。しかし腹筋も顔筋も鍛えられます。笑っているうちに、声のトレーニングになるのです。(♭б)

Q.私たちはいつからこのように無邪気に笑うことを忘れてしまったのでしょうか。

A.声も笑いも抑えられ、表情も頭も心も固くなってしまいました。あなたが横たわってお腹を抱えて笑うことは、どのくらいありますか。それを変えてみてください。お笑いやコメディ映画をみて大いに笑いましょう。

(♭б)

Q.笑い声に免疫効果はあるのですか。

A.笑顔につとめると、気持ちも華やいでくることは述べました。もっと早いのは、笑い声です。笑い声のあふれている場は、幸せな花が咲きます。楽しくないのに、笑えないと思うでしょう。でも、たいしたことがなくても笑っていると楽しくなるのです。

ワークショップのなかで、無理に笑わせるようなメニュがよく使われています。無理はよくないのですが、笑っているうちにおかしくなって、原因もないのに笑えて楽しくなってくるのです。相手の顔を指さして笑い合うなどというのも、原因がないからこそ、開き直ってやれます。すると、心から楽しくなるのです。(♭б)

2018年7月 2日 (月)

Q.顔の形も違えば、共鳴が変わりますか。

A.鼻の形、目の形なども、民族によってかなり違いがあります。その違いは共鳴体にも変化をもたらしていると思われます。たとえば、あごが出ている民族とそうでない民族では共鳴体が違うので、声や言語も違ってくるのです。共鳴体の違いは、声の違いを生むとともに、民族によって出しやすい音と出しにくい音という差異も生んでいます。その民族にとって出しにくい音を使った言語は当然なじまないので、それぞれの民族に適した言語体系が形成されていくのです。ただし、環境や生活文化での影響、声やことばの使い方によるところの方が大きいと思います。(♭ф)

Q.外国人の方が声では有利なのですか。

A.外国人との大きな違いの原因となっているのは、浅い発声の日本語、日本人の生活様式など、さまざまです。姿勢一つとっても、私たちはどうしても猫背になりがちで、響く声を出すのに苦労するのです。言語を発するポジションも、喉のあけ方、表情筋の使い方も違います。

(♭ф)

Q.tlのところがうまく発音できません。

A.tldlnlのときは、舌先は歯ぐきから離さず発します。people(ピープー)、table(テイブー)、bottle(バトゥー)、journal(ジャーヌー)、cycle(サークー)

(♭ф)

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