サイト内検索
ココログ最強検索 by 暴想

カテゴリー

ブレスヴォイストレーニング研究所 レッスン受講資料請求

トレーナーの選び方

ヴォイトレレッスンの日々

« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »

2018年10月

2018年10月31日 (水)

Q.資料を利用するときの注意はありますか。

A.資料をたくさん準備しすぎると、充分な説明を行なわないままに聞き手の手元に残ることになりかねません。それでは、聞き手が中途半端な理解に終わったり、読まないで済ませたりといった結果になります。すると、聞き手に「わからなかった」「充分に説明されなかった」という不満が残ります。

また、無関係なものが入っていると邪魔になります。話し手自身、説明する箇所を探すのに苦労したり、また聞き手が関係のない箇所を読んで話を身を入れて聞かなくなったりします。そういう時は、関連する箇所にアンダーラインを引いておくとよいです。字があまりに小さいと読みにくくなります。著作権にも注意しましょう。今はビジュアルを利用し、視覚に訴えます。

・黒板を活用する

・模造紙や掛け図を利用する

・実物、模型を見せる

・資料を配付する

・写真、OHP、スライド、ビデオなどを見せる

・ジェスチャーをする(Э)

Q.資料は多用しない方がよいですか。

A.配付した資料の説明に時間をとるのはよくありません。

資料については、

・繰り返して説明する

・ボードに書いて説明する

・線などを引かせながら説明する

・聞き手を指名して読ませる

・別の角度や観点からを加える

などです。原稿の棒読みと同じく単調になりやすいので、気をつけ、うまく使う工夫が必要です。(Э)

Q.話すときの資料は、どう使えばよいですか。

A.資料は、見られでもよいものだけあらかじめ配り、後は、説明に使う直前に配る方がよいです。レジュメは、なるべく見ないで話しましょう。しかし、データや統計を読む時は、堂々と見てもよいです。細かな数字などは、見て読み上げる方が信頼されます。覚えているならよいですが、忘れたり間違えたりしては大変です。こういうのも、話のパフォーマンスです。(Э)

2018年10月30日 (火)

Q.体づくりのトレーニングには何をすればよいでしょうか。

A.たとえば、ですが、体操をする

なわとびをする

腹筋を鍛える(上体起こし、腕立て伏せ)

スクワットをする

ランニング、ジョギングをする

ダンベルトレーニングをする(♭б)

Q.姿勢のチェックについて教えてください。

A.口自然でゆったりした楽な姿勢

口目はしっかり見開く

口目線は真っ直ぐより少し上に

口舌先は前歯の裏、舌の両側を奥歯につける

口肩、首に力を入れない

口首は少し後方にひき、真っ直ぐ立てる、あごは引く

口胸は広げたまま高く保ち、落とさない

口腕はだらっと下げる

口お腹は引っ込める

口下腹部はゆるめ、内側に吊り上げる感じ

口背筋は張る

口お尻の筋肉を肛門の方向へ締める

口ひざをゆるめ、骨盤を前方に少し出す

口体重はやや前方(両足の親指へ)、重心は聞いた足の中心に(♭б)

Q.理想とする声とはどういうものですか。

A.声に芯があるように感じられ、ひびきにも線が通っているように思える声です。

深く奥行きがあり、鋭くもやわらかく、はっきりとしていて、柔軟かつ応用性に富む声、聞いている人の心にすっと届き、溶け込んでいくような声です。鋭く(説得力もありながら)もやわらかい(やさしく包括力もある)声です。単に大きくうるさい声ではだめです。(♭б)

2018年10月29日 (月)

Q.早口ことば(滑舌=アーティキュレーション)のトレーニングを知りたいです。

A.最初はゆっくりと発音をはっきりとさせてやってみましょう。あご、唇、舌などの発声器官を柔軟します。少しずつ速くしていきます。

口角をあげる笑顔トレーニング

「愛媛みかん」「キムチ」「チーズ」といってみてください。(♭ф)

Q.ブレスのトレーニングについて教えてください。

A.息は背骨から吐きます。背筋で歌うということです。うなじ、後頭部、頭のてっぺん、額、眉間、鼻、前歯と意識しましょう。

お腹で息を切ります。(ヴェルディブレス)

胸部からわき腹や腰の後ろ側に入れるトレーニング

息で軟口蓋にツルツルと吸うトレーニング

浅い声を深くするトレーニングなどがあります。

 

ブレスのトレーニング

1.息を強くすべて吐き切ってみましょう

2.しぜんと入ってくる吸気を体で感じてみます

3.今度は均等に長く吐き切ってしましょう

4.吸うときにお腹のふくらむのを意識しましょう

5.吸うときに胸をやや持ち上げ、胸の下部(肋骨)の広がりを感じてみましょう

次に、わき腹、さらに背骨の方まで入っていくように感じてみてください。(♭ф)

Q.「音楽的日本語」にする母音のトレーニングとはどういうものですか。

A.歌にうまく使える「イ」や「ウ」は、日本語の一般の発声より、深いところにあります。

I (イ) cheese チイーズの「イ」

E (エ) ever エヴァの「エ」

A (ア) garden ガアデンの「ア」 

O (オ) for フォアの「オ」

U (ウ) fool フウルの「ウ」

Y (ユ) ウの形でイ(英語にはない)

ER (アー) her ハアーの「ア」

A (ア) hat ハアットの「ア」(♭ф)

2018年10月27日 (土)

