Q.世界の一流のアーティストのヴォイストレーナーは、一流の手腕をもつのですか。
A.私もその何人かに会いましたが、技量はともかく、一流のアーティストが来るだけの何かがあるのは確かです。そのうちの一人は、アーティスト顔負けの、すばらしい声をしていました。ただし、一流のアーティストを育てたのとは違うと思うのです。一流のアーティストになりたいと言っても、誰かが教えて必ずなれるものではないでしょう。(海外のヴォイトレは、いくつか述べてきましたが、いつかまとめるつもりです。ここに長くいるプロの何人かも受けに行っているので、そういう感想も合わせます)
しかし、声の後進国の日本では、現実に私のところでは、歌唱力のあるプロについては、どのトレーナーがついても大丈夫です。アマチュアのなかでもどうにもならないような人をどう伸ばすのか、プロにまでするのかこそ、実力が問われます。