Q.上手な人の歌を聴くと、自分と比較してしまい気持ちが沈んでしまいます。
A.何事においても自分と他者を対照的に比べると、相手にあって自分にないもの、相手ができて自分にはできないことがより具体的にわかるものです。それをプラスに見れば、相手を通して自分自身を客観視でき、自分に足りないこと、改善していけることに意識が向くのでよい勉強になります。上手な歌を聴いて「よし、自分も頑張ろう」とポジティブな気持ちになることもあるでしょう。また、上手な人ほどに実力がついていない自分を思い知り、気持ちが沈む状態に引っ張られてしまうというマイナス面もあります。
そこで、上手な人の歌を「聴く」か「聴かない」かを上手く選択していくことをお勧めします。あなたにとって今の精神状態が万全でないとき(例えばスランプのとき・今日はやる気が出ない・体調不良で気持ちも上がらないときなど)であれば、上手な人の歌を意識的に「聴かない」ようにします。逆に気持ちも落ち着いていて、「上手な人はどうやって歌っているのかな」と積極的に聴きたいと思うときは「聴く」ことを選択すればよいのです。ぜひ耳に入れる歌(他の情報も)を上手く調整しながら、振りまわされることなくご自身のやることを進めていってください。(♯α)
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