Q. ステージとヴォイストレーニングの関係を教えてください。

.ステージで最も大切なことは、表現することです。ヴォイストレーニングは、その手段・素材となる「声」のトレーニングですが、これを全く重要視しない表現者も少なくありませんでした。ジャンルによっては、今でもあまり重要とは考えていなかったり、あるいは薄々重要とは思っていても、実際にはあまり取り組んでいない人も多いようです。ステージでの表現において、声のよし悪しが、それほど重要な要素ではないジャンルも少なくないからでしょうか。

クラシック音楽では、声のよし悪しが、表現の8割を占めるといっても過言ではないでしょう。「声は残念だったけど、がんばっていたね。」と慰められることはあっても、「声はイマイチだけど、とても感動的な歌だった。」と絶賛されることはありません。まず「声」が大切なのです。その「声」を手に入れるために、長い年月をかけてヴォイストレーニングに励み、また、その「声」を維持・上達させるために、日々のヴォイストレーニングに取り組むのが、通常の声楽家です。さもないと、せっかく長い年月を費やして造り上げてきた自分の「声」が、少しずつ崩れていくことを、何度も実感しているからです。よりよいステージのために、声楽以外のジャンルの皆さんには、ヴォイストレーニングは必須条件ではないと思う人もいるかもしれませんが、是非、その継続をお勧めします。(♭Ξ)

 

.私の歌手としての経験上ですが、ステージでのパフォーマンスとトレーニングというのは違います。もしプロを目指すのであればステージがあってのトレーニングとなるでしょう。しかし、プロになる前に数年間はトレーニングに没頭できる時間がとれるとより望ましいです。

どんなにレッスンやトレーニングがよくても、ステージでその力が発揮されなければ、プロとしては難しいです。ステージングがうまくいくには、プロになる前の数年間でどれだけパフォーマンスをよりクオリティの高いものにできているかがカギだと思います。技術的な不安があっては、ステージでよりよいパフォーマンスは望めません。プロになってしまうと、技術向上のみの時間の確保は難しくなります。

ある一定以上の技術と下地があるから短時間で仕事を習得できます。技術がないと毎回が大変になります。少なくともある一定の音域の確保、一声でわかるアマチュアとの差、レパートリーの確保をトレーニング、レッスンでできていると少なくともステージで技術面であわてることはないでしょう。(♭Σ)

 

.ポップス、ミュージカル、声楽他、どのジャンルにとっても、共通して求められることは「常によい状態でステージに立つ」ことです。食事や睡眠などの体調管理はもちろんのこと、ヴォイストレーニングもそのことを実現するために必要なことのひとつといえます。

ヴォイストレーニングのメニューは人それぞれあるかと思いますが、おおよそ決まったものを日々淡々と行います。その中で、身体の使い方や発声時の感覚がいつも通りであることを確認でき、その状態を変わらず維持することができていますか。

逆に、いつもと同じメニューなのに何か違和感を感じるとき(身体が力む、声に響きが乗らないなど、感覚は人それぞれ)、たとえ小さな変化だとしても早い段階で気づくと、それに対応することができます。ヴォイストレーニングという日々の積み重ねがよいステージに繋がるのです。(♯α)

 

.ステージに立ったとき、よりよいパフォーマンスができるように訓練することのひとつがヴォイストレーニングであり、日々の練習であると思っています。大切なのは、ヴォイストレーニングは、「ステージでよいパフォーマンスをするためのひとつの手段である」ということです。

ヴォイストレーニングで行っていることだけがすべてではありません。ステージで最大限のパフォーマンスを発揮するためには、日々の積み重ねがとても重要になると思っています。ヴォイストレーニングでやり方を学び、日々の練習で体得し、ステージに立った時にどのようにそれが発揮できるかという部分ではないでしょうか。

この辺りは、学生時代の授業、予習復習、試験という部分に少し似ているかもしれません。レッスンが授業、予習復習が練習、試験がステージという感じでしょうか。誰でも最初の試験はこわいものだと思いますが、ひとつの区切りになりますし、それに向かっての努力ということがとても重要になります。そして、実際にステージに立ってみて初めて気づくこともあると思います。これは日々の練習やレッスンだけでは対処できない部分なので、ステージでの経験こそが重要になると思います。

オペラ歌手の間でも「劇場が歌い手を育てる」という言葉があるように、ステージでいろいろなパフォーマンスを繰り返し、ステージで生きてこそ、磨かれていくものがあるのだと思います。人前で披露するために一所懸命課題に取り組む。それを繰り返していくので、数多くステージに立っている人の進歩は、ほかの人よりも進むことは確実です。(♭Я)

 

.ステージ上でいいパフォーマンスをするには、訓練が欠かせないと思います。よく、本番では練習の70パーセントしか発揮できないといいます。常日頃積み上げたものの7割しか発揮できないのには、皆さんも思い当たる理由があると思います。

緊張であったり、普段と違う環境で声の響き方が違う、マイクの具合、その時のお客さんの様子、いろいろな要素で、普段のパフォーマンスを阻まれることが想像されると思います。

あるスポーツトレーナが言うには(よくゴルフの雑誌などに載っていますし、ほかのジャンルのスポーツトレーナーも言及しています)筋肉は10000回やらないと新しい動きを覚えないといいます。一日10回やるとして1000日、すなわち3年かかってやっと体が覚えるというのです。

どのような状況でも、同じクオリティでパフォーマンスするためには、このような年月が必要になります。そのために、日々自分の体に、いろいろな場所の筋肉に覚えさせるために、ヴォイストレーニングが必要になっていきます。声を出すには声帯のみならず、口の開け方、首や肩の脱力、横隔膜の柔軟性、おなかの支え、それを支える足の支え、トータルバランスの体を鍛えていかないといけません。

