Q.本番になると上がってしまい、いつもの練習のように歌えません。
A.確かに、私自身もいまだにこの悩みと戦っています。場数を踏んでいくことが何より最高の練習だとは思います。そうはいっても、なかなか本番の数は限られていると思うので、上がってしまったときの心の状態について分析して、何ができるか対策を考えていきましょう。
まず、上がってしまったとき、何が原因で平常と変わってしまいましたか。視覚による刺激(お客さんが見ていて怖く感じた、いつもと違くホールだった、ホールがでかくてびっくりした、ステージの高さがあった)、聴覚による刺激(いつもと聞こえ方が違って自分の声がわからなくなった)、本人の心の声(うまくいかないんじゃないかという不安な気持ち、練習不足だという気持ち、空気に飲まれてしまったような気持ち)、直前のウォームアップ(いつものルーティンワークができていなかった)など本番となるといつもと違ってくることが多々あると思います。その中で、改善できる点をまず洗い出してみることが大切だと思います。自己分析してみましょう。
(♯β)
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