Q. 練習ではうまく行くのに、本番は失敗することが多く、本番が怖いです。
A. メンタルのコントロールの仕方を覚えましょう。練習やレッスンで失敗しても何も恥ずかしくないし、やり直せばいいですが、本番はそうではないですね。時々、練習やレッスンの時に、「今から本番どおりやる!」と自分で決めてやってみましょう。難しい部分がある程度できてきたら、次は「このフレーズを失敗したら死ぬ」と自分に言い聞かせて練習します。本当に死ぬなら何千回死んだかわかりませんが。要は練習中やレッスン中も緊張感を持つシミュレーションが必要です。
「本番で3回続けて成功すれば自信がつき、3回続けて失敗すればしばらく立ち直れない」と、ある高名なピアニストが話していました。失敗癖はつけないようにしたいです。
本当に調子の悪いときは、本番をキャンセルする勇気も必要です。無理をおして失敗しては、次が怖くなるからです。調子のいいときは、自分で本番を作るのもいいです。機会がなければ、友達をあつめて小さなものでよいから、人の前で能力を出し切れる場で、3回続けて成功するのを目標にして下さい。きっと大きな自信になります。(♯∂)
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