声を出すことのみならず、体全体を楽器としてとらえていくことをお勧めします。(♯β)

 

.ステージに立つということは、自分の身体・声を通して観客になにかしらのメッセージを送ることだと思います。ステージに立って歌う、語るときにはヴォイストレーニングのことはすっかり忘れて「伝えるべきこと」に集中しなければいけません。ステージは、きれいな声、完璧な声をただ披露する場ではなく表現する場です。

ヴォイストレーニングはその表現のための引き出しを作る場と考えています。

ステージに立つときに自分の「できないこと」に気を取られている暇はありません。ヴォイストレーニングではひたすらできないことに挑戦してほしいと思っています。(♯ё)

 

.「練習は嘘をつかない」という言葉があります。普段正しいヴォイストレーニングを積み重ねていると、そのことが自信となり、ステージに立ってもほぼ平常心でパフォーマンスが発揮できます。

正しいヴォイストレーニングとは、体(横隔膜、腹筋、背筋、下半身)を使って支えができていること、筋肉をゆっくり使い、その力で効率よく息を流せることが考えられます。このトレーニングができていますと、どんなステージ(響きの良し悪し、観客の多い少いなど)でも心身ブレずに声を発することが可能です。

ステージの本番中にトレーニングの発声を考えますと、曲の内容を伝えにくくなる傾向もあります。そうならないためにも普段のトレーニングをしっかり積んで、本番では意識しなくても勝手にできる状態にすることが望ましいです。

最後に本番のステージでは、客観的に自分の声を聴く(見る)ことができる「もう一人の自分」の存在が必要です。(♭й)

 

.もしあなたが、毎日ステージをこなさなければならないとすると、体は、のどは、テンションはもちますか、トレーニングは、まずこの基礎体力作りという面があります。

8割の力でステージをこなしてもお客さまが満足するためには、10割でトレーニングしていなければならないのです。ステージ以上のテンションでトレーニングしておくのです。

素人は考え方が逆です。ステージでは盛り上がるのに、普段のトレーニングではそのテンションを出せないのです。それでは急に来るかもしれないチャンスを生かせないのです。(♭∴)

 

.少しばかりヴォイストレーニングをやったところで、ステージが劇的に変わったりはしない、ということです。研究所に来るときだけやっても、あまり変わりません。10分だけでもいいので、毎日自分でやってください。トレーナーは練習の仕方をお教えすることはできますが、あなたの代わりに練習はできないです。

毎日やっても、ステージでのパフォーマンスに効くと実感できるには、早くて2年、遅くて10年はかかると思います。

イタリアの作曲家・ポルポラは高名な声楽教師でしたが、彼はある弟子に毎日毎日、たった1ページの面白くもない練習曲だけをやらせました。6年後、彼は「もう何も教えることはない。行け、お前は世界一の歌手だ」といって弟子をデビューさせました。弟子はヨーロッパ中を席捲するカファレッリという名歌手になりました。

これは極端な話だと思いますが、基礎が実を結ぶまでにどんな忍耐が必要なのか、また、それさえ手に入れたらどんな強力な武器になるかがよくわかる話です。

基礎のヴォイストレーニングと並行して、ステージに出す曲は何度も何度も練習しましょう。ステージ上で最も拠り所となるのは、「自分はこれだけ練習した。だから大丈夫」という自信です。(♯∂)

 

.ヴォイストレーニングとは、歌うために必要な横隔膜などの筋肉を鍛えること、自分の体の一番響くポジションを見つけることのほかに、気候による温度や湿度、体調の変化などにも対応して、筋肉を働かし、響くポジションで歌うためのトレーニングです。

自身の筋肉を最大限に活かし、最も響くポジションでステージから歌った時に初めて客席のお客さんの耳や体に自分の声が届きます。

ステージで歌うためにはヴォイストレーニングは欠かせないものと言えるでしょう。(♭К)

2018年10月24日 (水)

Q.同じ間合いをとるのはよくありませんか。

A.「定間」といって、同じ間隔の間は、聞きにくくなります。たっぷり間をとると話し手が大きく見え、余裕が見えます。聞き手の反応、相づち、笑いなどを組み込んで間にすると話も楽になります。自分のペース、独特の節まわしで、同調させていくことです。「間が抜ける」「間が持たない」「間抜け」ではいけません。演壇上のコップの水を飲むのも、板書も、適度な間となれば効果的です。

(Э)

 

Q.短い間の役割は何ですか。

A.いろんな意味があります。

1.言葉が切れず、持続していると話し手も聞き手も疲れる

2.読点がわりに使う

3.意味のかかり具合をはっきりさせる

4.段落をつける

5.余韻…インパクトを与えた後、それを浸透させるため。また、反応を見るため

6.次にくる事柄の前ぶれ(聞き手の期待を高め、じらす)

7.緊張を高める。不安にさせる。次に何が起こるのかと集中させる間の沈黙効果(Э)

 

Q.誰かと会話している場合は、間はどうとるのですか。

A.いろんなパターンを考えてみますと、

1.意味の切れ目…文章の意味内容のまとまり、切れ目を示すとき

2.係り受け…修飾関係や呼応関係を示すとき

3.強調…ある言葉の意味を際立たせ、強めるとき

4.挿入文…挿入文(引用、ひとりごと、会話)であることを示すとき

5.文の終止…一つの文の終わりであること、一つのまとまった考えが言い終わったとき

6.会話と地の文との区別…会話から地の文へ、を示すとき

7.期待をもたせる…次に語る内容について、相手に興味や期待をもたせるとき

8.ためらい…相手の気持ちを考え、遠慮しつつためらいがちに、とぎれとぎれに話すとき

9.言いよどみ…次に話す内容がうまくまとまらず、どう話したらよいか、言いよどんでいるとき

10.言葉を選ぶ…話している途中で、言い方を変えようとしたりして、どう話すかを整理し、考えている時や、他の文から会話へ、その移り変わったとき

11.別のことが浮かんできたとき

12.次に話す言葉を選んだり、探したりしているとき(Э)

