せりふをしっかりと伝える
具体的にできることは、息をしっかり吐くことです。最低限、自分の目の前に一本のろうそくに火がついていて、それを消すくらいの息を吐けるように練習しましょう。その息にのせて声を出せるよう訓練してください。
次に言葉のさばき方です。子音をしっかり発音できるよう訓練しましょう。
カ行は、奥舌が軟口蓋にきちんと接して、圧をかけて発音する。サ行でしたら、前歯の後ろに摩擦させる時間をしっかりとること。タ行は舌先が前歯の後ろにしっかり当てて、話すときに息を破裂させるようしっかり吐きます。子音によって、舌や唇の当たり所が異なりますが、しっかり当てて、破裂させたり息を流すことで、子音を強調して話すことで、客席まで声を届けることができるでしょう。大事なことはそのセリフがどんな感情から発せられているかをしっかり分析することです。(♯β)