2018年10月23日 (火)

Q.「ベターな声」を出せる姿勢・フォームとはなんでしょうか。

A.声にも、出やすい姿勢、出にくい姿勢があります。出にくいというのは、のどにかかったり、変にひびいて扱いにくい声になることです。日常的にも、うまく声を使っている人とそうでない人がいます。これらは、ちょっと気をつけるだけで随分と違ってきます。

のどや首、あごの力などで声が邪魔されずに、うまく共鳴して、遠くまで伝わる声が理想です。(♭б)

Q.声が出しやすい状態をつくる条件とはなんでしょうか。

A.毎日の体の管理に、トレーニングにのぞむときの状態を整えること、さらにトレーニング中での姿勢やリラックスなどに関する基本を身につけることです。(♭б)

Q.日常の声のためにするとよいことを教えてください。

A.□充分に睡眠をとっている

□規則正しい生活を心がけている

□栄養のあるものを、しっかりと食べている

□たばこ、アルコールは控える

□精神的なストレスを抱えていない

□トレーニングのだいぶ前に食事をする

□体力づくりをしている

□柔軟な状態に体を保っている

□気力が充実している

□病気にならず、健康である(♭б)

2018年10月22日 (月)

Q.二重母音のトレーニングを教えてください。

A.二つの異なる短母音の連続したものを二重母音といいます。

日本語は、高低差(高低アクセント)はあっても、同じ強さで二音節として考えるので、母音二つと考えます。

それに対し英語は、最初の母音を強く長く大きく、二番目(第二母音、副音)は弱く、小さく発します。glide(わたり音)と言われるように、主従の関係となります。これで1音節です。しかも、副音には[-i][-u]が多く、[E]のときもあります。

たとえば、eiを日本人は「エー」としてしまいやすいのですが、デート、クラスメートでなく、デイト、クラスメイトとなります。最初は強く、次に弱くというのは、日本語でもよくみられます。

日本語 よい→いー、おまえ→おめー英 語 I(アイ→ア)、my(マイ→マ)、how(ハウ→ハー)、where(ウェア→ウェ)(♭ф)

Q.母音の基礎的な発声トレーニングを知りたいです。

A.胸の深いところで「ア、イ、ウ、エ、オ」と言ってみます。できるだけ長く均等に伸ばしてみましょう。ひびきや明瞭な発音よりも、確実にしっかりとした声として出すことを心がけてください。もっともうまくできる母音に発声をそろえていってください。(♭ф)

 

Q.口の中のフォームづくりについて知りたいです。

A.軟口蓋あげて、舌を平にする (中央がくぼむのはよい)

舌の奥があがると、クネーデル (肉団子)といって、詰めた声になります。(♭ф)

2018年10月20日 (土)

Q.歌っているときの表情が気になります。

.レッスンで口の形などを指摘されると、実際に歌うときには、表情はどうなってしまうのだろうと気になる人がいるようです。表現を表情優先で行ってしまうと、声そのものが出しやすい部分の準備ができない状態のままになってしまうことが少なくありません。つまり、ごまかしの状態になっているといっても過言ではないと思います。そのように取り繕っていたものを一度壊して作り変える作業として、口の形などの再形成が必要になってきます。建物でいうと、古くなってきた部分の修繕として、とりあえず化粧板を張り付けただけで放置されていた部分が、内部の素材が劣化して壁そのものがもろくなってしまったので、大規模な修繕工事を行うというようなものでしょうか。臭いものに蓋をしても、根本的な解決には至りません。全体的な修復工事を行うためには、ある程度の犠牲を払う必要も出てきます。ただし、慣れてくれば、新たに余裕を生み出すことも可能だと思います。見てくれをとるのか、本質をとるのか。そこがカギだと思います。(♭Я)

Q.喉を絞めて出せばよいのでしょうか。

.発声方法に一つの手段として、「喉を狭くして、声帯を鳴らす訓練をする」という方法があるようです。ただ、このような訓練が必要な人というのは、実はごくわずかです。蚊の鳴くような声しか出ないという人に対する頓服のような訓練として一時的に用いることが考えられますが、常用することは逆効果だと思います。

喉を狭くして、声帯を分厚く使って鳴らすというのではなく、「喉が開いた状態、通り道が広い状態を確保する。そして、息が邪魔されずに送り続けられる状態をつくる。自ら響きを得ようとせず、結果的に鳴り、響く部分を体得していく。」ということが重要です。単に、喉を鳴らすだけでは遠くにいる人にまで声が届きません。いわゆる「そば鳴り」という状態になってしまいます。

また、頭声ばかり使ってファルセットしか出ないというのも大問題です。地声の要素は重要ですが、喉を狭くして出すことと思わないことです。(♭Я)

Q. 練習ではうまく行くのに、本番は失敗することが多く、本番が怖いです。

. メンタルのコントロールの仕方を覚えましょう。練習やレッスンで失敗しても何も恥ずかしくないし、やり直せばいいですが、本番はそうではないですね。時々、練習やレッスンの時に、「今から本番どおりやる!」と自分で決めてやってみましょう。難しい部分がある程度できてきたら、次は「このフレーズを失敗したら死ぬ」と自分に言い聞かせて練習します。本当に死ぬなら何千回死んだかわかりませんが。要は練習中やレッスン中も緊張感を持つシミュレーションが必要です。

「本番で3回続けて成功すれば自信がつき、3回続けて失敗すればしばらく立ち直れない」と、ある高名なピアニストが話していました。失敗癖はつけないようにしたいです。

本当に調子の悪いときは、本番をキャンセルする勇気も必要です。無理をおして失敗しては、次が怖くなるからです。調子のいいときは、自分で本番を作るのもいいです。機会がなければ、友達をあつめて小さなものでよいから、人の前で能力を出し切れる場で、3回続けて成功するのを目標にして下さい。きっと大きな自信になります。(♯∂)

2018年10月17日 (水)

Q.表現にとって"間"の役割とはどのようなものですか。

A.間は多くの場合、「こっちを向いて下さい」「私を見て下さい」「これから、大切なことを言いますよ」という意味合いをもちます。間をとるために、どこかをより速く言わなければならなくなる時が生じます。これにも、慣れていくことです。

間は、「悪魔の間」ともいわれます。つまり、使い方次第で、関心を強く引きつけることも飽きさせることもできる両刃の剣ということです。表現を生かすも殺すも間次第です。それほど大切で怖いものです。(Э)

Q.間を間違えるとどうなりますか。

A.たとえば「私はこの人が好きです」これを、「この人が」にプロミネンスを置いて、大きな声で強調してみると、まるで何か事件があった後、皆の前で主張するようになってしまいます。親しい人に「この人が」と伝えるのなら、「私は」の後にきっと間を入れることでしょう。「この人が」を小さく、ゆっくり言うことによって強調することもできます。意味を正しく伝えるためだけではなく、言葉に意味をしっかりと含め、言いたいことを際立たせるためにも、間は使われます。(Э)

Q.間合いのトレーニングはありますか。

A.//で、適当な間をとってみましょう。

ねえ//あなた//そばにいて

基本は、プロミネンスのための間です。これは、ブレスをしないことも多く、間を置くことで、次の言葉を際立たせます。つまり、口をとめることによって、次にその口から出てくる言葉を目立たせます。(Э)

 

2018年10月16日 (火)

Q.声が出にくくならないように保つにはどのようにするのでしょうか。

A.あなたの日常の生活の張りが、声にも表れます。ですから、毎日、規則正しい生活をすること、適度な運動をお勧めします。特に全身の筋肉を均等に負担なく使うものがお勧めです。柔軟体操も、とり入れてやりましょう。体調以上に、声の状態というのは、安定しないものです。それを前提に、あまり神経質にならずに対していくことも大切です。好調なときもあれば、不調なときもあると、開き直って、とにかく続けることなのです。

(♭б)

Q.「ベターな声」を出せる状態をつくるにはどうすればよいのですか。

A.声がうまく出るときと出にくいときがあり、それはうまくリラックスできているときや、体調のよいときなどに関わっていることがわかりました。ヴォイストレーニングでは、声がうまくでるときには、それを確認した上で、新たな課題に応用し、そうではないときは、声がうまくでる状態に整えるようにするようにします。声にとって体は楽器ですから、楽器の調律がうまくいかないときに、いくらがんばって練習をしても、効果は見込めません。逆に、後々まで悪い影響が残りかねません。

(♭б)

Q.よい声が出ても、トレーニングは必要ですか。

A.本当に声がうまく出たというときの感覚は、案外とわかります。ただ、意識的に再現することは難しいのです。まずは、いつでも、(どんなによくないときでも)その声をしっかり出せるようにするために、トレーニングを要するのです。(♭б)

2018年10月15日 (月)

Q.日本語を外国人のように発するトレーニングとはどのようなものですか。

A.簡単に比較してみます。

日本語    英語

1.姿勢    ・猫背   ⇔   ・まっすぐ

 

2. 呼吸  胸(式)の上部    胸の下部 

さらに、胸式(横隔膜中心に)

浅く、弱い(鈍い)、短い ⇔ 深く、強い(鋭い)、長い

 

3.発声    かん高い     低く太い(高くとも)

浅く平たい    張り、ひびきあり

のど声       胸声、ハスキー

声量 小      声量 大

 

4.共鳴   のどあがる   のどさがる

軟口蓋 ふつう  軟口蓋 あがる

共鳴しない    共鳴する

 

5.その他  あごがあがる   あごをひく

表情がない     表情筋を使う(♭ф)

Q.外国語感覚からのヴォイトレを教えてください。

A.発音でなく、発息、声でなく息の音から変えていきましょう。この応用が外国語でのことばのトレーニングです。

母音は、息が少ないが、その前にたくさんの子音がつく英語では、たくさんの息を強く吐くのです。

日本語は、息を少なくし、母音をはっきりと発音することと思われていますが、英語は息を多く、子音をはっきりと発音します。それを日本語にも生かすべきです。

 

Pronunciation(発音) + Phonation(発声)+ Breathe(息)

(英語の ordinary voice は、日本人のふつうの声と違います)(♭ф)

Q.人種による声の優劣はありますか。

A.日本人は欧米人のように、ホリが深くないから、同じような声の共鳴に難しいなどといわれていたことがあります。しかし、アジア、アフリカからもすばらしいオペラ歌手が誕生しています。

言語は、そこで生まれて育ったら、人種、民族問わずに、誰でもネイティブになっているわけです。声量、息の強さや肺活量についても、先の美空ひばりさんが152センチの小柄であったことをとっても(従って肺活量も男性より少ないと思われる)、あまり関係ないと思ってもよいでしょう。声も同じでしょう。後天的な要素の方が大きいために、努力しだいともいえるのです。(♭ф)

2018年10月13日 (土)

Q. レガートで歌えていないと指摘を受けます。

. 音が、なめらかにつながっていないということでしょうか。律義に音符と歌詞を歌おうとすると、音符の団子がならんだような、物切れの音楽になってしまいかねません。音楽はもっと流れるように、滑らかに聞こえてきたほうが美しいので、レガートを指摘されるのかもしれませんね。

まずは、言葉を外して母音のみで歌うことです。「ア」「オ」などで、音符の玉を気にせず、なるべく音と音をつなげるようにして歌っていきます。同じ母音のまま歌うわけですから、切れ目もほとんどないように感じて歌うことができます。

このときに着目していただきたいのは、音と音が移り変わるところです。例えば「ド→ソ」と上行するとき、階段がつくように上がるのではなく、なるべくつなげて歌う、つまり、レガートに歌うということです。音と音の移り変わりで滑らかに移行できる習慣がつけられるように、常に母音で練習するのです。

次に、その歌詞の母音のみをつなげて歌います。「うさぎおいしかのやま」なら「うあいおいいあおああ」となります。あいうえおの5母音が滑らかに歌えるようになりましたら、歌詞で歌ってみてください。(♯β)

Q. 呼吸をしやすくするコツはありますか。

. 呼吸をしやすくするには肋骨がフレキシブルによく動く必要あります。肋骨が広がりやすければそれだけ肺に息が入りやすくなるようです。さらに肩甲骨がより動くようになれば、それだけ肋骨も動きやすくなり、肺により息が入りやすくなります。

自分の手で胸郭をつかんでみましょう。肋骨が広がって、息が入り、肋骨がしぼんで息が出ていくことを感じられると思います。胸郭をつかんだ時に、息を吸うと自分の指が、肋骨の上をスライドしていくかのように動くのを感じられませんか。それだけ肋骨が広がって息がはいったという証拠です。

左に体を傾けて、右対側を伸ばしてみてください。右わき腹に手を置いてそこに向かって息を入れていくように吸っていきます。

重要なのは、肩甲骨です。デスクワークや運動不足の人は肩甲骨と背中の筋肉が固まって、指が入っていかないというような人もいらっしゃるかもしれません。肩甲骨が動けば、それだけ肋骨もスムーズに広がっていくため、肩甲骨をよく動かすということが大事です。僧帽筋とともによく動かして、肩甲骨周りの筋肉をほぐしていくように心がけてください。(♯β)

Q. 音程をとろうとすると声が固まってしまいます。

. 声を出すことが、何らかの原因でトラウマになってしまった人や、手術後のリハビリの人、発声障害と診断を受けた人の中にはこのような傾向をお持ちの人がたくさんいらっしゃいます。呼吸の練習をしている時は問題なく息とともに声が吐き出せて、よい状態で発声できているのですが、ピアノを弾いた瞬間に体や喉が固まってしまい、体がいうことを聞かなくなるのです。条件反射のように歌う=体や喉を固めるという構図ができあがってしまったのかもしれません。さぞ辛い過程を過ごしてきたのではないかと思われます。

そんな時は、音程を適当に歌うということです。例えば発声練習でドソドソドーと言う音階があったとしても、きちんとドソドソドーの音程間隔では歌いません。なんとなく、ドとソのその間を行ったり来たりするだけで歌います。

このような問題を抱える人は、真面目な人が多いのかもしれません。きちんとやらなければいけない、きちんと音程を取らなければいけないと言う固定概念があるのかもしれません。大事な事は音がいかに流れるかということです。

音程を点で捉えるのではなく線で捉えてみてはいかがでしょうか。音が伸びた先にドがあるさらに伸びた先にソがあるそのぐらいの感覚で練習してみてください。

(♯β)

2018年10月10日 (水)

Q. 言葉の緩急のトレーニングはありますか。

A./のついているところまで速く、//のついているところまでゆっくり言ってみましょう。

わたしの親は、/ここから遠く離れたところに//住んでいます(Э)

Q.間は、プロミネンスとも関係がありますか。

A.「うん、そうか、あのね」と「うーん…。そうかあ…あのね」では、まったく違います。

間とは、言葉を言わないのだから、緩急によるメリハリの中で最大のメリハリといえます。ただ止まっているのではなく、言葉がないことで伝えるべき内容があると思うことです。間の後に、いつ、話に入るかという間合いのとり方も大切なこととなります。話は、まさにその人の呼吸だからです。(Э)

Q. 間をとるところとやブレスするところは同じですか。

A.同じではありません。呼吸というのは、表現を伝えることに、とても大きな関わりがあります。呼吸の合っていない言葉は、とても聞き取りにくいからです。これは、聞いている人も呼吸をしているからです。どんな表現も、その二つの流れを無視しないことです。この呼吸や息つぎをうまく利用することによって、言葉に多くの意味や表現効果をもたせることができます。(Э)

2018年10月 9日 (火)

Q.「ベターな声」をどう選び出すのですか。

A.自分の最も調子がよく声が出たときのことを思い出してみましょう。経験していない人は、イメージするだけでもよいです。それは、どういう状態で、どうして出せたのでしょうか。

私のヴォイストレーニングの基本的な考え方は、自分のなかの最もよい声をよりよくしていくということです。もし、今までにのどに負担をかけず、体から声が出たことが一度でもあったら、常にその状態をキープすることができるようになることが、第一歩です。(♭б)

Q.声が出にくいときの共通条件はありますか。

A.心や体の動かないときです。寒いとき、起きたばかりのとき、過度に疲れたとき、体調の悪いときなどです。こう考えると、スポーツをやれる条件が、ほぼ声を出すときにも当てはまることがわかります。声は体と緊密に結びついているのです。(♭б)

Q.スポーツをしたあとなどに、よく声が出ると思うのですがどうでしょうか。

A.そういうときに、体の底から心地よく声が出たという経験をしたという人はたくさんいます。これは、しぜんな発声の理にかなっているのです。体が運動のあとで、柔らかくこなれた状態となっています。汗もかき、循環機能もよくなっています。よけいな力が抜けています。さらに、声を出し、声帯も適度に使いやすい状態になっています。息はいつもより深く、無理なく体の動きから出せています。

こういうときは、声はしぜんに出やすいのです。声を出そうとしなくとも、声が出てしまうような体の状態になっているからです。息がしぜんと声になり、それが邪魔されずに外にスーッと出ています。つまり、体と声が一体になって、無意識のうちに、うまく、声をつれてきているのです。(♭б)

2018年10月 8日 (月)

Q.なぜ発音をマスターできないのですか。

A.私たちが認識していないから、言い分けられないのですが、日本語で普段使っている中にも、たくさんの音があります。文字としての50音(実際は100150くらい)でなく、音声としてはけっこうあります。

そういうものに敏感になっていくのも、耳を鍛えることになりますね。

たとえば、腹話術師、いっこく堂さんは、従来、腹話術でははずしてきたマ行を唇をつけずに舌でつくって、明瞭に発音できるようになったそうです。ここまでのことは、無理ですが、何事も訓練しだいということです。

(♭ф)

Q.誰でもネイティブになれますか。

A.何をもってネイティブというのかにもよりますが、英語のように、世界の共通語となっているのは、かなり許容範囲が広いから、あまり心配しなくてもよいのです。ジャパニッシュより、イングリッシュに近ければよいくらいから、スタートしてもよいでしょう。

日本語というのは、けっこうあいまいです。たとえば、正しい「あ」はどこなのかというと、決まっていません。結局、「い」「う」「え」「お」に聞こえなければよいわけで、「あ」「え」の間くらいだと、少し聞き苦しいですが、あまりはっきりとアナウンサーのように言うのも、わざとらしく感じられます。(♭ф)

 

Q.ヴォイトレは声の力をつけるのですか。

A.ヴォイトレというと、すぐ声のことにばかり目がいきますが、本当は耳の方が大切なのです。

たとえば、年配の方で「コーヒーとティーはどちらにしますか」と聞くと、「テー」と返される方がいました。その人の頭には、「ティ」は「テー」で認識するので、「テー」といってしまうのです。これは「テイ」「テエ」と違いを強調していうと、日本人は「イ」「エ」を区別できるので、すぐに「テイ」から「ティ」になります。このように、発声、発音の真の問題は、耳での捉え方に起因するのです。(♭ф)

2018年10月 6日 (土)

Q. 声が裏返ったり、不安定になります。

. 裏返ったり、不安定になる原因の一つとして考えられることは、声の支えが弱いということです。歌っている時に、体のどの部分にどんな感覚で支えを感じていますか。歌を練習して間もない人ですと、この、支えの感覚はまだまだ明確に持てていないのではないかもしれません。

支える時に大事にしてほしい感覚は、下腹を下方向に下げるということです。腰から下を床にぐっと押してそれをキープしたまま歌ってみてください。

次に意識してほしいのは、横隔膜です。横隔膜は息を吸ったときには下に下がるのですが、それをなるべく下にキープしておくことで、息の支えを保つことができます。

横隔膜といっても場所も動きも捉えづらいかもしれません。息を吸った時にお腹が膨らみ下方向に下がっていくのが横隔膜です。その拡張をなるべくキープするために下腹の筋肉も下方向に維持しておくことが大切です。

声が裏返ってしまう人、不安定になりやすい人は、この支えの方法を身に付けて声を安定させていけるように練習していきましょう。(♯β)

 

Q. ハミング練習がうまくできません。

. ハミングが苦手な人が時々いらっしゃいます。実は私もそうでした。ハミングが苦手で、ある程度できるようになるのに1年、さらにもっといい具合でできるようになるのには2年はかかったと思います。

うまく行かない原因はなんでしょうか、喉の周りに力が入っていませんか、脱力はできていますか、鼻の通りはいいですか、いろいろな原因があるかと思います。

音を歌おうということに意識が行き過ぎて、声帯で音を鳴らそうとし過ぎているということも理由の一つかもしれません。ハミングの練習のコツはなるべく適当に鼻歌程度の感覚でやることです。しっかり歌おうとすると声帯で、音を鳴らそうとしてしまってハミングからは程遠い感覚になってしまいます。鼻の先で、子犬がクンクンいうくらいの軽さで練習してみて下さい。

いつもしっかり喉を鳴らして発声をしている人からすれば、充実感のない音に感じることと思いますが、この軽さ、適当な感覚がハミングにはちょうどいいと思って練習してみてください。(♯β)

Q. 息の強さに気をつけるように言われました。

. 息をしっかり吐くようにレッスンではいわれることが多いと思います。実は強すぎてもいけません。初心者の人は多くの息をスピード感をもって吐くことができていないため、息を吐くように言われていると思います。しかし、強すぎると、声帯がしっかり機能せず、声が割れてしまったりすることがあります。適切な量とスピードの息を吐くことを心がけましょう。

息を細く長く吐くトレーニンングをしてみるといいと思います。まずは4秒吐く、8秒、12秒と少しずつ長くしていきます。細く長い息を、吐けるようにリズムを取りながら練習してみましょう。

細長く息が吐けるようになりましたら、それに音をつけます。Zなどの有声子音で「ズー」と声帯を振動させながら吐くと、いい練習になります。

そのほかにはリップロールで唇を振動させても、細く長い息をコンスタントに使う練習になります。こういったトレーニングを経て、母音で練習してみると、強すぎず適切な息で声帯を振動させるということが学べます。

(♯β)

2018年10月 3日 (水)

Q.間と息つぎ(ブレス)の関係とはどのようなものですか。

A.体調のよくない人の言葉は、とても聞き取りにくいです。息づきがうまくできなくなっているからです。歌にも息つぎがあるように、しゃべりにも息を吸うところがあります。息つぎせずに、しゃべり続けることはできません。だからといって、息が苦しくなったら、どこで吸ってもよいというわけではありません。そのために意味が途切れたり、感情表現が伝わらなくなったりしてはならないからです。不自然なところでブレスすると、そこに別の意味が生じ、内容が変わることさえあります。

だから、正確に伝えようとする時は、ブレスが目立たないようにします。長く息を吸わないでしゃべるためには、充分に呼吸法をマスターする必要があるわけです。(Э)

Q.「間」の使い方を学びたいです。

A.うまく間を置いて話す人の言葉は、とても気持ちよく耳に伝わります。間のとり方一つで、伝えるべきことが伝わらなくなったり、意味がまったく変わったりすることもあります。つまり、間は、話す上で最も大切な技術といえるでしょう。

音声がない空間、時間を間といいます。

だからといって、話が休止したり、終止したりするのではありません。間があってこそ、言葉が生き生きとします。間のまったくない話し方をしてみてください。どんなに鏡舌でも、長くなると聴いている方は疲れるでしょう。間は短すぎても長すぎてもいけません。その時間を状況に応じて選択しなくてはなりません。間を置くにも、間を破るにもそのセンスが必要なのです。緩急、強弱といったメリハリの中での一方の極が間であるといえます。時間、空間、そして人間、すべてに間が入っています。それだけ重要なことなのです。(Э)

Q.飽きさせない話をするにはどのような方法がありますか。

A.飽きない話をするための手段を挙げておきます。これは、話し手の人間的魅力によってできるのが最上ですが、話し方やツールでも、かなりカバーできます。

・聞き手に行動や作業をさせたり、発言させたりする

・話を立体的にし、一体感を持たせて進めていく

・聞き手の問題意識の核心に切り込み続け、距離をつめる

・宿題やレポートの提出をほのめかす

・人間的魅力で語る(芸とする)

このようにして、聞いても聞かなくてもよい話を、聞かざるをえない話、聞きたい話にしてしまいます。あたかも共同作業の場を作るかのようにして、その時間をともに過ごすようにするわけです。(Э)

 

2018年10月 2日 (火)

Q.朝、起きてすぐに、しっかりとした声が使えません。

A.そのレベルになるには、相当のキャリアが必要です。しかし、そこまでいかなくとも自分の声を知り、声を使うときには、声の調子を万全に整えておけばよいのです。必要な声の条件、それは自分の伝えたいものが思うままに伝わることを助けてくれる声であることです。繊細に丁寧にコントロールできる声のことです。(♭б)

Q.声がよくなるとはどういうことですか。

A.声がよくなるとは、より大きく強く高く(低く)出せるだけでなく、しっかりと統一されており、かすれたり割れたりしないということです。しかも、長時間、声を出しても異常をきたさず、体調の悪いときも(風邪などをひいていても)最低限、必要な声と表現力が確保されているということです。(♭б)

Q.必ず声はよくなりますか。

A.本来は、声づくりは、無理せず、基本的なトレーニングから、順に少しずつ確実に身につけていくのが理想的です。時間の差はあっても、誰でもやれば声は必ずよくなるのです。(♭б)

2018年10月 1日 (月)

Q.語学も歌も、長い年月かけると上達しますか。

A.必ずしも年月と実力が比例するわけではありません。むしろ個人差が大きく、それは耳でどのように聞くのかという力によって、大きく影響します。その音声の世界を捉えるセンサーを、私は「アンテナ」といっています。

たとえば、ものまねが上手い人は、アンテナの感度がよいのです。でも、その名人が1回聴いてまねられることを、あなたは100回聴いてまねられたらよいのです。この「アンテナ」を磨くためには、同じ音声を何百回と聞いて、深く読み込んでいくのです。(♭ф)

Q.歌手になるのに、音大に行ったり、作詞作曲も楽器も、譜面も英語もマスターしなくてはいけないのですか。

A.そんなことはありません。日本の歌の女王というと、(故)美空ひばりさんですが、彼女は譜面を読めず、英語も話せませんでした。しかし、ネイティブと同じといわれるくらいの当時としては驚くべきレベルで、ジャズやポピュラーソングを原語で歌っていました。つまり、耳がよかったのです。耳に入る向こうのプロの歌声からイメージして、自らの発声器官を使って歌い上げていたのです。(♭ф)

Q.ポップスは共通の曲から入る方がよいと言われました。

A.英語ならフォークでもロックでも、言語のリズムがそのまま歌のリズムになっているので、日本語よりもずっと歌ってのりやすいはずです。ボサノヴァ、サンバ、ワルツなど、ワールドミュージックのいろんなリズムパターンの歌も聞くとよいでしょう。

ちなみに、英語以外の外国語でヒアリングやコピーをしたあとに英語でやると、2倍くらい、簡単になった感じがします。フランスからイギリスへTRVで入ったとき英語の看板が読みやすく、英語が聞こえやすくなっているはずです。(♭ф)

« 2018年9月 | トップページ | 2018年11月 »